楽天ブックス 著者インタビュー

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30歳という節目に、はじめて自分のエッセイを出版された神田うのさん。仕事のことやお友達とのおつきあい、お酒の失敗からスッピン写真まで、躊躇なく披露している本の中のうのさんは、とびきりかわいくて、でも、タフでしなやか。こだわって作ったウワサのご自宅で、楽しいお話をたっぷり語っていただきました。

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神田うのさん『うのはUNO』神田うのさん『うのはUNO』
恋に仕事におしゃれにパワー全開の神田うのさん。今、女性たちの視線を一身に集める彼女が、初めてライフスタイルを語ります。
1,470 円(税込)
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神田さんの本!

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うの式幸せのつくり方 Uno diamond
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プロフィール

神田うのさん (かんだ・うの)
1975年東京生まれ、神奈川県育ち。14歳から、テレビCM、広告、ファッションショーなどのモデルとして活躍したのち、小学館『プチ・セブン』の専属モデルになり、さらに注目を浴びる。その後、19歳で芸能界に転身。バービー人形のような容姿に、天真爛漫な性格、頭の回転の速さで一躍人気者となる。1995年には『ゴールデンアロー賞新人賞(芸能)』を受賞。テレビ番組や舞台を始め、ラジオ、映画で活躍。特技は幼少の頃から習っていたクラシックバレエ。現在は、デザイナー、クリエイターとしても注目され、ストッキング、ランジェリー、ジュエリー、ウエディングドレス、サングラスのデザインを手がける。

インタビュー

神田うのさん

−−プライベートな生活からデザイナーのお仕事のお話まで、たくさんの話題がつまった本ですが、出されたきっかけは?
うのさんちょうど、去年お話をいただいたのですが、そういえば、来年30歳になるんだし、節目としていいタイミングなのではないかなと思って。実は、7年と何カ月ぶり、なんですよ、出版物を出したのは。しかも、前の本は、いろんな雑誌の記事やインタビュー、ファッション雑誌の写真とかをまとめた「集め本」みたいな感じだったので、自伝チックなエッセイっていうのは、はじめて。
−−どんなふうに書かれたのですか?
うのさん全部書き下ろしです。お仕事の合間とか、このために時間を作ったこともあります。いろいろな章に分かれているでしょ? 通勤の時とか、1駅で1章読めて、その間に軽い感じで「うのちゃんとお話ししちゃった♪」みたいに、ポップに読めるように書きました。私ってこうなんですよって、お酒の失敗やハズカシイことも包み隠さず書いてます。父や母にも、全部目を通してもらって、漢字のまちがいとか直してもらったり、みんなの協力のもとに出来た本です。
−−読むと、うのさんが身近に感じられますね。
うのさんそうですね。これを読んだ私のお友達たちは「うの、そのままじゃん。ほんとに姫(うのさんは親しい人たちから姫と呼ばれている)そのもの」って。この間も、本の増刷が決まったお祝いに、みんながサプライズパーティをしてくれたんですけど、25人の仲良しのお友達、大黒摩季ちゃんとかクリスとか、みんなこれを読んでは「そのままだよね、うのの日記?」みたいな感じでした。
−−どんな人に読んで欲しいですか?
うのさんこういうのってある意味、偶然は必然で「縁」だと思うんですよ。この本を、買いたいな、読みたいなと思ってくれたとすれば、それはある意味、私との「ご縁」だと思っているんです。サイン会でも女性ばっかりじゃなくて、オジサマが「ビジネスでのご成功をちょっとでも見習いたいと思いまして、会社を代表して買いにきました」って10冊も買ってくださったり、「受験なので、パワーをわけてください」って合格祈願って書いて下さいってお願いされたり。そんな、縁てありますよね。

神田うのの職業を考えたとき、最初は「モデル神田うの」からはじまって「タレント神田うの」がいて、それで最近では「デザイナー神田うの」でしょ。あとはバレエもやっているし。いろいろある中で、そのひとつにでも興味を持ってくださった人が、たぶん買ってくれるんだと思うんです。どんなきっかけだったとしても、この本を手にとってくださった方には、ありがとうございますって。感謝するとともに、少しは「うのちゃんてこういう人なんだー」って理解してくれたと思うんです。それが、個人的には、すっごくうれしいことなんですよね。ほんとうに、いい記念になりました。

