楽天ブックス 著者インタビュー

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 「銀座小悪魔日記」で衝撃のデビュー以来、女性から圧倒的な支持をうけている 、蝶々さん。悩める女性を数多く救ってきた彼女が、今回、ターゲットを「おじさま」にロック・オン! 昼は銀座OLとして「働くおじさま」を、夜は銀座のホステスとして「夜のおじさま」を見守り続けてきた彼女。この2つの視点を同時にもつ女性が、かつて存在しただろうか? そして、「おじさま」に、これほどの「愛とムチ」を与えられる作家がこれまで存在しただろうか? 世の疲れたおじさまに贈る「福音」の内容に迫る!

プロフィール

蝶々さん (ちょうちょう)
銀座OL兼高級クラブホステス時代に発表したインターネット日記が女性の共感を呼び、『銀座小悪魔日記』(宙出版)として書籍化され、作家デビュー。『小悪魔な女になる方法』(大和出版)、『男をトリコにする恋セオリー39』(徳間書店)で、恋に悩める女性たちから熱い支持を受ける。しかし、恋愛教祖とあぐらをかくことなく、自らの恋愛修羅場を『ふたつの蜜月〜銀座小悪魔日記2』 (宙出版)として公表する「等身大さ」も魅力のひとつだ。
ホームページ:http://chocho.main.jp/

