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第17回 日本ミステリー文学大賞新人賞 代理処罰特集

第17回 日本ミステリー文学大賞新人賞 作品紹介

  • 代理処罰
    代理処罰 嶋中潤

    第17回 日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作

    高校生の娘悠子が誘拐された。
    サラリーマンの岡田に要求された身代金は二千万円。
    さらに受け渡しの条件に母親を指名されるが、
    実は妻のエレナは交通事故で女性を轢き殺してしまい、
    故郷ブラジルに逃亡したまま行方知れずとなっていた。
    かつて息子の心臓移植のため、旅行会社社長の橋本に大金を援助してもらったが、
    まったくお金のあてのない岡田はさらに頭を下げ彼に懇願する。

娘を救うためには、なんとしてでもエレナを見つけなくてはならない。
単身ブラジルに渡り、家族を捨てた妻に、ついに再会し説得するが、 なぜか彼女は二の足を踏む。
時間が迫る中、妻のエレナの帰国をはばむ者が、さらに立ちはだかる。
絶体絶命の父、母の謎めいた失踪、誘拐犯の真の目的は? 
何度も最終候補に残りながら受賞を逃してきた著者の、
積年の念がついに実った、苦節十四年渾身の受賞作!


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著者紹介

嶋中 潤

1961年千葉県千葉市生まれ。リクルートグループを経て、 宇宙関連企業で国際宇宙ステーション関連業務に従事。
現在、宇宙関連団体に在籍中。日本ミステリー文学大賞新人賞に応募すること10回、 最終候補に何度も残り、今回晴れて第17回での受賞となった。

受賞の言葉

 四年に一度のオリンピック。選手はもちろん、コーチや監督、最後は国民が一丸となってメダルを目指す。
だが、メダリストになれた者の数十、いや数百倍、手にできず夢破れた選手たちが生まれる。
どうしてもそちらを見てしまう。残酷にさえ思える。
日本に多数ある文学賞。オリンピックの何倍も間口が広いのにどうしても手が届かない。
毎年一作。そう誓い、それだけは続けてきたが、四度のオリンピックがその間に過ぎた。
受賞の報を聞き、ようやくとの思いが喜びとともに浮かぶ。
だが次に、読者の手元に届くであろう作品を思い描くと、途端に気持ちが揺らぐ。
しかしこれこそが作家への一歩なのかもしれない。はじめてそう感じた。
過分なる賞を多くの支えの下にいただいた。
これまでより何倍も厳しいであろう道だが、自分で選び、つかんだ道。
一歩一歩、自分のペースで書き続けていきたい。きっとそれこそが、最大の恩返しになるはずだから。

これまでの日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作

  • ロスト・ケア
    ロスト・ケア 葉真中 顕

    第16回 日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作

    選考委員の綾辻行人氏、近藤史恵氏、今野敏氏、藤田宜永氏、 満場一致の熱い支持!! 「ミステリが読みたい! 2014年版」新人賞第
    1位、国内篇第5位(「ミステリマガジン」早川書房)、「このミステリーがすごい! 2014年版」国内編第10位(宝島社) 。介護に追い詰められていく人々、 正義にしがみつく偽善者、 恨みも憎しみもない殺人、 正しい者は一人もいない。 人間の尊厳、真の善と悪を、今も生きるあなたに問う! 圧倒的な筆致で、社会の中でもがき苦しむ人々の絶望を抉り出す、 堂々たる社会派、見事に裏切ってくれる本格推理、魂を揺さぶるミステリー小説の傑作に、驚きと感嘆の声!

  • 茉莉花(サンパギータ)
    茉莉花(サンパギータ) 川中大樹

    第15回 日本ミステリー文学大賞新人賞

    大切な女(ひと)の笑顔のために。家族のために。 男は危険をかえりみず、友の死の真相を追う。 尽誠会巴組の組長・水谷優司の幼馴染み・神楽武雄が刺殺された。 事件の謎を追い始めた優司は、 武雄がフィリピンの女性を妊娠させた日本人を恐喝していたことを知る。
    さらに、水谷家にホームステイしているフィリピン人留学生・ シェリーの両親も三年前に殺されていることがわかって……。 一連の事件につながりはあるのか。悲劇の裏には、いったいなにが?  圧倒的な文章力とリーダビリティ。王道にして、異色のハードボイルド!

  • クリーピー
    クリーピー 前川裕

    第15回 日本ミステリー文学大賞新人賞

    あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。
    杉並区の住宅街に、微妙に孤立してみえる一戸建てが三軒。 大学教授の高倉家は夫婦二人ぐらし。隣は四人家族の西野家。 向かいは老親子が住む田中家。ごく薄いつきあいの隣人同士の関係はしかし、 田中家が失火炎上するのを契機とするかのように、大きく歪みはじめる……。

  • 煙が目にしみる
    煙が目にしみる 石川渓月

    第14回 日本ミステリー文学大賞新人賞

    小金欣作は、福岡の歓楽街・中洲の街金業者。ヤクザ相手に一歩も引かず地上げで鳴らした時代もあったが、今は長いものには巻かれてしまう負け犬同然の日々だ。ある夜、小金は、一人の少女を救おうとして、地元暴力団幹部を敵に回してしまう。勝ち目のない敵との闘いに挑む小金と仲間の運命は!?

