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ことば絵本「明日のカルタ」の著者倉本美津留さんインタビュー

2012年10月に開催された「二子玉川ビエンナーレ」で実施された「巨大カルタ大会」。イベントで使用されたのは、放送作家である倉本美津留さんが手がけた「明日のカルタ」。今回そのカルタが一冊の本として出版されることになりました。“カルタ”に込めた倉本さんの思い、制作秘話などをお伺いします。

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倉本美津留「明日のカルタ」
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プロフィール

倉本美津留(くらもと・みつる)さん
放送作家。1659年広島生まれ、大阪育ち。「ダウンタウンのごっつええ感じ」「たけしの万物創世記」「伊東家の食卓」「M-1グランプリ」他、様々なヒット番組を手がける。現在も「ダウンタウンDX」、Eテレのこども番組「シャキーン!」等数々の番組を担当。また、ミュージシャンとしても活動中。11月20日に空気公団とのユニット"くうきにみつる"のアルバム「はにほへといろは」がリリース予定。著書に『どらごん――道楽言』、『日本語ポ辞典』『ビートル頭 ―ビートルズの使い方―』等。

インタビュー

■“カルタ”という、優れたゲームに込めた人生哲学

−−今回の著作『明日のカルタ』は、2012年10月に開催された「二子玉川ビエンナーレ」で制作された巨大カルタ大会がもとになっているそうですね。
倉本さん 「二子玉川ビエンナーレ」は、子どもをアートに触れされることで、子どもたちの感覚を開花させる、というイベントだったんですね。イベントでは、僕が読み上げたカルタを子どもたちが必死で取りに来る。そこには喜びや悔しさ、色んな悲喜こもごもが詰まっていました。イベントだけで終わらせるのはもったいないな…と思っていたので、書籍化の話をいただいたときは本当にうれしかったですね。
−−そもそも、なぜ「カルタ」だったんでしょうか。
倉本さん カルタって侮れないんですよ。スポーツとアート、文学が三位一体になったものすごく優れたゲームなんです。体を動かしてカルタを取る、文字を読んで感じる、そして絵を楽しむ。僕自身も学生の頃からカルタを作って遊んでいたような人間だったので、カルタの面白さというのは、以前から感じていました。
−−“あ”〜“わ”まで、全44文字のカルタを考える作業は大変ではなかったでしょうか?
倉本さん それがそうでもなかったんですよ。“あ”から順番に1つずつ埋めていったんですが、言葉は自然に出てきました。僕の中で、ずっと溜まっていた思いを引っ張り出すような作業でしたね。僕は、大事なことってだいたい5本の指で数えられるくらいだと思っているんですが、それを色んな言い方で表現したようなかたちです。44のことば分、表現のベクトルがあるようにしました。全部違う方向を向いている矢印で、上から見るときれいに円に見える、そういうものを目指しました。 聞いてみると、人によって好きなカルタが違うんですよ。選ぶカルタで個性がわかる気もするので、“明日のカルタ占い”みたいな感じです(笑)。
−−倉本さん自身、カルタを読み返す度に発見があるそうですね。
倉本さん そうなんですよ、もはや自分の言葉ではなくなってるというか。ことばを作ってしばらく経った頃、雑然とした机から出てきたことばの走り書きを見つけて「何これ、めっちゃええこと書いてあるやん!」て、自分でびっくりしたんですよ(笑)。だいたい面白いことって、自分で自分をびっくりさせるくらいの時に生まれることが多いんです。

■“子ども”の心が世界を面白くする。夢は全世界の人に読んでもらうこと

−−子供向けイベントから生まれたカルタですが、大人にも評判がいいようですね。
倉本さん 周りの大人からも時々感想をもらうんですけど、大人だってみんな“元子ども”じゃないですか。だから “元子ども”の大人がこのカルタを読んで、夢いっぱいだった子どもの頃の気持ちを思い出してくれたら、うれしいですね。
−−帯にも、宮藤官九郎さんから「倉本さんは大人っぽい子ども」というメッセージが寄せられていましたね。
倉本さん ものすごい偉業を成し遂げている人って、みんなどこか子供っぽい部分があるんですよね。僕は子どもの心を持っている人が、世の中を面白くしていると思うんです。だから、ゆくゆくはこの『明日のカルタ』を翻訳して、全世界48億人の子どもと元子どもである大人に読んでもらいたいんですよ。
−−今後もこういったイベントなど手がけられる予定でしょうか?
倉本さん 明日のカルタ」で、ダイレクトな反応を得られる楽しさをあらためて感じました。普段やっているテレビの放送作家という仕事では、なかなか目の前で視聴者の反応を見られないですから。だからこれからも、ワークショップなどで子どもたちに、僕が50年ちょっと生きてきたなかで得られたことを伝えていけたらな、と思っています。大人の都合でできている教育制度のなかで窮屈にしている子どもに「そのままで大丈夫やで」って伝えたいんですよね。
−−そんな倉本さんの今後の“夢”とは。
倉本さん 今までお話してきたことにも通じるんですけど、世界中の人たちに自分のメッセージを伝えたいという夢があります。その手段として一番早いのは“音楽”だと思うので、世界一のヒットソングを生み出したいと思ってます。若い頃からずっと音楽活動を続けています。今度の11月には、空気公団と組んで“くうきにみつる”というユニットでアルバムをリリースします。
−−それは少し意外な組み合わせですね。
倉本さん 僕、ジャンルがないというか、今ないジャンルを増やしたいと思ってるんです。なんかわからへんけど一緒にやろう、とにかくやってみたら何か見つかるかもしれない、そんな動機からが一番、面白いものが生まれるような気がしています。
−−いつか楽天ブックスともコラボしていただければ…(笑)。本日は、ありがとうございました。
Written by SHINOBU NAKAGAMI

倉本美津留「明日のカルタ」
倉本美津留「明日のカルタ」

内容紹介
「明日を生きるすべての人に贈るメッセージ」として、
倉本ならではの言葉のチョイスにより、
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