![]() |
|||
|
| 『こうちゃんの簡単料理レシピ(3)』 相田幸二 宝島社 895円(税込:940円) |

| 『こうちゃんの簡単料理レシピ(2)』 相田幸二 宝島社 895円(税込:940円) |

| 『こうちゃんの簡単料理レシピ120万人のおいしい!がつまった』 相田幸二 宝島社 895円(税込:940円) |


| 『TWENTY FOUR シーズン5』 出演: キーファー・サザーランド 監督: ジョン・カサー |
−−大ヒット料理本の第三弾ですが、この本、ブログ発のレシピ本なんですね。どういう経緯でできあがったのですか? そもそも、そのブログをはじめた経緯は? こうちゃん 以前、16歳〜20歳の4年間、ホテルの厨房で仕事をしてたんです。それから、食とは関係ない普通のサラリーマンをやってたんですけど、30歳となる転機に、これからの人生の将来設計を考えたんですよ。もともと料理が好きだったし、部屋に友達を集めて、料理を作って飲み会をするというのも多かったんで、自分で、小さくてもいいから飲食店をやろうと思ったんです。料理がほんとに好きだったんですね。そういう自分の趣味を仕事に生かせるといいな、好きな料理が仕事になったらいいんじゃないか、と考えたわけです。 それで「お店をやるには」なんて本を読んだりして勉強をはじめたんですが、今、お店を持つにはホームページが必要ですよね。だけど、むずかしそうだな……と。それに、人に出す料理からかなり遠ざかっていたので、カンを取り戻すために、なにか気軽にできるものはないかなと考えたんです。そうしたら、うちの彼女(通称:こうカノ)が、「ブログ、流行っているみたいだから、やったら?」って教えてくれて。 男の料理って、けっこう珍しかったんでしょうね。はじめた当初は日記程度。日頃の料理を上からドーンと撮って、ブログに載せてただけだったんですけど、それがいつしか、ちょこちょこ、人が集まってくれるようになって。俺も、人に見られてることから刺激を受けて、料理を新たに勉強し直すいいきっかけになったんですね。 そんな中、どういう風に作るんですかという質問が書き込まれるようになりました。最初はレシピは載せてなかったですけど、質問が多いのだったら、レシピも載せたほうがいいんじゃないかなって。それで今のスタイルになったんです。 −−レシピを掲載して人気ブログになっていったんですね。手応えを感じ始めたのは、いつぐらいからですか?こうちゃん 手応えですか? うーん、ブログを始めたのが、2005年の5月末なんですよ。それから2カ月か3カ月して、ヤフーのランキングに載ったんです。このランキングって、1〜20位がトップページにあって、次に100位までのランキングページがあるんです。その中にあったんですよ、50位ぐらいのところに。最近、人が多いなって思ってたら、こんなところにあったんだ!って気がついて。 それから、いつも見てくれている人が、ヤフーの「おすすめブログ」にも載ってましたよって教えてくれました。1週間ぐらい旅行に行って更新を休んだこともあったんですが、……帰ってから、もう、誰も来てくれなくなっちゃったかなと思ってブログを見たら、休んでいる間にもたくさんの人が来てくれていて、コメントもたくさんあったんですよ。「あぁ、これはうれしいことだな、もうちょっとがんばってみよう」……そんな気持ちになりました。 −−それから、どんどん人気がでてきて、レシピ本にまとめられた……。「ブログに“本にしたい”と書いていたら、お話がきた」と書かれていましたが……。 こうちゃん その前に、ブログを読んでる人から「本になったらいいね」「絶対買う、買う!」みたいなコメントがあったんですよ。当初の夢はお店だったので、最初はそんな気はなかったんですけど、コメントを読んでいるうちに、だんだん自分でも「ほんとに本になったら、スゴイな」って思いはじめたんですね。本が一冊あると、お店を出した時にも、なんだかいいじゃないですか。ブログに「出版社の方で興味のある方、連絡ください」て書いたんです。