


★本屋大賞受賞作★
玄武書房に勤める馬締光也は、営業部きっての変人として、持て余されていた。
そんな時、定年間近の辞書編集部の荒木から、声をかけられる。
「きみは『右』を説明しろと言われたらどうする?」
周りから見れば変人でも、人とは違う視点で物事を捉え、整理しようとする馬締は、辞書編集部が求める人材であった。
そして馬締は荒木たちが新たに作ろうとしている新しい辞書、『大渡海』を編むメンバーとして迎えられる。
ベテラン編集者、日本語を研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に愛情を持ち続けるチャラい同僚。
そして出会った運命の女性。
馬締は個性的なメンバーに囲まれながら、日本語という大海原を渡るための舟を編みはじめる。
そして長い歳月を辞書とともにすごすことにーー。
三浦しをんの、日本語への敬意と愛に満ちた最新長編小説。
★本屋大賞ノミネート作★
万城目学の最新作にして、大傑作!!!琵琶湖畔の街・石走に住み続ける日出家と棗家には、代々受け継がれてきた「力」があった。高校に入学した日出涼介、日出淡十郎、棗広海が偶然同じクラスになった時、力で力を洗う戦いの幕が上がった!
★本屋大賞ノミネート作★
拝啓、十五年後の私へ。中学合唱コンクールを目指す彼らの手紙には、誰にも話せない秘密が書かれていたー。読後、かつてない幸福感が訪れる切なくピュアな青春小説。
★本屋大賞ノミネート作★
気鋭が満を持して放つ、超弩級エンタテインメント!!創薬化学を専攻する大学院生・研人のもとに死んだ父からのメールが届く。傭兵・イエーガーは不治の病を患う息子のために、コンゴ潜入の任務を引き受ける。二人の人生が交錯するとき、驚愕の真実が明らかになるーー。
★本屋大賞ノミネート作★
足りないことを哀しまないで、足りないことで充たされてみる。注目の「心の掬い手」が、しなやかに紡ぐ渾身作。偶然、同じ時間に人気レストランの客となった人々の、来店に至るまでのエピソードと前向きの決心。
★本屋大賞ノミネート作★
遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いた。紙をめくる音、咳払い、慎み深い拍手で朗読会が始まる。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは人質たちと見張り役の犯人、そして…しみじみと深く胸を打つ、小川洋子ならではの小説世界。
★本屋大賞ノミネート作★
鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大低ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも、彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは“古書と秘密”の物語。
★本屋大賞ノミネート作★
「僕は、実際には存在しない男なんです」世田谷に古い洋館を構えるある家に、家庭教師として通うことになった聡子。ある日、聡子の前に、屋敷の離れに住む謎の青年が現れる。青年はときに攻撃的で荒々しい言葉を吐き、ときに女たらしのように馴れ馴れしくキスを迫り、ときに男らしく紳士的に振る舞った。激しく変化する青年の態度に困惑しながらも、聡子はいつして彼に惹かれていく。しかし彼の哀しい秘密を知った聡子は、結ばれざる運命に翻弄されー。
★本屋大賞ノミネート作★
暗黒の欲望にとり憑かれ、さまよう魂。運命は、たったひとつの愛と出会わせた。沼田まほかるの小説は、身も心もからめとるー。おそるべき筆力で描ききった衝撃の恋愛ミステリー。

★芥川賞受賞★
無活用ラテン語で記された小説『猫の下で読むに限る』。希代の多言語作家「友幸友幸」と、資産家A・A・エイブラムスの、言語をめぐって連環してゆく物語。SF、前衛、ユーモア、諧謔…すべての要素を持ちつつ、常に新しい文章の可能性を追いかけ続ける著者の新たな地平。『群像 2011年10月号』掲載の受賞作『道化師の蝶』と『群像2012年2月号』掲載の『松ノ枝の記』の2編を収録。
★芥川賞受賞★
昭和63年。17歳の遠馬は、怪しげな仕事をしている父とその愛人・琴子さんの三人で川辺の町に暮らしていた。別れた母も近くに住んでおり、川で釣ったウナギを母にさばいてもらう距離にいる。日常的に父の乱暴な性交場面を目の当たりにして、嫌悪感を募らせながらも、自分にも父の血が流れていることを感じている。同じ学校の会田千種と覚えたばかりの性交にのめりこんでいくが、父と同じ暴力的なセックスを試そうとしてケンカをしてしまう。一方、台風が近づき、町が水にのまれる中、父との子を身ごもったまま逃げるように愛人は家を出てしまった。怒った父は、遠馬と仲直りをしようと森の中で遠馬を待つ千種のもとに忍び寄っていく....。川辺の町で起こる、逃げ場のない血と性の臭いがたちこめる濃密な物語。第144回芥川賞候補作「第三紀層の魚」も同時収録。
