楽天ブックス 著者インタビュー

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官能小説を出発点に、今やエッセイやケータイ小説などさまざまなジャンルで女性読者をひきつけている作家内藤みか。ケータイ小説では記録的ヒットを呼び、今年になってから発売された詩集と文庫本も絶好調と、今もっとも注目される女性作家のひとりだ。その彼女が語るケータイ小説、そして、その後の「別れても、バカな人」とは?

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内藤みかさん『別れても、バカな人』『別れても、バカな人』
仕事は絶好調だが、家では夫に殴られ、姑にはいびられる日々。そんな時、目の前に現れた爽やか青年。こうなりゃ離婚だ!と家を飛び出したはいいが……。官能小説家による、爆笑エッセイ。
600円(税込)
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プロフィール

内藤みかさん (ないとう・みか)
1971年生まれ。22歳の時に官能小説でデビュー。以来、著作は50冊以上にのぼる。また04年は9冊の新刊を出版、現在10本以上の連載小説、連載エッセイを抱える。メールマガジン、ブログなど、ネットでも精力的に活動中。新潮ケータイ文庫連載の『いじわるペニス』はケータイ文庫始まって以来の1日アクセス1万人、累計70万アクセスを記録!
公式ブログ 作家・内藤みかのお安いのがお好き(楽天日記 ): http://plaza.rakuten.co.jp/micanaitoh/

インタビュー

−−ケータイ小説「いじわるペニス」に続く第2弾、『ラブリンク』もすごい人気だったそうですね。
内藤さん最近「新潮ケータイ文庫」での連載が終わったばかりですが、1日のヒット数は、 『いじわるペニス』をしのいでました。私はもともと官能小説家だったので、スポーツ新聞などの連載もよく書いていたんですね。だから短い文字数で、盛り上げどころがあって、つぎの展開を期待させてというケータイ小説のスタイルは得意。それから元のダンナともネットのオフ会で知り合ったくらいで、ネットの住人たちとは感性が近いというのもヒットのベースにはあったかもしれません。
−−以前書かれた官能小説のほうにも、女性読者が増えているとか。
内藤さん「いじわるペニス」もそうなんですが、タイトルからして町の本屋では女性はなかなか手に取れないと思うんですよ。それが、ケータイ小説やネット書店が増えてきたおかげで、思う存分読めるようになった。私の官能小説も、たしかに女性読者が多くなりましたね。とくに売れているのは……「メール不倫年下の男の子」とか(笑)。書いているほうはファンタジーと思ってるんですが、みんなリアルで体験したいんじゃないかな。「どこに行けばこういう人に会えますか?」というような質問メールもよく来るんですよ。こうして半分ハウツー本のように読んでいる人も多いというのは意外でした。
−−そんななか、『ほんとうに だいすきだった あなたへ』という、これまでの内藤作品とはひと味ちがう詩集も出されましたね。
内藤さんこれは『あなたを、ほんとに、好きだった。』のノベルティ用に作った小冊子が始まりなんですね。読者が自分で書き込みをして本を完成させるというスタイルも、実は1冊書くほどの時間がなかったというのがあって(笑)。悲しい恋にどっぷり浸かっている女性向けに、あらためて本にしてみたんですが、これが意外に男性にもウケている。もしかしたら男性のほうが、オセンチだったりするのかもしれないですね。かたや女性は、自分の文章修行のためにこの本を利用している人も多いようです。いずれにしても、こういうスタイルにしたことで、普段あまり本を読まない人にまで受け入れてもらえたようで、想像していた以上に売れているのはうれしいですね。
−−離婚して、また同じご主人と結婚するまでの実録エッセイ『別れても、バカな人』は最近文庫に。この間、再びご主人と離婚されましたが、こうして文庫になってみて今のお気持ちは?
内藤さん実は今回の文庫化のことをまだ元夫に言ってないんです。もし本屋で見てたら、ごめんなさい!(笑) 自分にとっても離婚というのが思った以上に大変なことだったし、いろんな発見があった。で、その顛末を人に伝えざるをえないという気持ちで書いたのがこの本だったんですね。自分のためというより、人にも「明日は我が身」と知ってもらえればと。実際、離婚を迷ってる人が本を読んで思いとどまってくれたりもしたんですよ。それなのに自分が離婚しちゃしょうがないですよね。文庫本になったのはとてもうれしいですが、そんな読者にはちょっと申し訳ない気持ちもありますね。
−−でもそれ以上に、続編を楽しみにしている人が多いと思いますよ。
内藤さんこの本も、実際に離婚再婚を経験して3年後に、ようやく書けた本だったんです。今回の離婚も、まだ2年ほどしか経っていませんから、もし今書いたらカッコ悪いものになっちゃうと思うんですよね。言いわけや理屈で事実を覆ってしまうというか……。本当は出版社から言われて、ちょっと書き始めたことがあるんです。でもまだダメ。もうちょっと待っててもらって、必ずこれは書きたいと思っています。
−−ケータイ小説、官能小説、エッセイなど、すでに多方面でご活躍ですが、これからやってみたいことはなんですか?
内藤さん3月に東京・青山の20のカフェを巻き込んだイベントをやるんですね。そんなふうにいろんなチャンネルを増やしながら、今年はケータイ小説もどんどん発表していきたいなと思ってますね。音楽配信はもう一般的になりつつあるけれど、小説配信のほうはまだまだ進んでやろうという作家の方が少ない。たとえば『ラブリンク』は1日1万人以上の読者がいて、その人たちが毎日のどこかで私の物語を読んでくれている。そういう感動に気がついていない作家の人が多いんです。本が売れないと嘆くばかりじゃなくてチャンネル増やしてみようよって、ザビエル(笑)のように伝道したい気分ですね。それから夢をもうひとつ。楽天広場で毎日ブログをやっているんですが、ここでいつか本屋をやる計画があるんですね。楽天ブックスの内藤みか支店。食生活、性生活から絵本まで、もう3,000点のリストアップまでは終わりました。乞うご期待ですよ。
−−楽しみにしています!今日はありがとうございました。
インタビュー後、「これから保育園のお迎えがあるんですよお」と風のように去っていった内藤みかさん。エッセイのなかにもしばしば登場するように、二児のママでもあります。どんなにエッチでどんなに過激でも、その作品がいつも感じさせてくれるのはリアリティ。彼女が切り取った、たった今のリアルをお楽しみください。

え?コースターに小説!? カフェとのコラボ小説・誕生!
彼とはこのカフェで偶然会って、コーヒーを飲んだだけ。
何も言えない。
何もできない。
その日から私のオーダーは、
彼が飲んでいた、ブレンドになりました……。


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