2007年2月13日更新  最新号の特集 プレゼント バックナンバー 
おかあさんと旅をしよ〜。 2月はk.m.p.さんのインタビュー掲載中!
仲良しコンビで世界を旅する『k.m.p.』に聞く旅をもっともっと楽しむ方法
春休みやゴールデンウィークなどは、旅行のチャンスがいっぱい!今から計画を練って、いざ、自分だけの旅に出発!
今回は、『おかあさんと旅しよ〜。』など、旅行本も多く出版しているお仕事ユニットk.m.p.(なかがわみどりさん・ムラマツエリコさん)に、オリジナルで個性的な旅行をつくるコツを伺いました。

本の中身はこんな感じ!

出版社:
メディアファクトリー
1260円(税込)


実用的なのに癒し系な旅の豆知識が満載!
k.m.p.流親子旅のコツ入り。ちょっと泣けて、そして笑った後に、お母さんを旅に誘いたくなる、ほのぼのコミックエッセイです。
 
k.m.p.(なかがわみどりさん・ムラマツエリコさん)
k.m.p.(なかがわみどりさん・ムラマツエリコさん)

k.m.p.とは、職場で知り合った、なかがわみどりさん、ムラマツエリコさんの二人が結成したユニット。「金(k.)儲け(m.)プロジェクト(p.)」の略で、「たのしいこと、すきなことをやろう、できればそれでお金を稼ごう」というコンセプトの元に、手づくり雑貨の販売、オリジナルグッズやイラスト制作、雑誌の連載、絵本や書籍の出版などの活動を行っている。なかでも旅行関連のお仕事が多く、癒し系イラストと、ほのぼのした語り口のエッセイで展開する旅行記はファンも多い。近著に、母と娘のイラスト旅行記『おかあさんと旅をしよ〜。』などがある。
●k.m.p.さんのサイト
『k.m.p.のぐるぐるPAPER』 http://rose.ruru.ne.jp/kmp/
●チェンマイに一ヶ月アパートを借りる!風変わりな滞在型旅日記連載中
『k.m.p.の、チェンマイ アパート日記』 http://www.rurubu.com/kmp/index.asp
 
仕事も遊びも自分らしくたのしむ!k.m.p.のお二人にインタビュー!

Q お二人のユニットのきっかけは?

A 「きっかけ」というのは、特になく、気がついたら・・・・という感じです。いつのまにか、つるむようになり、いつのまにか、一緒に仕事をしていました。
なので、そうですね、よく考えてみたら、ユニットを組もうと、誓い合った(?)ことはありません。
ずるずると(?)ここまでやってきました。

Q 仕事をするときのお二人の役割分担についてお聞かせください。

お二人の役割分担
A これは、初対面の方に必ず聞かれて、必ず、シドロモドロになってしまう質問なのですが、どちらが「絵」とか「文」とか、そういう分担ではないんです。
なんというか、コトバでは説明のしにくい、“微妙”な分担・・・・・。

ムリヤリ説明してみますと・・・・・
たとえば、最初に2人で、「こうしよう」という、大きなイメージを作ります。
そこから各自が、やりたい作業をはじめるんです。
一方は、誌面レイアウトをはじめたり、ネタを書き出してみたり、一方は、イメージイラストを描いたり、添えの文章を書いてみたり・・・・・。
それを途中の段階で見せ合って、手直ししあって、だんだんと作品が出来上がっていきます。
うまく説明できませんが、そんな感じです。

Q k.m.p.とは、「金儲けプロジェクト」の略だとか。ほんわかしたお二人に似合わないコンセプトのように思いますが、ずばり、目的どおり、「儲かりましたか?」。

A まじめにお答えすると、わたしたちにとって「もーけ」とは、単に、「すきなコトで収入を得る」というイミなので、それで言えば、プロジェクトは順調です(^_^;)

Q お金だけでなく、精神的に得たものなど、k.m.p.だからできたこと・得られたことなどを教えてください。

A k.m.p.をしながら時々、自問していたこと。

「なぜ、こんなに大変なのに、やめたいと思わないんだろう。ひとつひとつの作業を思い返すと、たのしいってものばかりじゃないし。なのになぜ、ちょっと休むと、仕事がしたくてたまらなくなるんだろう」

