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プロ野球選手、ファッションデザイナー、宇宙飛行士……憧れのしごとの面白さが詰まった1冊に、くぎづけになる人続出!!鈴木のりたけさんの絵本『しごとば』の第2弾 『続・しごとば』

鈴木のりたけさんが子供たちに人気の職業のしごとばを徹底取材し、使う道具からしごとの流れまでを紹介した『しごとば』。2009年の春に出版されると同時に、子供から大人まで、多くの読者を虜にしたこの作品の続編『続・しごとば』が刊行に。普段、なかなか見ることのできない「しごとの現場」を忠実に、なおかつ独自の視点とユーモアを交えて描いた絵本からはしごとの面白さ、それに携わる人々の仕事に対する誇りや思いが伝わってきます。このシリーズについて、作者の鈴木さんに伺いました。

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プロフィール

鈴木のりたけさん (すずき・のりたけ)
1975年、静岡県浜松市生まれ。2006年、第27回読売国際漫画大賞入選。TOKYO illustration 2007入選。文芸社ビジュアルアート出版文化賞2006絵本部門個性派賞受賞。2009年刊行の『しごとば』が「第2回 MOE絵本屋さん大賞」、「この絵本が好き!」(平凡社)<国内絵本ベスト>3位に選ばれるなど、注目を浴びる絵本作家。著書に『ケチャップマン』(文芸社ビジュアルアート)、『しごとば』(ブロンズ新社)がある。
鈴木のりたけ日記 http://noritakesuzuki.com/

インタビュー

プロ野球選手

−−昨年出された『しごとば』が大きな話題を集めましたが、読者からの反響もすごかったのではないですか?
鈴木さんたくさんの読者の方からお手紙を頂いて、とてもうれしかったですね。9歳の女の子からの手紙に「次は花屋さんを取り上げて欲しい」と書いてあったり。中には90歳の方もいて、本当に幅広い世代の方に手にとって頂くことが出来て、良かったなと思います。
−−待望の第2弾『続・しごとば』では、花屋さんも取り上げられていますね。そもそも「しごとば」をテーマにした絵本を描こうと思ったきっかけとは?
鈴木さんもともと僕はグラフィックデザインの仕事をしていて、他のデザイナーの方たちのしごとばを見る機会が多かったんですね。すると、みんな好きなものに囲まれて仕事をしたいという気持ちがあるのか、机の周りに面白いものをいろいろ置いているんです。それを見て、「この人はアメコミ好きなのかな」とか、「鉄道マニアなんだな」と思ったり。机の周りにその人の個性が表われているのがすごく面白いと思った。そうやって個性が表われるのは、きっと他の職業でも同じはずだから、職業ごとに机の周りに置かれている道具を集めて、描いてみたら面白いんじゃないか。そこから職業だけでなく、個々の人間の特徴も出てくるのではないか、と思ったのがきっかけです。
−−前作ではご自身のしごとばを紹介したラストのおまけページ、「ぼくのしごとば」を含めて10の、今回は考古学者からマンガ家、書店員、さらに宇宙飛行士まで、前作同様、多種多様な9のしごとばが掲載されています。職業を選ぶ上で基準にしたことはありますか?
鈴木さんまずひとつは、1枚の絵にした時にいかに面白く描けるか。ギュッと道具が詰まった仕事場を描きたいという気持ちが最初にあったので、それが叶うかどうかという観点から選びました。もうひとつは、あまり通好みになりすぎずに、みんなが興味のある職業、つまり「子どもたちがなりたい職業ベスト10」に入ってくるようなものですね。
といっても基本的には、「この仕事をしてみたい」というのが僕自身の中にたくさんあって、その中から取捨選択していった感じです。宇宙飛行士はちょうど日本人宇宙飛行士の方たちが話題になっていて、タイムリーだったこと、またプロ野球選手などは、僕自身がのぞいてみたい職場でもありました。
−−プロ野球選手では、東北楽天ゴールデンイーグルスを取り上げて下さって、ありがとうございました(笑)
鈴木さんこちらこそ取材させて頂いてありがとうございました。広報担当の方に長時間アテンドして頂いて。その方も絵の中に描かせて頂きました(笑)。
−−そんな風に、鈴木さんご自身がしごとばで出会った人や出来事が描き込まれているのが面白いですね。しかも、じっと見ていると思わぬところにダジャレやいろいろな遊びが隠されていて、うれしくなってしまいます。
鈴木さんそのあたりは、ひとりでニヤニヤしながら描いていましたね(笑)。ページ数が多いわけではないので本当に、1つの見開きで、1分でも1秒でも長く楽しんで頂きたいという思いで、一切、手を抜かずに描き込みました。サービス精神というか、それが僕のやりたいことでもあるので。

