楽天ブックス 著者インタビュー

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古くは松田聖子さんに始まり、神田うのさん、米倉涼子さん、Gacktさんなど、旬のスターを起用した話題のCMで知られるエステティックサロン「たかの友梨ビューティクリニック」。 その年商220億円の企業を腕1本で築き上げた「たかの友梨」さん。 家庭環境に恵まれず、貧しかった幼年時代。16才で地方の住み込みの理容見習いから始まり、上京後は、エステティック一筋29年。自らの力だけで誰もが憧れるセレブへと華麗な変身を遂げた人生は、まさに大逆転のサクセス・ストーリー。 なぜ、たかのさんは大成功をおさめることができたのか? 新著『大成功できる人の小さな心づかい』で惜しげなく公開する、たかの流成功の秘訣とは? カリスマ女性経営者のミリオネア・メンタリティを学ぶべく、お話を伺った。

今週の本はこちら

たかの友梨さん『大成功できる人の小さな心づかい』『大成功できる人の小さな心づかい』
16歳で田舎の小さな理容店で働き始め、20歳で上京。自力で駆け上ったシンデレラストーリー!
1,470円(税込)
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たかのさんの本!

世界一のはるな愛になるダイエット
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プロフィール

たかの友梨さん (たかの・ゆり)
たかの友梨ビューティクリニック代表、美容家。新潟県生まれ。理容師、美容師免許を取得後、1972年“エステティック”技術を学ぶため渡仏。1978年、「たかの友梨ビューティクリニック」を設立、エステティックサロン第1号店を東京・新大久保にオープン。現在は首都圏を中心に全国125店舗の直営店を経営。世界中のエステを取り入れた、新しいエステティックを日本に紹介している。ミス・インターナショナル世界大会審査員長など、国際的な舞台でも活躍中。

インタビュー

−−昨日、お誕生日だったそうですね。おめでとうございます! ゴージャスな花束がたくさん届いていますね。
たかのさんありがとうございます。でもね、誕生日は、これから年をとっていくと思うと、気持ちが落ちこんでしまうの。美も年齢にはかなわないですから(笑)。 でもせっかく社員がお祝いしてくれるというので、誕生会を開きました。80人ぐらいに私の手作りの団子汁(新潟の郷土料理)を振る舞って。地味だけど、しみじみといちばん温かい誕生会でしたよ。

私を目指してがんばっている後輩女性のためにも、「たかの友梨」は、125才までキレイでいることが仕事だと思っています。豪華できらびやかでセレブで、リッチで。それが、私の役目ですから、弱音を吐いている場合じゃないですね。女性経営者たるもの、常に夢を与え、憧れられる存在でなければ。
−−さて、新著「大成功できる人の小さな心づかい」ですが、見開き1ページで1テーマと、どこからでも気軽に読めるように、工夫されていますね。「華」「鬼」「魅」と成功の秘密を大きく3つの要素に分類しているところも、読みやすく大変勉強になりました。
たかのさんこの本に書いてあることは、成功哲学というよりも、あたりまえのことばかり。何も特別なことを言ってるわけではないんです。「たかの友梨ビューティクリニック」には、1200人の女性社員がいますが、最近の若い女性は、「社長に近づきたい」「成功したい」と思っていても、あまりにも物を知らず、生き方がヘタで損しているように感じます。やる気はあるのに、すごくもったいないことです。 だから、そのような若い女性へ、私の経験から学んだ生きるヒントを伝授したいという気持ちで書きました。

あたりまえすぎて忘れがちな小さな心づかいの積み重ねこそが、成功の扉をひらくことを知ってほしい。それは、人としての挨拶や贈り物の選び方、お礼の仕方などに1番如実にあらわれますね。
−−確かに、社会でそのようなマナーを、あらためて教えてもらう機会はありませんね。
たかのさんそうでしょ? 贈り物1つとっても、相手が何を欲しているのか情報を得て、それにマッチしたものを贈ることが大事です。ハワイ土産にチョコレート、お歳暮に名もないメーカーのクッキーや使い道のないペアグラスなんかは、絶対ダメ!(笑)

私の場合、社員の誕生日には、ロイヤルアルバートのコーヒーカップを毎年1客ずつプレゼントしてます。5年で5客揃いますので、6年目にはお皿、7年目にポットをプレゼントするんです。勤続の励みになるということで、社員は楽しみにしていますよ。贈り物には、その人の品性、センスの全てが出ます。そんなことも、この本を読んでいただければわかるんです。