そのうち、ある雑誌の「おすすめブログ」というコーナーで取材してもらったんですが、そのときのライターさんから「本に興味あるんですか?」と聞かれて、そこからどんどん話が動きだしていったんです。その前にも、何社かオファーしてくださった会社があったんですけど、なかなか素人のブログを本にする企画なんて通らないですよね。話があってはダメになり……みたいなことが続いていたので、半ばあきらめかけていたところ、そのライターさん経由で宝島社さんに拾われて(笑)。形になった時は、スゴクうれしかったですね! −−本の構成もいいですね。ブログと同じじゃないので、ブログを読んでいるファンも楽しめる。使い勝手もとてもよくできあがっていますよね。 こうちゃん なぜ、ブログを読んでいる人も楽しめるのかというと、それまでに書き込まれた質問や情報が、本には反映されているからなんです。料理の手順やコツは、ブログで簡単に説明しているんですけど、そこで不足している情報や、わからないことがコメント欄に質問されるでしょう。それに対して俺が説明したり、手順を書いたりしていて、そしてそれが本ではさらに、まとめられ、全部補われているわけです。そこがブログのいいところですよね。 普通のレシピ本だと、読んでいても意味不明なところって、あるじゃないですか。ここが大事だよっていうところをしっかり書くために、作り方全体が長くなっちゃっていたり。『こうちゃんの簡単料理レシピ』は、そういったことが、上手く調整された本だなって思います。一番、的を射たた作り方になってるんじゃないかな。 −−それはすごく思いますね。短いレシピは4行から……長くても10行程度。でも、それだけで料理が作れてしまうなんて、ほかのレシピ本では在り得ないですね。楽しい料理のアイデアと、作った人たちの疑問や情報に、こうちゃんの解答が組み合って、さらにブラッシュアップされてるってことなんですね。 こうちゃん 本にする時に、全部のコメントを見直してもらっているんですよ。だから、文章は簡潔なのに、料理に対しての説明そのものは、かえって丁寧になってるんですよね。 しかも、みんな一度作ってくれた後なので、その感想がリアルに返ってくる。これが美味しかったとか、これが作った人数が多いとか。そんな評価を取り入れたランキングをつけています。自分のおすすめもはいってますけど、アクセス数などの数的なランキングではないので、信頼してもらえると思うんですよね。 −−それも、普通のレシピ本ではできないことですね。読者からすると、やっぱりランキング1位が美味しそうに見えて、まずそれから作ってみようって思います。なにを作るか、迷った時に選びやすいですね。 こうちゃん なんとな〜く、自分の中でもランキングに入りそうな料理が、最近、わかってきたんですよね。自信作とか、これは反響があるだろうなというのが……。おもしろいことに、女性が多いのに、意外とガッチリ系の料理が人気だったりするんですよ。……なんでかっていうと、家族に食べさせたり、彼氏とかダンナさんが喜ぶから。ウチのダンナが喜びそうなレシピです、みたいなコメントもらったり。主婦を4年間やっていて、初めてほめられました、とかね(笑)。そんなコメントをいただくと、ほんとにウレシイですよね。 −−ウケる料理がわかってきたというのは、すごいですねぇ。これだけたくさんのレシピのアイデアを考えてきた積み重ねというのも、きっと大きいことですよね。こうちゃん 俺も、なんにもなしでこんなにたくさんのレシピを作れるわけじゃないです。みなさんからの刺激があって、反響があって、いろんな情報があってこそですよね、たぶん。1年に3冊のレシピ本を出すなんて、普通では無理なことだと思います。でも俺の場合、500万も見に来てくれる人がいて、たくさんの情報と、いろんな人の声があったから、できたことじゃないかと思うんですよね。これが、ただ台所にずっと立っているだけでは、まったくというほどなんにも浮かんでこないですよ。 −−ブログの読者がたくさんまわりにいてくれたという感覚が励みになったんですね。 こうちゃん ……でも俺、求められると答えられない人なんですよ。