鈴木のりたけさん

−−これだけ緻密な絵を描くには、取材が重要であり、大変な作業ではないかと思うのですが。
鈴木さんそうですね。プロの職場に入っていくので、やはり緊張します。でも、取材を依頼して断られたことはほとんどないんです。みなさん、こちらの意図を理解して好意的に受け入れて下さったのはありがたかったですね。ただ、話すのが得意な方ばかりではないので、しつこく聞かないとダメだと取材を重ねるうちに気づきました。そうすると「コイツ、本気なんだな」というのが伝わって、いろいろ教えてもらえる(笑)。だから物おじせずに、食らいついていく心構えで取材に臨んでいました。
−−道具のスケッチは取材中にされたのですか?
鈴木さんまずカメラで撮ってからおおまかな形をスケッチし、それが何であるかを伺ってメモしていく感じです。取材中のスケッチはかなりすごいですよ。頭をフル回転させて、取材して、撮影して描いているから、もうグチャグチャです(笑)。
でも、何よりも大変なのは、そうして集めた素材を1枚の絵の中に入れ込む作業なんです。実際には、あらゆる道具が1か所にまとまって置かれているわけではないので。取材も大変だし、絵を塗るのも時間との戦いではありますが、一番頭を使うのは絵の構成ですね。
−−その結果、このダイナミックかつ緻密な絵が生まれたわけですね。もうひとつ、鈴木さんの描く『しごとば』の特徴として、“臨場感”がある気がします。中でも『続・しごとば』の中に登場する獣医さんのページでは、手術、出産と絵をみているだけで、その場の空気が伝わってくるようです。
鈴木さん丸1日、獣医さんが動き回っているところを追いかけて描き上げました。絵本に出てくる手術は実際に見学したものですし、犬の赤ちゃんがなかなか生まれなくて飼い主さん涙ぐんでいる様子も間近で見たり。
−−鈴木さんがそれぞれのしごとばで体験し、感じたこともまた、絵の中に詰まっているのですね。
鈴木さんそうですね。だから取材に行く際はあまり決め込まずに、取材先で何を得られるかを大事にするようにしました。
というのも、僕は職業の教科書を作るつもりはなかったので。最近、“職業教育”の必要性が叫ばれていますが、この絵本に関しては、職業の説明をする1歩手前に立って、「職業ってこんなに楽しくて、大人たちが腕をふるっているんだよ」というのを伝えたかった。そうした面白さや臨場感が伝わったほうが、職業教育としてもいい気がするし、その役割は果たせる本になったかなとは思います。
−−最初に『しごとば』というタイトルを見た時、教科書的に職業を説明する本だと思ったんです。ところが読んでみたらまったく違う。第一、教科書的な本を作ろうとしたら、たとえば漫画家の机にかかっている“猫のバッグ”や、獣医師の本棚に置かれた“料理本”などは、あえて描く必要がないですよね(笑)。こういうディテールが楽しくて、思わず見入ってしまいます。
鈴木さん(笑)。直接、仕事には関係ないのですが、こういうところに、その人の個性が出る。どんな人間が、この場所に座って仕事をしているのかが伝わることが僕は重要だと思っていて。取材中も「これは関係ないですから……」と仕事の道具以外を隠されそうになったりすると、「いや、それが大事なんです」とお願いして描かせてもらいました。
−−2作にわたってしごとばを取材し、描いてきた中で感じたことは何でしょう?
鈴木さん「めぐりめぐって人がつながっている」ということですね。街を歩きながら、通りすがりの人が何の職業に就いているかなんて、普段は考えないでしょう。でも、さまざまな職業を取材し、そこで働いている方々に会うと、この人の作っているものに自分がお世話になっていることに気づかされる。新幹線に乗っていても、「あの人が運転しているから、こうして移動できるんだな」とか。すると「みんな仕事を持って、一生懸命頑張っているんだなあ」と感じるようになり、街で人と肩がぶつかっても、優しい気持ちになれるというか。そんな意識が芽生えたことに、正直、自分でも驚いていますね。