でもね、贈り物はあげる方ももらう方も確かに楽しいものですが、自分で働いてお金を貯めて物を買った時の嬉しさに勝るものはないですね。

もらい物の喜びは、やはり嬉しさ半減。心からそう思える人が、成功の鍵を握っているのだと思います。
−−そうですよね! 私は、女性の自立という観点からいうと、男性から高価なプレゼントをもらって自慢している若い女性というのも、どうかと思いますが…。
たかのさんあら、そういう贈り物は、女性のステイタスであり価値ですよ! 美しさは、人間の大きな価値の1つ。それを否定して生きるなんて、つまらない人生じゃないかしら? せっかく女性に生まれてきたのですから、美人でなくてもよいけれど、生涯キレイで魅力的でいないともったいないですよ。女性同士だって、キレイな人には、無条件で一目置いてしまいませんか?

それに、女性が仕事をする上で、融資をお願いするにも、取り引きするにも、会うのは男性が多いでしょ。そんなとき、「もう1度会ってみたい」と思われなかったら、そもそもビジネスが成り立たない。ですから、容姿もマナーも、重要な能力の1つなんです。これをないがしろにしたら、何の成功もできないでしょう。

実は、私も、30代の頃は仕事に没頭するあまり、ブランド品なんて縁もなく白衣を着てがむしゃらに走り続けた時期もありました。でも、ある日、社員に「院長みたいにはなりたくない」って言われてそれはもうショックで。それ以来、彼女たちが「私もああなりたい」と目標にしてくれるよう、お洒落に気を遣いブランド品を身につけるようになったんです。そうすることで、自然と自分自身、ブランドにふさわしい女性になろうと努力するようになりましたね。
−−なるほど、おっしゃるとおりですね。私は、どちらかというと「外面ばかり磨いてもしかたない」とこれまで思ってきたのですが…。
たかのさん私は家庭環境が複雑で、幼い頃から親戚の家などを転々としてきました。20歳で上京し、昼は理容師、夜は居酒屋の皿洗いのバイトと、寝る間もなくがむしゃらに働き、ストレスでニキビが顔中にできた時期もありました。 その頃の私には、技術を身につけ日本一の理容師になるという夢と信念がありましたが、そんな私に振り向いてくれる人は、誰1人いなかったんです。

でも、その後、化粧品会社の美容販売員をはじめてからは、最新のメイクをして美しく着飾っている私に、世間はみんなチヤホヤしてきました。本当に心が輝いていたのは、昔の私だったかもしれないのに。その時、これまで肩肘張ってがむしゃらに生きてきた私は、「女性の美しさは重要な価値である」という事実を痛感したんです。

女にも男にも好かれるのは、人間として得だし大切。このことに気づいてから、自分の頑なになっていた心がほぐれていきました。母親が男運が悪かったので、「男なんて」と思っていましたが、その男にも好かれないようでは、何も生まれないんですよ。見た目が悪いというだけで、内容も見てもらえなくなってしまいますから。

もちろん中身が重要なのはいうまでもありませんが、大切なのは、「女は中身よ!」と外見をすてないこと。1番いけないのは、外見を否定することです。

特に、大都会で、自分が頑なにあるものを否定するということは、相手にも否定されるということ。キレイでいなくては、誰も相手にしてくれないんです。髪を振り乱してのがむしゃらな努力は陰ですればよくて、人に見せるものではありません。 何にでも「ウエルカム!」の気持ちを持って、幅広い価値観を受け入れ肯定して生きることが成功の秘訣です。
−−やはり、その人の生き方そのものが外見にもあらわれるのでしょうか?
たかのさんその通りです。あの抜群のプロポーションの神田うのさんだって、日々、美しくあるためにトレーニングを欠かしません。女優の米倉涼子さんも1日おきにエステに通い努力しています。

緊張感を持ち頑張っている時は誰でも痩せますが、心に手を抜くと、体も自然と太ります。飽食の現代において、外見は、その人の生きる姿勢以外の何ものでもないでしょう?外見は心の中を映しだす鏡なのです。
−−ところで、「たかの友梨ビューティクリニック」は、女性が働きやすい職場と聞きましたが。
たかのさんええ、なにしろ、社員1200人の99%が女性ですから。パートで、ビューティヘルパーという制度もあります。子育てが一段落してパートで復帰する場合も、最後に辞めた時点での給与を時間給にするシステムをとっています。例えば、年収2000円万円稼いでいたトップレベルのエステティシャンは、復帰後も、自分の労働価値が下がらないというわけです。

