トップ > >特集 >著者インタビュー >魚住りえさん

楽天ブックス 著者インタビュー

  • バックナンバー
  • 最新号

魚住りえさんインタビュー「たった1日で声まで良くなる話し方の教科書」

温かく心に響く語り口で多くのファンを持つ、フリーアナウンサーの魚住りえさん。テレビやCMなどで活躍するかたわら、「魚住式スピーチメソッド」を教えるレッスンが人気を集めています。「説得力のある話し方が身につく!」と話題の独自のレッスン法をまとめた『たった1日で声までよくなる話し方の教科書』についてお話を伺いました。

今週の本はこちら

たった1日で声まで良くなる話し方の教科書
たった1日で声まで良くなる話し方の教科書
ありそうでなかった!プロアナウンサーによる「声と話し方」の教科書! プロがこっそりやっている「全スキル」を、初めて1冊にまとました!
ご購入はコチラ

注目の本

伝える力
伝える力
仕事のさまざまな場面でコミュニケーション能力は求められます。基本であるにもかかわらず、意外と難しい。相づちを打ったり、返事をしたり、目をジッと見たり、あるいは反対に目をそらしたり…。「伝える」には、「話す」「書く」そして「聞く」能力が必須。それらによって、業績が左右されることも往々にしてあります。現代のビジネスパーソンに不可欠な能力といえる「伝える力」をどうやって磨き、高めていったらよいのか。その極意を紹介します。
ご購入はコチラ
聞く力
聞く力
10代のアイドル、マスコミ嫌いのスポーツ選手、財界の大物らが彼女に心を開くのはなぜか。商談、日常会話にも生かせる「聞く極意」。
ご購入はコチラ
伝え方が9割(2)
伝え方が9割(2)
62万部突破のベストセラー『伝え方が9割』の第2弾がいよいよ登場。前書でも紹介した「強いコトバ」をつくる5つの技術に加え、新しく3つの技術(6「ナンバー法」7「合体法」8「頂上法」)をご紹介。また、多くのセミナー受講者に大好評だったワークショップを、「実況中継」という講義形式でお伝えします。
ご購入はコチラ

⇒話しかたについての本はこちら!

おすすめ特集

人気コミック・文庫セット ポイントアップキャンペーン
コミックセットは大人買いがお得!
話題の本&雑誌がポイント最大10倍
話題の本&雑誌がポイント最大10倍
池上彰
池上彰特集

プロフィール

魚住りえ(うおずみ・りえ)さん
大阪府生まれ、広島県育ち。1995年、慶應義塾大学文学部仏文学専攻を卒業し、日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティー、情報番組などジャンルを問わず幅広く活躍。代表作に「所さんの目がテン!」「ジパングあさ6」(司会)など。04年に独立し、フリーアナウンサーとして芸能活動をスタート。「ソロモン流」(テレビ東京系列)の放送開始から10年間ナレーターを担当。また、およそ25年にわたるアナウンスメント技術を活かした「魚住式スピーチメソッド」を確立し、現在はボイスデザイナー・スピーチデザイナーとしても活躍中。
http://www.rie-speech.jp/

