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山田悠介さん

山田悠介さん 新作「魔界の塔」を語る 「松山ケンイチさんに主演してほしい」

追われる者の心理を巧みに描いたデビュー作『リアル鬼ごっこ』以来、若者から圧倒的な支持を得る山田悠介さん。2月に発売された『魔界の塔』(幻冬舎)は、ニートの主人公が、ロールプレイングゲーム(RPG)の謎を追うミステリータッチの物語です。山田さんに新作について語ってもらいました。

山田悠介さんの本

『魔界の塔』
『魔界の塔』
1,155円(税込)

『リアル鬼ごっこ』
『リアル鬼ごっこ』
560円(税込)

『リアル鬼ごっこ+』
『リアル鬼ごっこ+』
1,260円(税込)

『8.1(Game land)』
『8.1(Game land)』
500円(税込)

『8.1(Horror land)』
『8.1(Horror land)』
500円(税込)

『×ゲーム』
『×ゲーム』
520円(税込)

『親指さがし』
『親指さがし』
520円(税込)



プロフィール

山田悠介さん(やまだ ゆうすけ)
1981年東京都生まれ。2001年『リアル鬼ごっこ』でデビュー。若い世代の圧倒的な支持を受け、累計で100万部を超えるミリオンセラーとなった。ほかに『親指さがし』『×ゲーム』『ドアD』(以上、幻冬舎)などがある。

インタビュー


−−ゲームを軸にした理由は。

山田さん 「絶対にクリアできないゲーム」というアイデアがずいぶん前からあって、やってみようかなと。僕自身、ゲームが好きなので。ファミコンからはじまって、今はXbox360をインターネットにつないで遊んでいます。


山田悠介さん−−RPGはお好きですか。

山田さん RPGはそんなにしませんね。以前はシミュレーションゲームの「三國志」シリーズとかにハマりました。歴史が好きなんです。歴史物を書けるほどではありませんが(笑)。あとは「メタルギアソリッド」。潜入物は好きですね。ゲームから得たものは多いと思います。スリルとかスピード感とか。別に勉強しようと思ってやっていたわけではありませんが、今になって考えれば、作品に生きているのではないかと思います。


−−「魔界の塔」も、スピード感とスリルにあふれていますね。

山田さん 作中のRPGに凝ると、物語そのもののスピードが落ちると思い、あえてオーソドックスなものにしました。モデルになるゲームも特にありません。主人公が行動する現実の世界とゲームの世界が平行して、スリルをもって進むようにしたいと考えました。


−−ニートを主人公にした理由は。

山田さん 深い理由はないんですが、ずっと部屋に閉じこもってゲームをしている人のイメージがニートっぽかったので。ニートはゲームかインターネットかな、と。私の周囲にも「ほんまもん」のニートがいて、ずっとゲームセンター通いなんですよ。これまでの主人公に正義感のある奴が多かったので、ひねくれたのもおもしろいかなと思い「どうしようもない奴」にしてみました。


−−これまでとは違い、ミステリータッチですね。

山田さん いままでと違った感じのものにしてみたかったんです。ただ、純粋にミステリーかと言われると、そうではないと思います。例えば、松本清張さんの作品をよく読むのですが、彼の作品は純粋にミステリーとは言いがたい作品が多いですよね。松本さんは文章といい、物語が「四転五転」していく構成といい、とても素晴らしいので、目指していきたいです。


−−山田さんの作品は、よく映像化されますが、執筆中も映像をイメージしていますか。

山田さん 特定の俳優さんのイメージはありませんが、確かに書きながら、ある程度の映像はイメージしています。「魔界の塔」で言えば、主人公は誰がいいんだろう? 松山ケンイチさんに主演していただけるとうれしいですね。ぜひ映画にしたいです。「リアル鬼ごっこ」をはじめ、これまで映像化されたものはすべて満足していますし。


−−若者に圧倒的な支持を得ていますね。

山田さん 若い人の心をつかみたいと思って書いているので、実際に若い人にウケているのは、とてもうれしいです。大変生意気な言い方かもしれませんが、文学賞を受賞することより、多くの人に楽しんでもらい、作家として生き残ることの方に関心が強いんです。若い人に受けると、その後、根強く支持をしてくれて、読者層も広がっていくというのは、いろんな業界にもあることですし。


山田悠介さん−−今後はどのような作品を予定していますか。

山田さん 次作が近々、文芸社から出るんですが、これまでと違って恋愛物っぽい、家族愛っぽい感じの作品です。あとは、自分のキャラクターを出した独特のファンタジーも書いてみたいですね。これまでの作風を生かしたスリルあふれるファンタジー。難しいとは思いますが。


−−読者に一言。

山田さん これからも読者のみなさんを驚かせるような、スリルあふれる小説を書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
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