★直木賞受賞★
豊後・羽根藩の奥祐筆・檀野庄三郎は、城内で刃傷沙汰に及んだ末、からくも切腹を免れ、
家老により向山村に幽閉中の元郡奉行・戸田秋谷の元へ遣わされる。
秋谷は七年前、前藩主の側室と不義密通を犯した廉で、家譜編纂と十年後の切腹を命じられていた。
庄三郎には編纂補助と監視、七年前の事件の真相探求の命が課される。…
かつて藩を追われた男はなぜ帰ってきたのか? 心を揺さぶる長編時代小説。 かつて一刀流道場の四天王の一人と謳われた新兵衛が、18年ぶりに山国の小藩に帰郷した。居候として迎えることになった若き藩士・東吾は、迷惑なことと眉をひそめるが、やがて藩の不正をめぐる権力抗争が表面化する。
信長の娘として生を受けながらも、母を知らず、孤独のうちに育った冬。父の命により蒲生氏郷のもとへ嫁ぎ、想いを交わしあう幸せな日々が訪れるがーお市、茶々、江、ガラシャ…姫たちの戦いに翻弄されながら、ひたむきに歩んだ女人がいた。今もっとも注目を集める時代小説の旗手が、命を吹き込む新たなヒロイン。

東野圭吾、いきなり文庫で登場! 新人編集者が初めての作家接待ゴルフで目の当たりにした、”伝説の編集者”の仕事ぶりとは。単発のドラマ化企画の話に舞い上がる、若手作家・熱海圭介のはしゃぎっぷり。文壇ゴルフに初めて参加した若手有望株の作家・唐傘ザンゲのさんざんな一日。会社を辞めて小説家を目指す石橋堅一は、新人賞の最終候補に選ばれたはいいが・・・・・・。 小説業界の内幕を暴露!!作家と編集者、そして周囲を取りまく、ひと癖ある人々のドラマが楽しめる、全12話の連続東野劇場。
塾にお稽古に家庭教師にと、VIPなみに忙しい孫。何とかゆっくり会えないものかという祖父の訴えを聞いて、麻雀仲間の爺さんたちが“妙案”を思いつく…。前代未聞の誘拐事件を扱った「誘拐天国」をはじめ、毒のある可笑しさに満ちた傑作が1ダース!名作『怪笑小説』に引き続いて、ブラックなお笑いを極めた、会心の短篇集。「笑い」追求の同志、京極夏彦との特別対談つき。
年金暮らしの老女が芸能人の“おっかけ”にハマり、乏しい財産を使い果たしていく「おつかけバアさん」、“タヌキには超能力がある、UFOの正体は文福茶釜である”という説に命を賭ける男の「超たぬき理論」、周りの人間たちが人間以外の動物に見えてしまう中学生の悲劇「動物家族」…etc.ちょっとブラックで、怖くて、なんともおかしい人間たち!多彩な味つけの傑作短篇集。
待望の新ヒーロー誕生! 極上の長編ミステリ! 都内で起きた不可解な連続殺人事件。次の犯行現場は、超一流ホテル・コルテシア東京らしい。 殺人を阻止するため、警察は潜入捜査を開始し・・・。1行たりとも読み飛ばせない、東野ミステリの最高峰。
|
■集英社 文芸編集部 文芸書編集 高梨佳苗さんが『マスカレード・ホテル』について語る!!■ 古くは映画「グランド・ホテル」に始まり、三谷幸喜さん「有頂天ホテル」、TVドラマ「HOTEL」シリーズなど、ホテルを舞台にした名作はたくさんありますが、その多くが“グランドホテル形式”と呼ばれるオムニバスの物語でした。『マスカレード・ホテル』は、そんなホテルものの常識を覆す挑戦作。主人公は、不可解な連続殺人事件の捜査をしている新田刑事。唯一の手がかりから次の犯行現場に浮上したのは、超一流ホテル。犯人も、ターゲットも不明という厳しい状況で、彼らは殺人を阻止できるのか。連載時から担当編集もあれこれ推理しましたが、真犯人は、全く予想できませんでした。驚愕の真相を、ぜひご自身の目でお確かめください!! |
1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂ー暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。そして十九年…。息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。
幻の夜を行く男と女。息もつかせぬ傑作長編!阪神淡路大震災の直後に、出会った男と女。男が犯した殺人を知る女は、彼を徹底的に利用し、野心を実現していく。だが彼女にも恐るべき秘密が。名作『白夜行』の興奮が再び!