インタビュー

■ 学校では教えてくれない「話し方・伝え方」

---- 「魚住式スピーチメソッド」はどのように生まれたのですか。
魚住さん 私はテレビを中心に、司会やナレーションなどさまざまな仕事をしてきて、いい経験をたくさんさせて頂く中で「自分から何かを生み出して提供できないか」と思うようになりました。そんなある日、友人から「言葉がうまく出てきづらいのを治せないか」と相談を受けたんですね。その方は、話す内容は素晴らしいのに上手く言葉が出ない。ところが書いたものを読むと、流れるように話せるんです。そこで、まず抑揚をつけて文章を読む練習をしてみたところ、ずいぶん楽に話せるようになって。こうしたレッスンをやればあがり症の人でも、人前で楽に話せるようになるかなと思ったのがはじまりです。そこから自分の経験や失敗から一つひとつ学んできたことを、どなたでも実践できる形にしたのが「魚住式スピーチメソッド」ですね。
---- 今の魚住さんからは想像がつきませんが、ご自身もかつては、あがり症で口下手だったそうですね。
魚住さん 新人アナウンサーの頃は本来のあがり症が出ることもたびたびでした。でもナレーションを3、4時間やった後に生番組をやるとスラスラと言葉が出てきて。それは口の周りの筋肉がこなれているというより、文章を読み続けるうちに、頭に浮かんだ言葉を瞬時に取り出せる回路がつながるからだと思うんです。
---- 『たった1日で声までよくなる話し方の教科書』の中でも、“1日5分の「朗読」で、話し方が劇的に上達する”と述べられていますね。
魚住さん 実際に声に出して読む練習をすると、言葉も声も出やすくなります。この本には、朗読トレーニングの方法も紹介しているので、話し方が上手くなりたい方はぜひやってみて下さい。
---- 腹式呼吸のやり方も分かりやすく紹介されていますね。腹式呼吸で話すと喉がかれない上に、緊張も解けるとか?
魚住さん それも自分の経験から学んだことで、あがり症の私は、アナウンサーになってから本番で話し出すと不思議と気持ちが落ち着いたんですね。それはなぜかと考えると、高校の放送部で身につけた腹式呼吸が影響しているのではないかと。私がアナウンサーに興味を持ったのは、高校の放送部で伝える楽しさを知ったからですが、その部活ではお腹にレンガを置いて声を出したりしていたので。
---- レンガですか!
魚住さん 当時は「なんで腹式呼吸?」と思っていましたけれど(笑)。調べてみると、腹式呼吸には、気持ちをリラックスさせる副交感神経を呼び覚ます効果があることが分かりました。寝ている間は、お腹を上下させる腹式呼吸をしていますよね? 日本人は大抵、胸式呼吸で話しているので、腹式呼吸で話すようにすれば、副交感神経が働くので緊張が和らぐというわけです。それ以外でも、この本で紹介している発声法や音読の反復練習、抑揚をつけた表現方法など、高校3年間で身につけたことが、すべて「魚住式」の基礎になっています。
---- 高校時代にNHK杯全国高校放送コンテスト朗読部門で全国3位に選ばれ、大学の放送部を経てアナウンサーの道へ。まさに“伝える仕事”一筋でこられただけに、どう伝えるかという“音声表現”に重点を置いているのが「魚住式」の特色ですね。
魚住さん 日本の学校では話し方や伝え方を教えてくれないのですよね? だからほとんどの人が自己流で話していますが、ディベート文化が根付いている欧米では、幼稚園や小学校の頃から人前で何かを説明することを練習します。学ぶ機会がないことも含めて、日本人は声や話し方について意識が低すぎると私は思っています。とはいえ、ちゃんと伝えるためにはテクニックが必要で、それはスポーツと同じ、トレーニングによって身につくんですよ。
---- 日本人だから日本語がしゃべれて当たり前、ではないんですね。
魚住さん そうなんですよ。人前で話すというのは、楽器を持って演奏したり、歌を歌うのと同じだと思うんです。楽器を弾けない人が、サントリーホールでいきなりコンサートはできないですよね。それと一緒で音の出し方から楽譜の読み方、人前に出た時にどんな気持ちで演奏すればいいかが分かっていないと、自分が思うようには伝わりません。でもこの本を使ってトレーニングを始めれば、声や話し方は自分でデザインできると実感して頂けると思います。

■ 「声」を変えれば印象が変わり、「話し方」を変えれば人生が変わる!

