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2009年6月25日「マイケル・ジャクソンが亡くなった」――このニュースに世界中の人々が衝撃を受け、哀しみに沈みました。それから1年。映画「THIS IS IT」が世界的な大ヒットを記録するなど、マイケルへの評価が一層高まりを見せる中、その知られざる素顔を紹介した、『マイケル・ジャクソンの思い出』が大きな話題を集めています。著者の坂崎ニーナ眞由美さんは1986年から10年間、マイケルのいくつかのライセンスプログラムの日本代理人を務めると同時に、来日コンサートの際のアテンドを任された女性。マイケル・ジャクソンと公私にわたり交流を深め、その優しく謙虚な人柄に触れた坂崎さんに、マイケルの息遣いまでが感じられる1冊について伺いました。

プロフィール

坂崎ニーナ眞由美さん (さかざき・にーな・まゆみ)
1947年、山口県生まれの日系アメリカ人3世。サクラメント州立大学卒業。結婚後、1973年に日本に帰る。JSMコンサルティング(株)の経営者としてインターナショナルな事業に従事。30年にわたるライセンス・ビジネスでは、マイケルズ・ペット、I LOVE NY、アメリカの画家スチュワート・マスコウィッツを日本に紹介。家庭教育の子育てコンサルタントの第一人者、ドロシー・ロー・ノルト博士の代理人として、博士の代表作『子どもが育つ魔法の言葉』を世に送り出した。

インタビュー

坂崎ニーナ眞由美さん

−−『マイケル・ジャクソンの思い出』が、発売と同時に大きな反響を呼んでいますね。
坂崎さんみなさんに好意的に受け入れて頂くことができて、本当にうれしいですね。しかも読んで下さった方の感想が、どれもマイケルへの思いに溢れていて。マイケルが好きな方たちは、彼と同様にとても優しい気がします。
−−ご自身は1986年から10年間、公私にわたりマイケルと交流されたそうですが、最初はこうした本を書くつもりはなかったそうですね。
坂崎さんマイケルとの思い出は心の中にしまっておくつもりでした。マイケルはインタビューが嫌いで、プライベートを公表するのを好まない人でしたので。来日の際にはいろいろな場所にお連れしましたが、マイケルのセキュリティ・チーフだったビル・ブレイさんからも、その間のエピソードは一切外に漏らさないようにと言われていました。
−−興味深いことに、そのビルさんが今回、本を書く決意をした理由の一つでもあるそうですね。
坂崎さんそうですね。最終的に本を書こうと決めたのは、マイケルに対してはもちろんですが、マイケルと仕事をするチャンスをくれたビルさんへの感謝の気持ちからです。ビルさんはマイケルが11歳の時から父親代わりを務め、どんな時も彼を守り続けてきた唯一の人物でした。しょっちゅうふざけ合いながらもお互いを思いやる、二人の関係はまるで親子のようであり、その絆はとても深いものでした。ところがマイケルに関するどの本を読んでも、ビルさんはほとんど出てこないのです。マネージャーや弁護士と違って本当に影の存在でしたから、仕方ないことなのかもしれませんが。でも、私にとってはビルさんが信頼して下さったからこそ、マイケルが快く仕事を引き受けてくれた。その感謝の気持ちも含めて、マイケルにはこんな大切な人がいたと伝えたかったのです。ビルさんは2006年に亡くなられましたが、彼を失ったことは、マイケルにとって大きな痛手だったと思いますね。

坂崎ニーナ眞由美さん

−−正直、マイケルが亡くなるまでの数年間は、その奇行ばかりがメディアに取り上げられ、「マイケルってこんな人だったの?」と疑問を抱くことばかりでした。
坂崎さん ビルさんが高齢になり一線を退いて以後、マイケルを守り、またスーパースターである彼にきちんと意見できる人が現れなかったことが、ああした不本意な報道につながったのではないかと思います。決して饒舌ではないマイケルは、そのためにいつも誤解をされてしまうのです。一方で彼自身が、一生懸命インタビューに応えても、メディアは自分の意思とは違うように書き立てる。だから何も言わなくていいと思っているところもありました。
でも映画「THIS IS IT」が公開されて、世界中の人たちのマイケルを見る目がまた変わりましたよね。あの映画と同様に、この本を通してより多く方が本当のマイケルを知って下さったらと思っています。
−− この本を読んで、仕事熱心で努力家で、物静かで誰よりも優しいマイケルの人柄を感じました。それに加えて、セガとのゲーム制作の過程をはじめ、マイケルの好奇心旺盛なビジネスマンとしての一面も描かれていて、とても新鮮でした。
坂崎さんたとえばこんなエピソードがあるんですよ。マイケルはセガのゲーム制作現場を訪れるのが大好きだったのですが、セガの最新ゲームを試した直後に、「このゲームをより楽しんでもらうにはナビゲーションがあったほうがいい。僕がやるよ」と申し出たのです。でも、あれほどのスーパースターですから、企業としてはギャラが気になるでしょう? ところがマイケルはギャラはいらないと。その代わりに、このゲームが一台売れるごとにロイヤリティが払い込まれるようにして欲しいと提案したのです。ビジネスマンとして非常に優れた選択ですよね。しかも、そうして得たお金は、すべて子どもたちのために寄付していたそうです。
マイケルはいつも何か新しいものを生み出したいと思っていました。最大の夢はテーマパークを作ることで、セガのエンジニアやプログラマーの方たちと話をしていたこともありました。もし実現していたら、きっと素晴らしいものになっていたはずです。またスーパースターであるがゆえに籠の中の鳥のような生活を送っていた彼にとって、ゲームは一番の息抜きでもありました。子供たちを励ましたいと思っていたマイケルは、子供たちへの影響を考えて、たばこもお酒も一切のみませんでしたから。あと、息抜きといえば子供っぽいいたずらですね。私も初めてお会いした時、ペットのタランチュラを上着の襟に置かれましたよ(笑)。

