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Artist Voice ― FictionJunction

2014/1/27掲載



FictionJunction(フィクション・ジャンクション)盤石のチームワークで奏でられる変幻自在のポップ・アルバム『空の境界』、『魔法少女まどか☆マギカ』といったアニメから、NHKの『歴史秘話ヒストリア』まで、映像作品のサウンドトラックを中心に活躍する音楽家、梶浦由記。 彼女が2003年にスタートさせたソロ・プロジェクトがFictionJunctionだ。

最初は楽曲ごとに組むメンバーを変えるのがコンセプトだったFictionJunction。今ではWAKANA、KAORI、KEIKO、YURIKO KAIDAの4人にヴォヴォーカルはほぼ固定されている。

 「今でも正式なFictionJunctionのメンバーは私だけと言い張っていますが、ここまでヴォーカル・メンバーが変わっていないと説得力がないですね(笑)。きっかけはライヴを始めたことでした。4人の声が複雑に重なり合ってハモるというのは、一緒に経験を積んでいかないとできないことなので、簡単にはメンバーを変えられないんです」

4人の“歌姫”を擁して発表されたシングルは、2009年4月の「Palallel Hearts」から2012年8月の「Distance」まで4枚。それらをすべて含んだアルバム『elemental』が、1月にリリースされる。

 「最近はサウンドトラックの仕事が多くて、FictionJunctionはしばらく止まっていたんですね。でも、シングル曲もたまりましたし、早くアルバムを作りたいという欲求が膨らんでいました」

アルバムに参加しているバンド・メンバーも、ライヴでおなじみの面々だ。

 「アルバム用の新曲は、彼らのバンド・サウンドを前面に出したくて。アレンジを詰める前に、まずバンドでスタジオに入って、みんなで相談しながら作っていったんです。シングル曲とは完全にタイプが違う曲になりましたが、自由に作った感じがFictionJunctionらしいのかなと思います」

とくにギターの是永巧一は重要人物。

 「もはや、私自身が是永さんの大ファンなんですよ(笑)。ギターのフレーズが、いちいちニクい。いろいろなジャンルの音楽を知りつくしている方なので、やりたいサウンドのイメージをすぐに咀嚼して、素晴らしいアイディアを出してくれます」

1曲目はタイトル曲の「elemental」。オリエンタルなリズムから始まり、歌姫たちのヴォーカルとコーラス、演奏が複雑に絡み合う。

 「バンド・サウンド+コーラス攻めの曲です。コーラスの絡みを活かすためにバンド以外の余計な音は入れたくないと思いました」

FictionJunctionが最初に迎えたヴォーカリスト、YUUKAもアルバムに参加。南里侑香名義で後にソロ・デビューし、声優としても活躍中のアーティストだ。

 「彼女の歌はまさに女優。出会った頃の10代から“演じること”をわかっている人でした」

盤石のチームワークで奏でられる変幻自在のポップ・アルバム。それが『elemental』だ。

 「一言で言うなら、本能のままに作ったアルバム。これによって、今私がやりたかったのはこういう音楽なんだと認識できたように思います」

取材・文 鈴木隆詩 (CDJournal 2014年2月号より転載)

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 elemental

2014年01月22日発売 試聴はこちら
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収録曲 1.elemental[5:44]
2.storytelling[5:29]
3.ひとりごと[5:13]
4.時の向こう 幻の空[5:02]
5.ひとみのちから[5:19]
6.storm[4:50]
7.eternal blue[4:32]
8.stone cold[5:59]
9.野原[5:38]
10.Parallel Hearts[4:41]
11.凱歌[5:38]
12.約束[5:37]
13.Distance[4:07]

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