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何に使ったか分からないけど、月末はいつも金欠…そんなあなたも2年で160万円貯められる体質になる!家計再生コンサルタント・横山光昭さん『年収200万円からの貯金生活宣言』&『90日間貯金生活実践ノート』

2006年、金融広報中央委員会の調査では、日本人一世帯あたりの貯蓄額は1,073万円と発表されました。「ええっ!みんなそんなに貯めてるの?!」と腰を浮かしたそこのあなた。額面だけで極度に不安がる必要はありませんが、やっぱりきちんと貯めている人に比べて焦ってしまうのは当然です。残業がなくなって収入が大幅減。年金がもらえるかどうか確証がもてない。不安感が色濃いこのご時勢。頼れるのはもはや自分だけです。「特に無駄遣いしていないはずなんだけど、貯金が増えない」「なぜかいつも金欠」という方が、ガマンばかりで辛い思いをせずとも貯金できる方法、お教えします。


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『年収200万円からの 貯金生活宣言』
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プロフィール


横山光昭さん (よこやまみつあき)
家計再生コンサルタント。ファイナンシャルプランナー。株式会社マイエフピー代表取締役。家計の借金・ローンを中心に盲点を探り、抜本的解決・確実な再生を目指す。独自の貯金プログラムを活かし、個々の状況に合わせた相談・指導で、リバウンドのない再生と飛躍を実現する。口コミ客も多く、クライアントは現在まで3800人以上。業界の異端児的活動で、各種メディアへの執筆、講演も多数。『年収200万円からの貯金生活宣言』はベストセラーとなっている。

インタビュー


横山光昭さん−−『年収200万円からの貯金生活宣言』、真剣に熟読してしまいました。電車の中で読んでいたのですが、周囲の視線が熱くて(笑)。やはり皆さん関心が非常に高いようです。

横山さん ありがとうございます(笑)。やはりこのご時勢、貯金はとても大事です。


−−著書の5ページ目、「経済活性化のために「溜め込むな、どんどん消費しろ」と言われても将来もらえる年金額さえ分からないこんな時代、そして一国の首相が、1万2000円の給付金を考えもなしにばらまくこんな時代、どうしたって将来への不安を消しようがありません」という一文に「そうだそうだ」と大きくうなづいてしまいました。

横山さん 貯めにくい、増えにくいこの時代ですが、自分の財布と自分の才覚を頼りに貯金をしていくのがいちばん確実です。余分に稼ぐということは貯金を増やす上で有効な手段ですが、収入を確保するのも大変なこの時代、増やすことを考えるより、削れる部分を削って、トータルの可処分所得のアップを狙うほうが今の時代に合っているんです。


−−しかし、横山さんはFPになられた当初は、支出を削るより収入を増やすことを推奨していたとのこと。今の「削る」主義にシフトされた理由は?

横山さん やはり、相談者がもっとも端的に効果を上げた方法が「削る」方法だったんです。その方の性格によって、節約は気にせず稼ぐほうが向いている人もいますが、支出を減らすやり方は、不況を抜けて稼ぐことが容易な時代になっても通用するノウハウだと思います。副業などで収入を増やす方法だと、瞬発力はつくかもしれないが、貯金できる体質になる、という基礎体力をつけたほうが確実だと思います。


横山光昭さん−−この本の中で横山さんは、「一眼レフを買う」「旅行に行く」などの目標を明確にしたほうが貯まる、と書いておられます。でも、ほしいものは特にないけれど、漠然とした不安があるから貯めないと!と焦っている人も多いと思います。そういう方は何を目標にすればよいですか?

横山さん そうですね。無理にほしいものを作らなくても、とにかく金額と期間を設定してみるといいとおもいます。実現しやすいのは3ヶ月間、半年などの割と短期間。この間に○万円貯める、と数字の目標を立ててみるといいとおもいます。


−−貯金で挫折すると自己嫌悪が強くてかなり凹むことが予想できますが(笑)、皆さんどれくらいを目標に設定していますか?

横山さん 私がオススメしているのは「3ヶ月で8万円」ですね。


−−8万円!?ハードル高くないですか?

横山さん いえいえ。意外にクリアしやすい目標です。コツは必ず、期間を複数月にすること。最初の1ヶ月目は1万円、2ヶ月目で3万円、3ヶ月目で4万円、など、修復できるように設定するといいですよ。最初の一ヶ月目でいきなりコケたらもうイヤになっちゃうでしょう?


−−一年たったら24万円貯金できる計算ですよね。すばらしい……。

横山さん 収入によって、金額は自由に設定していただいてもいいのですが、8万円は不可能ではありません。


−−『年収200万円からの貯金生活宣言』では、支出を「消費」「浪費」「投資」の3カテゴリに分けて考えることを提案されていたのが単純明快で、とてもスッキリしました。

横山さん はい。ゴールデン率は、消費70%:浪費5%:投資25%の割合になります。家計簿をつけるのがとても苦手な人も多いと思うのですが、そういう方はまずレシートをこの3つに分けることから初めてください。そうすると、自分がいくら「消費」し、「投資」し、「浪費」しているかがわかります。これを把握することはとても大事です。


−−例えば毎月買う雑誌が「消費」か「投資」か「浪費」かは自分で決めていいんですか?