  • 大絵画展
    大絵画展 望月諒子

    第14回 日本ミステリー文学大賞新人賞

    ロンドンのオークションでゴッホ作「医師ガシェの肖像」を日本人が競り落とした。落札価格は約百八十億円。時は流れ、日本のバブルが弾け、借金で追いつめられた男女にある依頼が持ちかけられる。それは倉庫に眠る「ガシェの肖像」を盗んで欲しいというものだった……。痛快にしてスリリングなコンゲーム小説の傑作!

  • ラガド
    ラガド 両角長彦

    第13回 日本ミステリー文学大賞新人賞

    始業直前の中学校の教室に包丁を持った男が乱入、学級委員の女子生徒を刺殺した。怨恨か、無差別殺人か? 警察は教室の原寸大セットを組み、犯行の再現実験を行うが、再現を重ねるたびに予想外の事実が判明し、迷走状態に陥る。一方、事件の真相を生放送で暴くと予告したテレビ局は、公約を実行することができるのか?

  • プラ・バロック
    プラ・バロック 結城充考

    第12回 日本ミステリー文学大賞新人賞

    雨の降りしきる港湾地区。埋め立て地に置かれた冷凍コンテナから、十四人の男女の凍死体が発見された! 睡眠薬を飲んだ上での集団自殺と判明するが、それは始まりに過ぎなかった――。
    機捜所属の女性刑事クロハは、想像を絶する悪意が巣喰う、事件の深部へと迫っていく。全選考委員の絶賛を浴びた斬新な着想と圧倒的な構成力! 

  • 霧のソレア
    霧のソレア 緒川怜

    第11回 日本ミステリー文学大賞新人賞

    テロリストが仕掛けた時限爆弾によって、太平洋上を飛行中のボーイング747が大破。機長を失うが、女性副操縦士の奮闘で、成田空港へと向かっていた。しかし、通信機器が突然使用不能に! 米政府、CIA、日本政府、そして北朝鮮――。国家間の暗闘に翻弄される747の運命は? 興奮と迫真の航空パニック小説!

小説宝石新人賞受賞作

  • アッティラ!
    アッティラ! 籾山市太郎

    第4回小説宝石新人賞

    突然町に現れた大きなキャンピングカー。その中では、アッティルカイラーと名乗る移動民族が夜な夜な彼ら独自の音楽を演奏していた。彼らが紡ぐ極彩色のフレーズが、何の変哲もない町の住人たちの生活を鮮やかに染め上げていく!
    藤沢周、三浦しをん、両選考委員絶賛の、第4回小説宝石新人賞を受賞した表題作のほか、書下ろし中編を含む3編に流れるのは、人生を照らす肯定感。痛みの時代に一条のあたたかな光がふりそそぐ!

  • 踊る猫
    踊る猫 折口真喜子

    第3回小説宝石新人賞

    俳人・与謝蕪村が垣間見た妖しの世界。 大人のための時代ファンタジー。 昔むかし、人々の見えるもの聞こえるものが、 今より少しだけ多かった時代。 不思議なできごとは、いつもすぐそばにあった――。 心にそっとあかりを灯す珠玉の連作短編。 小説宝石新人賞作家、待望のデビュー作!!

  • もじゃもじゃ
    もじゃもじゃ 渡辺淳子

    第3回小説宝石新人賞

    運送屋で事務をしながら、クーラーもない部屋に住む明美は男に振られてばかり。とにかく、結婚しようと、結婚相談所「かいつぶりの会」に登録するが、ここでも何度も断られてしまう。やけくそになったある日、もじゃもじゃ頭の太った年下男を紹介されるが……。結婚相談書を舞台に若い男女の今を描く。

  • ひやかし
    ひやかし 中島要

    第2回小説宝石新人賞

    あくまで気丈に。ときに妖艶に。哀しみは悟らせず。 高い評価を得た小説宝石新人賞受賞作 「素見」をはじめ、 江戸時代を通じて存在した御免色里・吉原に生きる妓たちの五つの物語。新鋭、注目の珠玉集!

好調ミステリー

  • 私の嫌いな探偵
    私の嫌いな探偵 東川篤哉

    探偵は、謎とトラブルが大好物。 探偵事務所の大家は、トラブルが嫌い。 謎は……、わりと好きかも。うら若き美貌のビルオーナー、二宮朱美。 二十代半ばにして、ビルの最上階に住まい家賃収入で優雅に日々を送っている……はずが、なぜか、気がつけば奇妙なトラブルに 振り回されてばかり。それもこれも、階下に入居している「鵜飼杜夫探偵事務所」がいけないのだ!  今日もまた、探偵事務所を根底から揺るがす大事件が巻き起こる!! テレビドラマ化の烏賊川市シリーズ最新作。

  • ブルーマーダー
    ブルーマーダー 誉田哲也

    あなた、ブルーマーダーを知ってる? この街を牛耳っている、怪物のことよ。
    姫川玲子。 常に彼女とともに捜査にあたっていた菊田和男。 『インビジブルレイン』で玲子とコンビを組んだベテラン刑事・下井。そして、悪徳脱法刑事・ガンテツ。 謎めいた連続殺人事件。殺意は、刑事たちにも牙をむきはじめる。 超人気「ストロベリーナイト」シリーズ、緊迫の新展開!

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