で、最近、コタエのようなものが。
たぶん、わたしたちは、常に、じりじりと、“成長” したいんじゃないか、たとえ、実際成長できてなくても、そうなりそうな作業をしてることで、ココロが安定する。カイカンでもある。
わたしたちにとって、その作業とは、なにかをつくること。生産すること。
買物やカラオケや食べることもすきだけど、それは生産じゃなくて消費だから、たのしいけど、この欲求は満たされない。たのしいけど、どこかむなしい。物足りない。
そう考えると、この性分を存分に出し切ることができるこの場所、k.m.p.があって、よかったなあと思います。
もし一人だったら、なにをどう「生産」していいかわからず、もやもやと苦しんでいたんじゃないかなぁ〜・・・・なんて思います。

『エジプトがすきだから。』

『エジプトがすきだから。』

JTBパブリッシング
発行年月:1996年12月
1,500円 (税込 1,575 円)
送料別
Q 本当にいろんなところへ旅行をされていらっしゃいますが、そんなお二人が最初に行った海外はどこでしたか?

A 最初に2人で行ったのが、エジプトでした。
それまでそれぞれ、いろんな国に行っていましたが、2人の視点が似ているからか、なにを見ても、これまでにないくらい、すべてのものが、魅力的で、衝撃的でした。
もちろん、エジプト自体がすごかったというのもありますが。

さらに言えば、そもそも最初は、この旅を「本」にする予定などありませんでした。
でもあまりにいろんなことが起こり、いろんなことを感じ・・・・・、かいてまとめずにはいられなくなり、あの本が生まれました。

Q この季節、春休みを利用して卒業旅行に出かける大学生も多いと思うのですが、お二人の「卒業旅行」はどんなでしたか

A
なかがわ) サークルの友人と2人で、モロッコからヨーロッパまで、2ヶ月かけて旅しました。
ルートを自分たちで決め、移動はユーレイルパス、宿は現地で飛び込みで、という旅(今とおんなじか)。
その頃はパッキングも下手だったので、ものすごく大きな荷物を背負いながらの、ハードな旅でした。
なかがわさんの卒業旅行

ムラマツ) 別の大学のサークルに入っていたので、そこの友人と2人で沖縄へ。
フツーのダラダラした旅だったけどテンション高く、一日中ゲラゲラ笑って過ごしてました。
ちょっと遠出した帰り道、バスが来なくて途方にくれていたところ、近くに住むおじさんが軽トラで町まで送ってくれたのが、キュンとする思い出です。
ムラマツさんの卒業旅行

Q 旅行の達人、k.m.p.のお二人ですが、中でもココロに残っているエピソードは?

A
うれしかったこと

ずーっと感じ悪かった、ホテルのフロントのお姉さん。
ある日、もうその意地悪さに限界がきて、ガーッと怒鳴った(日本語で)。
そしたら、その次の日から、とても感じが良くなって(怖かったから?)、最後の日には、すごく仲良くなって、話し込んでしまったこと。

忘れたい失敗
わたしを呼んでるパンダ
つい先週の旅で、レストランで長く待たされ、「もう、1時間(ワン ナワー)も待たされている」と言おうとして、「ワン イヤー(1年間)」と言ってしまった。相手が笑いもしなかったのがよけいに恥ずかしかった。

後悔していること
エジプトの砂漠でだまされて、たくさんのお金を払ってしまったこと。
授業料というには、わたしたちにとっては高すぎました。

忘れられない出会い
各地で、「わたしを呼んでるパンダ」との出会い。
たいていは写真におさめてガマンしますが、呼ばれてる(気がする)と、デカくても、重くても、高くても、連れて帰らないといけない(気がする)ので、大変です。

Q せっかく楽しんだ旅のキオクを、k.m.p.のようにキロクに残したい!と考える方も多いはず。個人ブログなどに旅日記を書く場合、多くの人に楽しんでもらえるコツをぜひ伝授してください。