---- 「魚住式」は“声を整える”ことも特徴ですね。声は持って生まれたもの、変えられないと思っていたのですが。
魚住さん 皆さん、ダイエットや美容のために筋トレされたりしますよね? 若々しくみせるためにメイクを工夫したりとか。それと同じで、声も話し方もトレーニングすれば美しくもなり、魅力的にもなります。腹式呼吸をすると声の密度が濃くなっていい声になり、声量も増えます。その声の出し方が身につくと、たとえ小声になってもよく通るんですよ。
---- “声を共鳴させると声がグンと聞きやすくなる”というのも発見でした。本書には、自分の一番聞き取りやすい声を見つける方法も紹介されていますね。
魚住さん 声というのは高さがとても重要で、TPOごとにふさわしい声があり、そこでどう思われたいか、どういう自分なりたいかによって、声を使い分けることが大事です。つまり洋服と同じなんですよ。
---- ちなみに魚住さんが、話し方が上手いと思う著名人とは?
魚住さん 池上彰さんはお上手ですよね。抑揚には、音を高くする、ポーズを取る、ゆっくり話す、強く話す、最後に自分の経験をもとに色をつけて話す、という5つテクニックがありますが、池上さんはゆっくりとポーズ、この2つだけで結構話されているんですね。感情に訴えるようなメロディアスな感じではなく、説明が分かりやすく伝わることに重きを置かれているからでしょう。逆に、全部のテクニックを使っているのは小泉進次郎さんですね。女性では、浅田真央ちゃんは女性にありがちな「●●で、●●だから…」と言葉をつないでいかない。言い切りが速くセンテンスが短いんです。そうすると、より公的なお話の仕方に近づきます。上品かつ説得力がある点で、女性の話し方のお手本といえると思います。
---- ほかにも「営業トークで残念な報告は低い声で速く話す」「口角を少し上げるだけで感じのいい、やさしい話し方になる」など、本書に掲載されている50のコツはどれもすぐに実践したいものばかりです。実際に魚住さんのレッスンを受けた方には、どんな変化がありますか。
魚住さん プロに習ったことで自信がつくせいか、明るくなる方は多いですよね。60代の女性で、滑舌トレーニングなどを続けて若々しく小顔になられた方も。「美容整形よりもずっと効果があるわ」とおっしゃっていますね(笑)。結婚された女性も2人いらっしゃいます。若い女性は高い声で速く話す方が多いですが、洋服に例えると真っ赤なスーツで攻めているようなもの。どちらもそのタイプだったので、ゆっくりと話すようにしたところ、縁があり結婚が決まったそうです。
---- 婚活にも役立つのですね。
魚住さん そうなんですよ。話し方のイメージは「声の高さ×スピード」で決まります。女性が高い声でゆっくり話すと母性的で優しい印象、男性が低く速く話すと、木村拓哉さんのようにクールさや信頼感のあるイメージになります。もし相手が大勢なら、最初は高いトーンでテンション高く話すと、注目を集めやすかったりと、状況ごとに話し方も声も変わっていいはずなんですよ。
---- まさしく、洋服選びと同じですね。
魚住さん 自分をプロデュースしていく、ということですよね。声や話し方を意識することは、自分をどう見せたいのか、人生をどう生きたいのか、ひいては丁寧に生きていくことにつながると思うんです。
「声が変わると印象が変わり、話し方が変わると人生が変わる」--それは私自身が体験してきたことです。それを知らずに常に普段のままで話してしまって誤解されたり、必要なことが伝わらないのはもったいないなと。だから声や話し方をちょっとでも意識して頂けたらいいなと思います。そうすることで、相手といい時間を共有できれば仕事も上手くいき、人とのつながりも生まれて、いいこと尽くめなので。ぜひこの本を使って話し方、声について学んで頂けたら嬉しいですね。

【取材】 宇田夏苗

たった1日で声まで良くなる話し方の教科書
たった1日で声まで良くなる話し方の教科書

内容紹介
ありそうでなかった!プロアナウンサーによる「声と話し方」の教科書!
プロがこっそりやっている「全スキル」を、初めて1冊にまとました!
・話し方は、「ちょとしたコツ」で劇的に変わる!
・声も、たった1日で良くなる!
・すぐ使える!場面別テクニック、満載!
・有名人の実例を、徹底分析!

このページの先頭へ