神田うのさん

−−本のタイトルはどうやって決められたのですか?
うのさんこの「うのはUNO」っていう書名は、ウチのママがつけたんですよ。みんなでいろいろな案をだして、ママも20個ぐらい書いてくれたんだけど、たくさんある中から、多数決で選んでいただいて。「うのっていう名前はね、パパがつけたから、ご本の名前ぐらいはママがつけられて良かったわ」ってママも喜んで。良かったですよ、これが選ばれて(笑)。UNO(イタリア語で一番)って意味と、「この人はこの人」っていうような、世界で自分は一人しかいないっていうような、そんな意味をかけているんです。だってほら、双子でそっくりでも、その人は世の中にひとりきりなんですよ、自分の人生を背負って歩んでいく。それをかけあわせた意味があるって……母がおっしゃってました!
−−ご両親とのやりとりも本の中にでてきますが、これまでの人生で、お父様との会話などで、印象深い、あるいは支えになっているようなことってありますか?
うのさん心配するということがどういうことか、わかるようになったことがあったんですよ。それまでは、注意されたり怒られたりすると、超ウザイ〜とか思っていたんですけど。ポケベルが88(パパ)って鳴りっぱなし、だったりとかね。パパは海外に行っていないはずなのに、おかしいなって思ったら、そのときは88(はは)だったり(笑)。父は、厳しかったですけど、その厳しさが愛情だったんだなって、いまでは感謝しています。子供時代は、「○○ちゃんちはね……、▽▽ちゃんとこはね……」ってまわりと比較してうらやましがったりすることもありましたけど、いっつもウチの父と母は「うちはうちですから」って言って。

 「パパはこれを言うことで嫌われてもいい。それだけの覚悟をして、言うんだ」とか言って、怒られたりしましたけど、そのときは「パパなんて大キラーイ。嫌われるぐらいだったら、言わなければいいのに」って思ったわけ。でもね、嫌われても言わなくてはいけないことがあるんだって、たぶん高校を卒業して、社会人になってからですかね、わかる時がきたんですよ。

人間として、普段の生活は地に足をつけて、質素であるべきとか、家族とのこととか、けっこう哲学的で、恐いパパでしたけど、感謝しています。
−−本には、小さい頃のうのさんから、新しいご自宅の様子まで、楽しいお写真もちりばめられていますが、どういった写真を集められたのですか?

神田うのさん

うのさん持ち物系のファッションブックみたいな本も見たいですっていうファンの方の要望もあったのですけど、今回はいろんな写真を、ちょっとだけね。でも、これ(クローゼットの中のカバンの置かれている写真を指さし)とかぜんぜん知らなくて、カメラマンが勝手に撮ってたんですよ。「え〜?撮影するなら言って!」みたいな。だって、カバンとか、別の撮影で持っていっちゃってた時で、棚がスカスカでしょ?ショボ!みたいな。全部はいってると、いつもはギッシリなんですよ。「もーいつの間に撮ったの?」って、そんな感じで。こっちの写真も、スッピンだし、ジャージだし。
−−この、完成したご自宅のお写真も掲載されてますね。
うのさんテレビからも「撮らせてください」とか、たくさん話がくるんですけど、ムービーって、泥棒さんに教えちゃうようなもので、それで、入られたお友達もすごく多いので、ムービーはゼッタイやめたほうがいいわよって言われていて。スチールなら、動いた映像じゃないので、これはどこの場所っていうのが、わかんないんですよね。だから、スチールだったらOKって、私たちの中で決めたんですよ。一番最初は(うのさんがプロデュース&デザインしているウエディングドレスの)「ScenaD'uno」(シェーナ・ドゥーノ)のパンフレットを作る時に、ロケ地みたいな感じで、デザインしたドレスを私が着て、この家で撮影したんです。でもそれって、一般に配るものじゃないし。こういうふうにみんなに見せるのは、この本がはじめてです。これはうのの本だから、家がでてくるのは当然の流れ、みたいな。スッピンもでているわけだし(笑)。
−−楽天ブックスの女性たちの間でも、どんなベットで寝ているの?とか、クローゼットの中身が見たいって話題になりました。おうちの中で一番気に入っているのはどこですか?
うのさん寝室も気に入っているし、そうですね、あとは、石? これ(と3階のサロンの床を指さして)大理石なんだけど、いろんな種類の石を使っているんですよ。パウダールームのピンク大理石は、この厚さで1枚っていうのがほとんどないんですって。イタリアで見つけたんですけど、日本にはなかなかはいってこないし。建築家の吉野憲司先生がみつけてきてくださいました。

設計にもすっごい時間がかかりました。サロンの外のテラスには、先生がわたしをイメージしてデザインしてくれたモザイクがあったり、完成までには、か・な・り時間はかかりましたけど、それだけむずかしいオウチを作っちゃったから、しかたないですね。

−−ビジネスも成功され、お気に入りの家も建てられて、人生足りないものはない感じですが、このあと欲しいものとか、やりたいこととか、ありますか?
うのさん もともとないですね。この間も聞かれたんですけど、「欲しいものがあったら買っちゃう」って言ったんですよ。前に、プライベート・ジェットのご案内とか来ちゃって、すっごい高くて、ちっとも欲しくな〜い、みたいな。普通の飛行機で、普通に行けばいいじゃん、て。そういうのを欲しいって思う人って、あー、お金がない、どうしようってなっちゃうと思うんですよ。