マイケルの自宅にて、ペットのタランチュラとの2ショット。坂崎さんも胸にタランチュラをつけられ、マイケルはその反応を子どものように面白がりながら見ていたという。

−−あのエピソードはとても印象深いですね。逆にマイケルと仕事をする上で、難しさを感じたことはありますか?
坂崎さんマイケルは絶対に怒らない人でしたから、怖いということはありませんでした。けれどものすごく悲しい顔をする時があるのです。こちらが何か失敗したりすると下を向いて、本当に悲しそうになるので、そうさせないように頑張るのですが。ただ自分が裏切られたり、利用されたと思うと、もうそこで終わりなんです。そうした厳しさはありましたが、マイケルに対して嫌な気持ちを抱くことはありませんでした。なぜなら、こちらの提案に対して「全然ダメだ」と頭ごなしに否定せずに、いつも優しい口調で「もっとこうすれば?」「もう少し良くなるはずだ」と励ましてくれるからなんですね。
−−それにしても、来日の際にホテルのワンフロアを改装したエピソードなど、それぞれの分野のプロたちが、マイケルに関わることで不可能を可能してしまうのが、本当にすごいですね。
坂崎さんマイケル自身が最高のパフォーマンスを見せるために、自分が納得するまで聞いたり、調べたりと、努力を惜しまない人でしたから、自然に周囲の人間もそうなるのでしょうね。
この本を書くにあたり、来日時に宿泊したホテルの担当者の方をはじめ、日本でマイケルに関わった方たちにお会いして当時のお話を伺ったのですが、みなさんマイケルの言葉や行動に感動したとおっしゃるんですね。一度しか会っていない相手でも必ず覚えていて「彼はどうしていますか?」と気遣うことを忘れない。お世辞も言わないし、言葉は少ないけれど、相手を尊敬し、自分に感謝してくれている気持がきちんと伝わってくるので、みんなマイケルと仕事をするのが楽しくなるんです。
−−感謝といえば、来日公演を終えて帰国する際、マイケルがいきなり坂崎さんをハグして、「Thank You for everything」と言うエピソードには、思わずジーンとしてしまいました。
坂崎さん私のようなスタッフだけでなく、彼は日本のファンの方たちにも心から感謝していました。 自分が行く先々で待ってくれているファンの方たちに手を振りながら、いつも口にしていたのが 「Thank you」の言葉です。マイケルは常に「どうすればファンにもっと喜んでもらえるのか」と考えてい ました。この本を書いたもう一つの理由に、そんなマイケルの気持ち……彼にとって、日本のファンの方たちがどれほど大切だったか、それをお伝えしたかったというのがあります。ホテルに届いたプレゼントは全部、マイケルは持ち帰っていたんですよ。だから「みんな元気でね、ありがとう」ってね、マイケルは確かに、みなさんに言っていましたよと、どうしてもお伝えしたかったのです。

マイケル来日時に子ども達と。子ども達と過ごすときの笑顔は自然で柔らか。心からくつろいでいる様子が分かる。

−−この本の出版にあたり、表紙のマイケルのスケッチもご自身で描かれたそうですね。
坂崎さん私が、絵が好きで描いているのを知った編集担当の方が勧めて下さったのですが。このスケッチを描いている間にも、マイケルの思い出がよみがえってきて、とても楽しかったですね。
−−最後に、坂崎さんご自身がマイケルから得たこととは?
坂崎さん人に優しく……それが彼にとって一番大切なことであり、私が彼から学んだことです。私は以前、『子どもが育つ魔法の言葉』という本に携わりましたが、子どもたちを育てる上でもマイケルの生き方が1つのアドバイスになる気がします。彼の優しさをこれから、もっと真似していきたいですね。
−−坂崎さんのあたたかな文章から、マイケル、そしてマイケルに関わるたくさんの方たちの人や仕事に対する愛を感じて、大いに励まされました。本日はありがとうございました。

この本を立ち読み

『マイケル・ジャクソンの思い出』

含羞を含んだ笑み、優しい心遣い…
オフのマイケルもまた魅力的でした
【1】マイケルの自宅訪問、ネバーランド訪問など、信頼されないと招かれない場所でのエピソード満載!
【2】誰に対しても優しく、丁寧だったマイケルの素顔に驚きます。本当の姿をもっと早く知りたかった!
【3】極端な偏食、来日時のホテルを大改装、グッズへのコダワリ…スターならではのエピソードも驚愕です

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レビューを立ち読み

  • ★マイケルの死後マイケルに関する本はこれまでに多数出版されており、その都度全て読んできましたが、マイケルジャクソンの思い出は今まで知る事のなかったマイケルの本当に優しさを改めて知る事ができ、読みはじめから最後まで何度も涙しました。今回書ききれなかったエピソードもまだたくさんあるそうですので、続編に期待したいです。
  • ★他の一般に出回っている写真集と音楽本とぜんぜん違う、プライベートな感じは第一印象です。Michaelの楽しそうな姿の写真はとても素敵です、結構貴重☆本をパラパラすると、ちっちゃいマイケルイラストのダンスムーヴも楽しめます。ハートを感じます。

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