うちにこれだけ余っているものがあるので、なんとかしてくださいって、あるじゃないですか。だけど、なんともできないんですよ。そういう意味では、意外と役立たずなところがあるんですよ(笑)。勝手にしたいっていうのともちがって、プレッシャーに弱いんでしょうね。なにか作ってといわれると、「な、なにを?」(絶句)。自分から作ってあげるのはいいんですけど、人から求められると悩んじゃうんです。 −−ああ、そうすると、ブログのユーザーというほどよい距離感がよかったのかもしれませんね。間近に周囲にいて「今日はなに?」とか期待されると……。 こうちゃん プレッシャーに潰されて死んでしまいます(笑)。 −−それで、期待の3冊目なのですが……、シリーズ累計56万冊というのもすごいですが、これまでの本とどんなちがいがあるのでしょうか? こうちゃん 『第一弾』、『第二弾』、『第三弾』と3冊色分けができていると思うんですよ。まず1は、一番人気の本です。理由は、自分の得意分野が全部詰まった本だからかな。内容が濃いというか、俺の持ち味を生かした本になってるんですね。2は1で勉強した、いろんなことが詰まっている本。1と2は見かけもちょっとちがいますよね、料理の質感とか。写真もちょっと勉強しましたけど、いろんな料理を食べ歩いて、いろいろ勉強したので、それが出ていると思います。なので、2にはおもしろい料理がつまっている。ちょっとビックリするようなレシピもありますよ。 −−揚げないコロッケとか? こうちゃん はい。それから、緑がたくさんで人気があった『シャキシャキ納豆サラダごはん』とかね。で、3はですね、これまたおもしろいんですけど、1と2が合わさったような本になっています。クオリティもかなりアップしてます。レシピの簡単度もグッと……。思いもつかなかったやり方が詰まっていると思います。それに、なんていうんでしょうね……1年たってみて、自分の成長の度合いが、1と3を見比べてもらうと、よくわかると思うんですよね。 −−1と2を足してパワーアップしているのが3なんですね。どの本も美味しそうな料理がいっぱいですが、レシピのアイデアはどんな風にでてくるのですか? 今日食べたいものを考えるとか? こうちゃん アイデアねぇ……、どうやってでてくるんでしょうね。ボーッとしている時に浮かんできたり、ブログを編集している時に思いついてメモに書き留めたり。携帯電話のメモ帳には、作りたいものがバーッとはいっているんですよ。どこでも、メモするんです。駅の構内を歩いている時に、パッて浮かんできたり。ただ、メモはするんですけど、料理の題名しかメモしてないんです。例えば『ナスと鶏肉のオイスター炒め』みたいな……。その時は、頭の中で料理ができあがって、写真が浮かんでいるんですけど……。で、スーパーに行くと、そのケータイを出して「何を作りたかったんだっけ?」とみると……「なんだこれは?」っていう題名がけっこうはいっているんですよ(笑)。これらは未だに未収録レシピとして、ケータイの中にはいったままになってます(笑)。 スーパーで思いつくと、すぐ材料を買って、写真が頭の中にある状態で作りはじめられますから、そういう時はいいんですけどね。 たま〜に、私が自分で作るからいっさい口出ししないで……みたいなコトもあるんです。「いいよ」って言って、俺はテレビを見てるじゃないですか。そうすると、背中から質問ぜめ。こう切っていいの? どうしたらいいの?って。「……だって自分で作るからまかせてって言っといて……」って思いながら、最後には俺が包丁で切ってる……みたいな(笑)そんなカップルです。 そして……。楽天の方々も、いつも応援、ありがとうございます。お馴染みの『こうちゃんの簡単料理レシピ』、第三弾になりました。「ヤフー!ブログ」も、ブログってことで、分け隔てないネットの仲間です。これからもブログを続けていくと思いますし、俺の本は、ブログでの良いところをどんどん詰めていった総集編みたいなカンジ+αが魅力だと思います。ブログでは味わえないものも載ってますから、どうぞ、応援してやってください!
|