函館市生まれの氏家鞠子は18歳。札幌の大学に通っている。最近、自分にそっくりな女性がテレビ出演していたと聞いたー。小林双葉は東京の女子大生で20歳。アマチュアバンドの歌手だが、なぜか母親からテレビ出演を禁止される。鞠子と双葉、この二人を結ぶものは何か?現代医学の危険な領域を描くサスペンス長篇。
ミステリ作家をめざす「おれ」は、小学校の非常勤講師。下町の学校に赴任して2日目、体育館で女性教諭の死体が発見された。傍らには謎のダイイングメッセージが!一方、受け持ちのクラスにはいじめの気配がある…。盗難、自殺、脅迫、はては毒殺未遂(!?)まで、行く先々の学校で起こる怪事件。見事な推理を展開するクールな非常勤講師の活躍を描く異色ミステリ。他にジュブナイルの短篇2篇を収録。

極限状態にありながら、なぜそれに耐え抜き、無罪を獲得することができたのか。
その「あきらめない心」の秘密に迫ります。
郵便不正事件で無実の罪に問われながら、164日間拘留された著者。
極限状態にありながら、なぜそれに耐え抜いて無罪を獲得することができたのか。
その「あきらめない心」の秘密を、著者の半生を振り返りながら解き明かします。
著者のメッセージは「どんな悪いことがあってもあきらめない。
人生に何が起こってもリカバリーできる」。
震災後も力強く生きるための今の日本の指針の書と
して必読の、働く女性はもちろん、
全てのビジネス
パーソンに向けた「生き方、働き方」の啓発本。
| ■村木厚子さんの苦しかった5ヶ月間を支えた149冊の本の中から9冊を紹介。 全149冊については「あきらめない」に収録致します。 |
あやが山奥で出会ったやまんばは「やさしいことを一つすると、一つ花が咲く」と言う。「優しさと自己犠牲」をテーマにした名作絵本。
|
■村木さんコメント 些細なことでも自分のため、誰かのためにできることはあると改めて教えてくれました。 |
人殺しを目撃して以来、虚弱体質な大店の若だんな・一太郎の周りでは猟奇的殺人事件が続発。一太郎は番頭の犬神など仲間の妖怪たちとともに、事件解決に乗り出す。
|
■村木さんコメント ミステリーですがユーモアに溢れ雰囲気ある捕物帖でした。 |
素人チームで箱根駅伝再出場を目指す大学生の清瀬。孤独な闘いの中で自分と向き合うこと、人とのつながりを実感する青春小説。
|
■村木さんコメント 初めての作家でしたが、若者たちが自分の壁を乗り越えていく様子など、とても引き込まれました。 |
ファンタジー小説「守り人・旅人」シリーズ第6作。皇帝の父に暗殺されかけながらも、15歳のチャグムは運命を切り拓く旅に出る。
|
■村木さんコメント 民族の暮らしの丁寧な描写が興味深い。児童書ですが大人も楽しめます。検事にもすすめました(笑)。 |
著者は全盲のピアニスト、辻井伸行さんの母。絶望の中で始まった子育てから、音楽に希望を見出し、二人三脚でピアニストを目指す日々をつづる。
|
■村木さんコメント 『筆談ホステス』も読み、改めて障がい者問題はライフワークだと感じました。 |
日本の海岸線は中国や米国よりも長い。それは歴史とともに変化してきた。白砂青松の海が少なくなった今、海岸線から「日本とは」を問う。
|
■村木さんコメント マニアックな歴史ものは新たな視点で日本を見つめることができて面白いですね。 |
18世紀、オランダ人が当時幻の獣だったサイをインドから運び、ヨーロッパ各地を巡業。行く先々でブームとなる。
|
■村木さんコメント 当時の庶民の暮らしぶりがよく分かる。長崎から江戸へ象を連れて行く『象の旅』も面白かったです。 |
ナチスによるホロコーストを生き抜いたユダヤ人医師による、収容所の人々の精神的変化の記録。
|
■村木さんコメント 極限状態での人の心理に引き付けられました。今回の経験がなければ、この本の読み方はもっと違ったものになったと思います。 |