一生働ける技術を身につけることは、女性が自立していく上で、とても大切なこと。私は、女性にとって本当に大切なのは、「自立」だと思います。自立というのは、ライフワークを持っていること、そして経済的にも自立していることです。

たかの友梨ビューティクリニックのお客さんも、ワーキングウーマンが中心。すべての女性の自立を応援し、幸せにすることが、私の天職だと思っています。
−−会社が大きくなってくると、どうしても全社員に自分の声が直接届かないというジレンマがあると思いますが、どのような工夫をされていますか?
たかのさん会社の規模を大きくしようとか、上場するとかは、もはや私でなくてもできるんですよ。だけど、私個人は一美容家として、125才までキレイで元気で生きることが使命だと思っています。女性でもがんばって働くと成功できるというメッセージを、自分が手本となることで、示していきたいですね。

教育面としては、うちは、挨拶、技術などの教育は厳しいですよ。特にメンタリティの教育を重視しています。心と技術が1つになったセラピストとしてのエステティックは、「口から口へ」「手から手へ」と、伝えていきたい。技術は1年で学べるかもしれない。でも心を伝えるのは、たった1年で習得できるものではありません。

私たちは、お客さんに「気」や「癒し」を与え、いつも心を清浄に保つのが仕事です。 お客さんに、怒りや悲しみなどの感情を伝えることがあってはいけません。ハードだけではなくそういった心も伝えていきたいですね。

本社に併設された「たかの友梨エステティックアカデミー」という養成学校を通じて、どんどん後進を育成していきたいと思っています。
−−たかのさんにとって仕事とは?
たかのさん私にとっての仕事とは、命そのもの。お金だけではない天職にめぐりあえたと思っています。

私の夢として、いつからか「女性たちが堂々と生きるためのフィールド作り」の実現に向けて、励むようになりました。「たかの友梨ビューティクリニック」は、1200人の社員のうち、男性は20人だけ。ほとんど女性だけの会社なんです。貧乏でも、親がいなくても、自分の力だけで人生を切り開いていける会社です。

そんな「たかの友梨のDNA」を次世代の多くの若い人に引き継いでいければと思います。次の命にバトンタッチするまで、命のリレーを続けていきます。

−−最後に、仕事で自己実現を求めて悩んでいる読者の女性に対してメッセージをお願いします。
たかのさん自分に合わないところでがんばってもダメ! 幸い女性は生涯家族を養わねばならないという束縛がないのだから、好きな仕事を選べます。だから、不向きな仕事をやることはないんです。

でも、好きな仕事が見つかったら、どんなに辛くても3年間は粘り強くがんばること。 それに出会えれば、自然と運が開けますよ。
−−もし好きな仕事が見つからない場合は?
たかのさんとにかく探し続けること。見つからない人は、自分磨きが足りないからです。それに、「お金が稼げるようになったら男運が悪くなる」なんて、ウソ! とことん自分を磨けば、年下の男性でも幾らでも選ぶ範囲が広くなります。男は裏切るかもしれませんけど(笑)、仕事は決して自分を裏切りません。頑張れば頑張っただけ、成果が出ます。

どうかこの本をかたわらに、夢を実現させてください。
−−日はありがとうございました! 私も生涯、美しく輝けるよう、がんばります。

インタビューを終えたあとも、「いつまでもこのままお話していたい。またいつかお会いしたい」という気持ちで一杯だった。私の中で、「美容のカリスマ」は、わずか1時30分の間に「親戚のおばさま」のような、どこか懐かしく温かい、親しみの持てる存在に変わっていた。
「訪れた人を心からもてなし、リラックスさせ、元気を与えてくれる」。
たかの友梨さんのミリオネア・メンタリティの神髄に触れた思いだった。
成功の秘訣とは、決して特別なものではなく、日々のほんのちょっとした心づかいと、夢中になれる仕事の中にこそあると実感! 生涯パワフルに輝いていたい女性、必読の書です。
【インタビュー 常山あかね】


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