インタビュー

−−「おじさまバイブル」は、「おじさま」にどんな効果を与えてくれる本なのでしょうか?
蝶々さん「おじさまバイブル」の最大の目的は、おじさまを元気づけることです。  おじさまにはがんばってほしいし、ステキになってほしい。私、普段、おじさまたちをちょっとバカにしている女性たちに、その魅力を正しく理解してほしいんです。そのためには、おじさま本人にもちょっとしたワザが必要。  勘違いにはビシッとつっこみを入れてます。身だしなみや言葉づかいへの指導はもちろん、ちょっとキツいことを言っている部分もありますが……、根底にあるのは「愛」です。この愛が、1人でも多くのおじさまに伝わってくれるといいなあ、と思って書きました。
−−夕刊フジの連載【現代おじさん図鑑】が、おじさまたちに大反響。新刊「おじさまバイブル」と連載「現代おじさん図鑑」の関連性は?
担当編集最初は、連載を本にまとめよう、という趣向だったんです。でも、もっと伝えたいことがたくさんある、ということで、全く違う本、新しい本として企画がスタートしました。92項目の福音、すべてが書き下ろしの新作です。
蝶々さん 夕刊フジで連載をしていて、たくさんのおじさまにメールをいただいたんです。おじさま方は、がんばってるのに疲れてる。その疲れかたが気の毒で。 でも、全員にお返事を書くのは、とても無理。なので、励ましのメッセージをこの本に込めました。
−−「おじさまバイブル」を手にしたおじさまは、蝶々さんからの励ましメッセージを独り占め! ということですね!ところで、働く女性という視点で読んでも、この本は「痛快」気分が味わえます。「ああ、蝶々センパイ、よくぞ上司に言ってくれました!」って感じがするんです。これはなぜなんでしょう?
蝶々さんおじさまたちは、周囲の女性たちに「どう見られているか?」ということに無頓着すぎるんですね。私は、おじさまに言いたい。「あなた達は、ものすごく見られてる」「こんなところを見られてる」と。 まずその事実をきっちり押さえる。その上で「ここに注意するだけで好感度アップ!」というアドバイスをしています。
−−そう、面と向かっては言いにくいことが、スパーンと書かれているんです。 「口臭サリンにはリステリン」「ダジャレは、2度繰り返さない」「肌着は、コットン」「ベルトに、乗せ肉しない」「大人物に、貧乏ゆすりなし」などなど。 ではどうすればいいのか? という対策がしっかり書かれているから、女性陣としては安堵を覚えます。単なる愚痴や悪口ではない「モテる男・愛されるオヤジ へのヒント」になっているから、読後感もスッキリです。
蝶々さん私はもともと、おじさまが大好きなんです。長年つきあっているダーリンも、おじさんですし。 私の中にあった「おじさんが好き」という気持ち、「おじさんをもっと知りたい」情熱が、OL兼銀座ホステス時代に花咲いて、エピソードが蓄積されたんですね。そして、これまで幾度となく聞かれた「どうしておじさんが好きなの?」という質問への答えが、この本なんです。 人って、自分の好きなことを語る時って、イキイキするでしょう? 私にとっての「おじさまバイブル」もまさにそれなんです。
−−これまでの作品「小悪魔な女になる方法」や、「男をトリコにする恋セオリー39」では、女性ファンが多かったですよね。「およそ女と名のつくものは、みんな、いつも、いつでも、男に愛されるべき生き物だと思う(男をトリコにする恋セオリー39より)」このメッセージが、女性読者の骨の髄に届いたんだ、という気がします。そして、この「おじさまバイブル」にも、そんな愛が詰まってるという気が……
蝶々さんええ。おじさまは、もっと愛されるべき存在ですよ。日本のおじさまは特にプライベートシーンでの地位が低すぎると思うの。働きバチのように働いて、疲れ切ってるのは、本当に気の毒。 なんだかんだ言って、女性の方がタフだと思うし。 おじさんは、若くなくても大丈夫なんですよ。おじさんには、おじさんの魅力があるんですから。昼間の働く姿も、夜の遊ぶ姿も、かっこいい部分も、かっこわるい部分も、どっちもあって当然。人には多面性があるんだし、そのどっちもカワイイと私には思えるんです。だからもっと会社や家庭でも愛されて幸せになってほしい。
−−新刊のオビには、蝶々さんの可憐な姿が写真で訴えかけています。「おじさま、元気をだしてね」と。その黒目がちの瞳で見つめられただけで、おじさんは 幸せになれそうな予感です。 ところで、ちょっと過激な内容の『銀座小悪魔日記』でデビューということもあ り、初めてご自身の顔を公表される際には、抵抗があったのでは?
蝶々さん顔を出すことは、最初は恥ずかしいって思ってました。『銀座小悪魔日記』や『ふたつの蜜月 銀座小悪魔日記2』で、あまりにも「体験したこと」を自分勝手にそのまま書いてきたので。 でも、「ゴーストライターでも雇ってるんじゃ?」なんて言われたことがあって「ちょっと待て?」って思ったんです。 だって私、ダーリンがウクレレ弾いている横で、ノーメイクで貞子みたいに髪ふりみだして、原稿を書いてるんですよ! 私は自分が書くことにこだわりを持っているし、書いたことには責任を取りたい。また、「顔を出すべきだ」って主張する友人・知人や編集さんも多かったし、私もこの道でやっていこうと決意したので、思い切って。 でも、伊東明先生(心理学者:『男をトリコにする恋セオリー39』共著)に「勇気あることですよね」って言われて。そうか、これって勇気があることなのか、と思ったり。(笑)
−−今は、執筆稼業に専念されているんですよね。蝶々さんにとって「書く仕事」とはどんな位置づけですか?
蝶々さん昔から本を読むのは好きでしたね。近現代文学が好きで、たくさん読んでるんですが、自分が書くことは、考えてませんでした。 ただ、蝶々は「流れには素直に乗る」ことにしてるんです。『銀座小悪魔日記』を発表してから、女性から「励まされた」「人生観が変わった」なんて感謝の言葉をもらったものですから、うれしくて。今では、使命感を抱きながら仕事してます。 「貞子」になってつらい時もありますけど、書くことは、基本的に楽しいですよ。言いたいことも、たくさんあるし。 女性読者を集めてイベントをしたときも(『小悪魔な女になる方法』10万部突破記念のクローズドイベント)、とても楽しかったです。読者の方々と、直接お話できて気持ちが交換できて、「書いていてよかった!」って思いました。 私は、自分を文章芸人だと思ってますが女優さんが、舞台のライブ感がすばらしいという気持ちがわかりますね。
−−ということは、これからの作品にも、意欲満々ですね。 読者としても楽しみです。次の作品は、どんなものを? そして、仕事への野望は?
蝶々さんあるユニットを組んで「蝶々フューチャリング○○」みたいな企画を温めてます。 ヒントは、食欲の秋。ってこれだけじゃ何のことかわかりませんね? 恋する女の子を救うのもいいけれど、「オヤジ」のブランドのイメージアップにも力を注ぎたいですね。それに、女性読者からは、コスメやランジェリーなどのブランドとのコラボレーションなんかも、要望があがってます。
−−「流れには乗ってみる」蝶々さん。どんな展開になるのか、楽しみですね。さて、最近、興味があることはなんでしょう?
蝶々さん とにかく旅が好きなんです。異文化にふれると、これまで常識だと思っていたことが通用しない場面があるでしょう? 銀座でホステスを始めたときも「ここはなんてとんでもない世界だろう」って驚きました。でも、夜の銀座はもともとそういう世界で、ずっとそこにあったんです。私が知らなかっただけ。ホステスをすることで、違う世界を見ることができたんですね。 旅をして、いろんなものを見て、自分の価値観を広げてもっと柔軟にしていきたいです。今は、スピリチュアルスポットを巡ってます。ただ、静かなところも好きだけど、都会も好き。今回は、霧島の結界を訪ねたあとに、ニューヨークといった具合にスケジューリングしています。旅を絡めた仕事ができれば最高ですね。特に、普通の旅行ではいけないような場所へ、冒険してみたいです。
−−今日は、ありがとうございました。
「私がホステスにスカウトされたり、楽に活躍できたのは、『銀座』という場所が私にピッタリな土地だっただけのこと。女の子には、それぞれに自分が輝く場所があると思うの」そう語る蝶々さんの言葉は、タイプの違いを超えさまざまな女性へと届いている。
同様に「おじさまバイブル」も、立場を超えいろいろな男性の心に突き刺さることは疑いない力作だ。
第3章人生の福音[91 自殺はいけない]には、彼女の骨太な精神と、確かな筆力を感じ取ることができる。また、"いわゆるダー "がしたためた「あとがき」も必見だ。

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