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「うちのお母さんはそんじょそこらのマネージャーよりもすごい」大沢あかねさん初の自伝
「母ひとり、娘ひとり」

ローティーン向け女性誌の人気モデルからタレントに転身し、ドラマやバラエティなどで幅広く活躍する大沢あかねさん。4日に刊行した自伝「母ひとり、娘ひとり」(幻冬舎)ではパワフルでコミカルな母親との23年間が、赤裸々につづられている。大沢さんに話を聞いた。


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プロフィール


大沢あかね氏 (おおさわ・あかね)
1985年、大阪府生まれ。NHK「天才てれびくんワイド」の子役などを経て「ピチレモン」(学習研究社)のモデルとして人気を博す。その後、ドラマやバラエティで活躍。「テレ遊びパフォー!」(NHK) 「おもいッきりイイ!!テレビ」(日本テレビ系)などレギュラー番組多数。

インタビュー


大沢あかねさん−−自伝を刊行したきっかけは。

大沢さん テレビ番組だったんですよ。フジテレビの「印税スター!誕生」っていう企画で、自分の出したい本を(編集者に)プレゼンして(編集者が)札を挙げて、まさに「スター誕生」の感じで。。


−−赤裸々な内容に、周囲の反応は。

大沢さん 二十数年間、隠してきたこととか、恥ずかしくて出しちゃいけないこととかも、全部書いてみなさいって(編集者に)言われたので、それだったら隠してきた意味がないし、どうしようかって話になったんですけど、一度決めたからには私は「じゃあ書きましょう」って言ったんですけど。書く前は(周囲が)すごくもめてて、それに挟まれて私もパニックになって、もう怒っちゃって「だったらあなたが書けばいいじゃない」って言ったりとか。でも(母親は)、感想とか言わないんですよね。最初からお母さんが主役ってことを知ってましたので、言えないっていうか、言っちゃいけないって思ってるんじゃないでしょうか。「年齢だけは書かんといてな」って言われて、それだけ気にしてましたけど。


−−NHK「天才てれびくんワイド」の子役からモデルへ、モデルからタレントへ。転機の度に、あかねさんをパワフルに引っ張るお母さんが印象的です。

大沢さん そうなんですよ。ファンキーなお母さん(笑い)。だから入った印税は全部お母さんに(笑い)。うちのお母さんは本当に、そんじょそこらのマネージャーよりもすごいですよ。まあ(あかねさんのために設立した)事務所は、すぐにつぶしましたけど(笑い)。お金のない中で会社をつくろうなんて、馬鹿な発想する親の子どもですから、冷静に見るしかないというか。その時間が私にとってもすごく楽しかったから反対はしなかったし、むしろ私のことを一生懸命応援してくれているからこそ、そういうことやってくれるんだなっていう感動ですよね。(どういう環境でも)母には愛があったので、本当にぶれることなく私も育ってきたつもりなんですね。なんか、その環境が楽しかったっていうか。


−−執筆の際、お母さんに相談は。。

大沢さん しました。取材もしました。「あのとき、お母さんはそういうことを考えていたんだなぁ」と、新しい発見とかもあったりして。例えば(子役からモデルに転身しようと)東京に出てくるとき、母親も初めは不安を口にしていたので、私は(母親に対して)かわいそうだなっていうか、申し訳ないなっていう気持ちだったんですが、(当時のことを聞いてみると)「私(あかねさん)ならやっていける」と思ってたみたいで「え?」みたいな。もしかしたら強がりなのかもしれないんですけど、でも、そう思ってくれてたんだなぁって。そういう意味では、また(母子の距離が)縮まったような。


大沢あかねさん−−雑誌「ピチレモン」のモデルとして「女子中学生ブーム」を巻き起こすさまも描かれています。

大沢さん 夢みたいな時間でしたよね。たくさんのファンの子たちが、毎月私が着てた服を買ってくれたりとか。自分の大好きなお洋服を着られて、みんなにキャーキャー言ってもらえるっていうのは本当に夢のような。(調子に乗ったことも)当然ありますよ。唯一、調子に乗れるのはピチレ(ピチレモンの愛称)のときだけだったんですよ。だって家に帰れば、汚いアパートで。なんか、自分が変身できるその瞬間だけが、鼻高々になれる、そういう時間だったんですよね。


−−当時「クチャ顔」という独特の笑顔で、全国の女子中学生から親しみをもたれていました。

大沢さん ほかのモデルさんのスタイルのよさとか可愛らしさとかって、もう断然、私と比べても全然違うなって、撮られた写真を見て分かるんですよね。コンプレックスがあったんです。でも、これをどうにか生かせないかなって思って。私は胸も小さいし、顔のパーツが全部小さいんだけど、これを生かしたいって。で「イッ」って笑ってみたんですけど、最初はカメラマンさんも「へ?」みたいな戸惑いがちょっとあったんです。でもその表情を続けて、それを編集の方が選んでくれて。誌面に載ったら、たちまち、あの笑顔みたら元気が出ますみたいな。きっと親近感を抱いてくれたんだと思います。


−−モデルからタレントへ転身して思うことは。

大沢さん やっぱりモデルの仕事もたいへんですけど、芸能界の仕事はまた一歩二歩深いというか。特にバラエティは、やってみてすごく深いものなんだなっていう。台本がなく、その日の主役が誰になるか分からない。でも、みんなが協力し合って、ぎりぎりのラインで刀を振り合ってエンターテインメントを作りあっているっていう感じです。


大沢あかねさん−−大沢さんといえば「大沢親分」こと元日本ハム監督の大沢啓二さんの孫としても有名ですが、彼の力を借りずに芸能界で正々堂々と生きる様子が描かれています。

大沢さん おじいちゃんの力もありますよ。(祖父の名前で)ブッキングしてくれるところもありますし。でも、そのブッキングしてくれたそのステージからは私のものなので、そこでおじいちゃんの名前を出してたからって次はないと思うし。(祖父からは)「可愛がってもらうには礼儀とか挨拶とかちゃんとしとけよ」と言われています。(『喝』を入れられることも)たまにありますよ、「あのコメントはよくねぇなぁ」とか(笑い)。


−−読者に一言。

大沢さん 大沢あかねを知ってくださっている方には、この本も含めて、私のことを好きになってもらえたらと思います。また私のことを知らない人には、この本から入って「大沢あかねというタレントがいるんだ」と知ってもらえるきっかけになればと思います。真剣に書いたので、だまされたと思って一度、読んでみてください。読んで後悔のない作品だと自信をもって言えるので。












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