横山さん もちろんです。この飲み会は「消費」か「投資」か「浪費」かなのか、自分の価値観で決めてOKですよ(笑)。


−−本の中に貯金体質に転換できた実例がいくつか出てきます。いちばん共感したのは、27歳、独身、会社員、年収450万円の山本順一さん(仮名)。

横山さん ああ、特に無駄遣いしていないのに給料前になると金欠で、貯金はゼロ。結婚を意識して貯金を決意した方ですね(笑)


横山光昭さん−−それです(笑)。身につまされます。この方は90日プログラム実行2年目にして160万円の貯金ができたとのコト。なぜこうなれたのか、この方のことをぜひ詳しく教えてください(笑)。

横山さん はい(笑)。山本さん(仮名)はまさにお金の問題児と言っていいと思いますが、貯めようと思えば貯められるのに、なぜか貯まらない、というケースはとても多いですね。まずご提案したのは固定費の見直しです。この方、生命保険料がすごく高かった。なんと一ヶ月で5万円です。


−−うわーーー。それは…。

横山さん はい(笑)。さらに携帯電話も月に2万円以上払っていました。が、この方、問題なのはソレが普通だと思ってたところなんです。


−−うーん。貯まらないのには理由が…。

横山さん あるんですね(笑)。さらに月によってはクレジットカードの支払いで大変だったりした月もあったので、まず生命保険の見直し、携帯のプラン見直し、クレジットカード使用禁止を実行してもらいました。


−−固定費をまず削るんですね。節約というと、一円でも安いスーパーを見つけて食材買ったり、というようなことをイメージしますが。

横山さん 固定費のほうが一回削ってしまえば効果が出やすいんですよ。だから私はいつも、まずは固定費を見直すことを進めています。携帯電話などは流動費と固定費が合算されている支出項目なんですが、これが4万円超えていても平気な人もいる。仕事で使う人は別ですが、これが本当に必要かをぜひ再考してほしい。給料の何%を占めているかを割り出せば「あれ?」と思う支出もあるはずです。


−−山本さん(仮名)はそこでまず気づいたわけですね。

横山さん はい。この方、男気のある方で、後輩と飲みに行っても「いいやいいや、俺出すよ」っていうことも多かったんですが、「これは浪費じゃなくて投資だ」と捕らえていました。もちろんそれでもいいんです。ですが、2ヶ月目を超えたくらいで「もしかしてこれ、浪費だったのかも…」と。


−−意識改革が!

横山さん はい。3ヶ月目を超える頃にはかなり支出内容が変わっていましたね。2年、つまり6クール越える頃には貯金体質に体質改善成功です。食費などの流動費を削るとガマンが生じるのでとても辛い。お米のグレード落としたけど(やっぱりおいしくない)と思ったり、なかなかに切なくて続きにくいんです。まずは固定費見直しがオススメ。港区じゃなくて物価と家賃の安い足立区に引っ越すとか。もうこれ以上削るところはない、と思っていても、本当に必要なのか、今一度見直すと意外に出てくるものです。


『年収200万円からの貯金生活ワークブック <実践編>』−−『年収200万円からの貯金生活宣言』のワークブックが発売されるとのコト。本を読んで「やるぞ!」とやる気になっても、日がたつにつれてやる気がしぼんでしまうことも多いんですが、このワークブックは確実に「実行」へと背中を押してくれますね。

横山さん はい。私はFPですが、じかにお目にかかって家計費相談にのらせていただけるのはほんの一握りです。本だけではやはり実行まで行き着かない人も多くて当然です。一冊分が90日間なので、まずは一冊続けられるようにと思って作りました。


−−続かせるために工夫した点はどんな点ですか?

横山さん まずはそんなに高くないこと(笑)。お金を貯めるためにお金を使うのはまあ、バカらしいと思う人も多いと思うので価格にはこだわりましたね。あとは薄いこと。細かすぎないこと。


−−「消費」「浪費」「投資」だけ分けて記入していけばいいのでとてもラクチンそうです。巻末についている「夢ノート」も面白いですね。

横山さん そこは特にこだわったところです。家計簿をつけるのは、実際めんどくさくてイヤなもの。コレまで相談に乗ってきた方々でも、赤字のまま4ヶ月も5ヶ月もつけ続けている人はいなくて、たいてい途中でやめちゃうんですね。でも黒字の家計簿はかなり続きます。何かうれしいことや、やっててよかったと思えるご褒美がないとダメだと思って、淡々と数字を書くだけでなく、日々思ったことや夢などを自由に書き込めるページをつけました。実践ノートをつけるのには慣れてきたが驚くほどの効果がまだ出ていない2ヶ月目くらいがいちばんの挫折危機だと思うんですが、そういうときにこの夢ノートで自分と対話して、もう一回がんばろう!とモチベーションを持ち直してほしいですね。


−−この本とワークブックを読み、横山さんのお話をうかがって、「貯金っていいな」と思えてきました。

横山さん それはうれしいです!一人でも多くの人に貯金を実現してもらって、効果を出してほしいと心から願ってこの本と実践ノートを作りました。幸せはお金では買えませんが、旅行に行ったり、美味しいものを食べるなど、お金で買える幸せは実はたくさんあります。貯金=ガマン、というイメージではなく、楽しく生きるために必要なお金をちゃんと貯めていくんだ、と考えてほしい。お金って生き方ですから、明るい未来設計を描く上での指針として貯金を考えてほしいと思っています。


−−今日の取材は有益すぎます(笑)。ありがとうございました。





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