ファッションデザイナーのしごとば

−−考古学者が書店で本を買っていたり、誰かが誰かの役に立っているといった、しごとや人のつながりも絵本の中に描かれていますね。
鈴木さんそこは自分なりに意識した点ではありますね。
−−さまざまな分野でプロとして働いている方たちと出会ってみて、どんな感想を持ちましたか?
鈴木さん実際に仕事場に行くと、みなさんプロフェッショナルだからすごいんですよ。新幹線の運転手の方であれば、事故の対処策をずっと訓練している。その姿を目の当たりにすると、地道な積み重ねがあって、安全が守られていると実感するんです。モノづくりの現場にしても、小さな工場でおじさんが一針ひと針縫って作った鞄が、しっかり手入れすれば100年後でも使えたりする。それはすごいことなのに、現場にいかないかぎり、そのすごさを理解するのは難しい。でも働く人々の姿を見ることで、感じることが絶対にあるはずで。それを表現するために絵本を描こうとは思わないけれど、僕自身にとって、そう感じた影響はとても大きい気がします。
−−まだまだ描きたい「しごとば」はあるのでしょうか?
鈴木さんありますね(笑)。取材をしていくと、「あのしごとばは、一体どうなっているんだろう?」と次々に興味が湧いてくるんですよ。
−−具体的にはどんな職業を取り上げてみたいですか?
鈴木さんおとうふ屋さんが面白かったので、他の食べ物屋さんも描いてみたいですね。現在『しごとば』の第3弾に登場する職業えらびをしているのですが、助産師さんはぜひ取り上げたい職業のひとつです。1歳3カ月になる娘が生まれる際、助産院にお世話になって僕も立ち会ったのですが、結構、面白いものが置いてあるんですよ。温灸セットだとか、背中を叩く棒だとか。さすがにその時は取材できませんでしたが(笑)。最近、助産院で産む方も増えてきているので、ぜひ取り上げてみたいと思っています。
−−絵本は本作で3冊目になりますが、今後も絵本を描き続けていきたいと?
鈴木さん僕の場合、ずっと絵本を作りたかったわけではなくて、描きたいものへの衝動があって、それを表現するベストの方法が絵本だった。だから別の表現方法にも興味はありますが、絵本は相当楽しいので作り続けたいですね(笑)。『しごとば』のシリーズ以外では、今、「おふろ」の絵本を描いています。『しごとば』とはちょっと違う感じになると思います。
思うに絵本というのは、子どもと大人がコミュニケーションするためのツールなんですね。大人が読んでいて楽しくなければ、子供も楽しめない。だから絵本を描く上で、子供向けというのはあまり意識していません。『しごとば』にしても、1枚の絵をじっと見て楽しむこと自体は、年齢にかかわらずできるわけですから。自分の興味があるところを見てもらえればいいし、そうやって子供にも大人にも、楽しんでもらえるものが理想だと思っています。
−−『しごとば』の続編、そして新たな絵本を楽しみにしています。ありがとうございました!

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  • ★6歳の息子へのプレゼント。1にしようか迷ったけど、宇宙飛行士になりたい(夢は大きくね!)息子にはこちらを。細かいところまで絵が描かれていて、詳しい説明も付いています。息子はへぇーへぇーと食い入るように見ていました。小学生になったらより深く理解できるかな。大人が見ても楽しめます。
  • ★前作の『しごとば』と合わせ、続編も一緒に購入。なかなか父親の職場は出てきませんね(笑)。2才の息子に読ませて(正確には見せて)いますが、将来なりたい職業のヒントになれば万々歳です(気が早い)。とりあえず今は親の方が夢中です。

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