A ただ、キロクに残したいのなら、自分の好きなように書けばいいと思います。(そのほうが書いていてラクだし、キモチイイし)

でも、人にたのしんでもらいたいと思うなら、「読み手のことを思いやって書く」ことが大事だと思います。
ちゃんとイミがわかるだろうか、情景が想像できるだろうか、面白いだろうか、読んでどう思うだろうか・・・・
常にそういうことを意識して書くこと。
体験していない人に、自分と同じように感じてもらうのだから、工夫と努力が必要。
文章だけじゃダメなら、イラストや写真を使ったり。

その上で、そこに、「自分が伝えたいこと」がちゃんと乗っているかどうか。
自分ならではの視点がないと、ただ情景を伝えるだけでは、「・・・・で、何がいいたいの?」になってしまう。

そして、出来上がった文章は必ず読み返す。できれば、一日以上、「寝かせる」。
そうすると、自分の書いたものを、客観的に読めます。

・・・・・と、ちょっとまじめにおこたえしてみました。

Q ずばり、お二人にとって「旅」とは?

A 気分転換でもあるのに、ストレスのたまる場でもある。
非日常でもあるのに、生活の延長でもある。
異文化に浸りに行くのに、似てるところを探してほっとする・・・・・。
いったい、なんなのでしょう?

Q 次はどんな旅行を計画中?

A チェンマイのように、“滞在型”は、この先もしたいと思っていますが、最近、「長いお休みが取れない=旅に行けない」、と思い込んでいることに気付き、これからは、一週間くらいの短い旅にも、ちょこちょこ出かけようと話しています。
それから、また、母親との旅もしたいし、貧乏性で、なかなかできない、「なんにもしない旅」にも再チャレンジしたいし、もう一度行きたいところも、行ったことのないところも、いろんなスタイルも・・・・・。
と、ぐるぐるして、最近は、1ヵ月近く前にならないと行き先が決まらないかんじです。
  路地を曲がったら何があるのか、この店は美味しいのか不味いのか、窓からどんな風景が見えるのか。まったく知らない街を旅行することは、自分をゼロの状態にリセットすることなのかもしれません。「長期でなくたって、旅に出よう」というお二人の言葉にちょっとギクリ。たまにはリセットしないと、知らない間に「ハプニング」や「初めて」を楽しむ力がダウンしてしまいそう。お二人を見習って、自分だけの旅に出かけてみませんか?  
k.m.p.のお二人に聞く 春先の旅のコツ、教えてください!

旅行といっても、家族と、友達と、一人旅など、さまざまなスタイルがあります。忘れられない旅の作り方を、k.m.p.のお二人に伺ってみました!


友情は不滅! 卒業旅行with女友達編

Q 女友達との卒業旅行で、オススメの旅行先や準備などを教えてください。

A 持ち物・準備について
フリー旅行の場合は、荷物や服装を、事前になんとなく打合せしておいたほうがいいかもしれません。
一方が重たいスーツケース、一方が身軽なリュック、では移動の足並みが揃わないし、服装も、日にち分持っていく人と、洗濯して着回す人とでは、生活スタイルもずれてきます。
また、打合せの時に、つめきり・電卓など、共通にできるものを決めれば、荷物も減らせます。
持ち物・準備について

オススメの旅行先
3人で行くと仲間割れすると言いますが、実際どうなんでしょうか?(2対1になりやすいからと聞きますが・・・・)
ケンカしそうな予感がする場合は、ちょっとハードな国を旅するといいかもしれないです。
まわりがみんな敵(?)なので、ケンカしてる場合じゃありませんから(ホントです)。
オススメの旅行先

過ごし方&スケジュールの決め方などの注意点
それぞれ趣味が違う場合、ムリせず、別行動をしてもいいと思います。
一方は買物、一方は美術館、一方はボーっと過ごす・・・・など。
そして、食事の時に合流して、情報交換。

お宿のベストチョイス
優雅なホテルに泊まることをたのしみたいのか、宿は安く抑えて、他に予算をつかいたいのか・・・・
その辺をしっかりと話し合って決めることが大切かなあ。

防犯・トラブル防止アドバイス
一人がスリにあったり病気になったりすると、みんなの旅がそこで止まってしまう。
だから、それぞれが、自分の管理をしっかりすること。
でも、もし何か起きてしまったら、その時は、みんなのこととして対処する、そんなふうに心構えしておいたらいいんじゃないでしょうか。

Q お二人から、学生の卒業旅行を楽しむための、上記以外のアドバイスをぜひいただけますか?