子供時代からそうでしたけど。そうね、ファミコン世代だったので、テレビゲームの新しいカセットとかは欲しかったというのはありましたけど。パパとママは、バレエのものとかは全部買ってくれるのに、ゲームはダメ。そうすると、クリスマスにサンタさんがくれるの。

 私、すっごい恥ずかしいんですけど、中学1年まで、サンタさんを信じていたの。なのに、中1の時、来なかったんですよー、すごくショックで。学校でもそれまでは、「あ〜ら、皆さんはかわいそうね。信じていない人には来ないのよ。あれはパパとママだ、なんて言って信じてない人はね、そんなこと言ってるから、サンタが来ないのよ。それで、両親が哀れんで、あげてるのよ、あなたに!」ってホンキで思ってたの。みんな、「え、そうなのかよ」「ほんとに、欲しいものが来るの?」「へぇ〜、いいな〜」みたいな感じでしたよ。ほんとは相手が正しいのに(笑)。

 結局ね、欲しいと思ったらキリがないんですよね。もう一軒オウチが欲しいなーとかなっても、ほんとにそう思っているの?と言ったら、ぜんぜんそうじゃない。ただ口で言ってるだけ。そんな感じですね。

「欲しい」っていう話だとね、ネパールにロケで行った時のことなんですけど。ストリート・チルドレルの子供たちと交流したんです。その子たちって、親に捨てられちゃって、道路で暮らしていて、母親の愛情を知らないの。2回行ったんですけど、すごいなついてくれて、最初別れる時は、みんなワーワー泣いて。でも、大丈夫だよ、2カ月後にまた戻ってくるよって言って。彼らは毎朝、早起きしてくず鉄拾いをするんですよ。それをお金にかえてもらうの。そのお金を持って、パン屋さんに行ってパンを買うんです。で、まだ小学校高学年にならないくらいのリーダーがいてね、パンをね、一番小さい子から渡していくんですよ。2個足りないとかなると、自分が食べないの。血がつながっていないのに、ちゃんと家族ができてて、社会になってるのね。彼らの生活が壊れちゃうから、お金を渡しちゃダメって言われてて、だけど何かしてあげたいじゃないですか。それで、2回目に行った時には、たくさんのスーツケースやダンボールに、洋服や、栄養補助食品、それから、これが一番高かったんだけど、教科書がないから、英語の絵本を本屋さんで買って持っていって、空にして帰ってきたの。……でも、最後に、なにか欲しいものある?って聞いたら、なんて言ったと思います? 泣けてきちゃうんだけど、「石鹸」ていったんですよ。住む場所がないから、彼らは汚い川で水浴びしてるの。「ぼくたち、おねえちゃんの側にいるのに、おねえちゃんキレイなのに、ぼくたちの体が汚いから、石鹸できれいにしたい」って……。

日本のガキンチョだったら、なにが欲しいって言うかしら。テレビゲーム? あ、それじゃ、昔の私だわ(笑)……。

なんでこんな話になったかわかんないですけど(笑)、たとえば、日本のクラブのホステスしてる女の子たちって、生活がたいへんとかじゃなくて、ブランド品のバッグが買いたいからとかそんな理由で働いてたりするでしょ。親も泣きますよ。なんかねー、動機がすごい安っぽいのよね。そんなの、別に買えないなら買えないでいいじゃん。そこまでして欲しいか? みたいなものがありますね。

神田うのさん

−−うのさんみたいに生きたいなぁと思ってる人もたくさんいると思います。
うのさん良い部分もあれば、悪いお手本の要素もあるので、反面教師にしていただいてもいいし。人生は自分自身が作っていくものだから。でも、ちょっとでも共通点があったりすると、うれしかったりもするじゃないですか。バレエをはじめたっていう女の子から「うのちゃんみたいになりたい」っていわれたりすることもあるけど、その方には、その方の生き方があるから。お手本と思ってくださるところがあるなら、取り入れていただいて(笑)

読み終わって、おもしろかったな、よかったなと思っていただければいいですね。
−−かわいいものが好きで、おしゃれで、女らしいのに、どこか男前なところもあるのがうのさんの魅力ですね。いつか、お母さんになったうのさんも、ぜひ、拝見したいですねぇ。
うのさんいつかはなりますけど〜、まぁだ、子供は欲しくなぁい、みたいな(笑)?
−−今日はありがとうございました。
神田うのさんの話題のオウチで、しかも、とってもステキな3階で、じっくりお話をうかがうことができました!(どんな場所なのかは、本の中の写真を見てくださいね!エレベーターも、パウダールームも、ほんとに写真のままでした)。テレビで見るうのさんそのままの存在感と、きっぱり自分の意見を言える姿勢に感服です。お話に夢中で、出していただいたシュークリームが手つかずになっていたら、うのさんデザインの手提げ袋にサッといれてくれる女性らしい気配りも。ほんとにステキな方でした!【インタビュー:波多野絵理】

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