A そうですね、まずは、準備段階で、一人だけに負担がかからないように気をつけるといいと思います。
誰かが旅行代理店でパンフをもらってきてくれたなら、ほかの誰かが予約の電話は買って出る、というように。
行く前から、「みんなでつくっている」という、雰囲気づくりが大切かなあと思います。

また、学生時代に実際にやったのですが、何都市も訪れるのだったら、調べ物を「分担」するのはどうでしょうか?
Aさんは「パリ」担当、Bさんは「フィレンツェ」担当、Cさんは「ローマ」担当、と決めて、それぞれが、その都市を専門に下調べします。
フリー旅の場合は、乗り物の手配や、宿の予約まで。そして現地では、その人がプチ添乗員&ガイドになって、段取りしたり、名所を案内したり、おいしいお店に連れて行ったり。
旅前に準備が間に合わなくてやったことですが、分担することで張り切るし、意見が割れてもめるということもなく、よかったです。


そろそろ対等? お母さんと二人旅編

Q2 『おかあさんと旅しよ〜。』で、久しぶりにお母さんと旅行に行きたくなる人も多いはず。女友達とは違う、お母さんとの旅行のコツを教えてください。

A オススメの旅行先
行き先は、食事がたのしめそうなところ、がポイントでしょうか。
「アジアの屋台は不衛生そうでイヤ」、という方もいれば、「堅苦しいレストランより、屋台に行ってみたい」という方もいます。
おかあさんが、旅に何を求めているのかで、行き先もスタイルも違ってくると思うので、まずはそれを探るところから。

持ち物・準備などのアドバイス
なんでも自分で手配して決めてしまうより、準備の段階から、おかあさんを巻き込んでしまうことをオススメします。
旅の準備はたのしいから、ということもありますが、おかあさん自身も、ただ連れて行ってもらうより、一緒に旅をつくっている、と感じるほうが、たのしそうです。
(そして最大のメリットは、ハプニングが起こっても、一方的に文句を言われることがなくなります(^_^;) )
持ち物・準備などのアドバイス

過ごし方&スケジュールの決め方注意点
はじめから、「計画通りにはいかないんだ」、と思っておくことが大事・・・・かな。
そうすれば、ハプニングや、おかあさんの気ままさにも、冷静に対応できます(^_^;)。
そのためには、3〜4日に1日は、予定表を空白にしておくといいです。

防犯・トラブル防止アドバイス
日本人のおばさんは狙われる!ということを、おかあさんに、「大げさねー」とあきれられようと、しつこくレクチャーしましょう。
ただ脅すだけでなく、その国に多い手口などを具体的にお話しておくことが大事です。

お宿のベストチョイス
大きなホテルよりも、こじんまりしたホテルのほうが、雰囲気があっていいかな。(ただ、設備が古いことが多いけど)
たいていのホテルは、WEBサイトで、部屋やロビーの雰囲気を見ることができます(直接予約もできます)。
時間はかかるけど、そうやってじっくり探すのも、手作りの旅になっていいと思います。
あと、“立地”を重視して選ぶことをオススメします。
中心地から近ければ、観光の合間にちょっとホテルで休憩、などができるし、夜ちょっと散歩、なんてこともできます。

ぐるぐる旅日記帖。
『ぐるぐる旅日記帖。』
出版社:角川書店
本体価格 900円(税込945円)
送料別


k.m.p.の、おせっかいなおこづかい手帖。
『k.m.p.の、おせっかいな
おこづかい手帖。』

出版社:メディアファクトリー
本体価格 950円(税込997円)
送料別


ポルトガル朝、昼、晩。
『ポルトガル朝、昼、晩。』
出版社:メディアファクトリー
本体価格 1300円(税込1,365円)
送料別

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