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2014.11.21 更新

℃-ute最新シングル「I miss you/THE FUTURE」&武道館ライブ(11/11)レポート!

長きにわたり共に切磋琢磨して来た、同期でありライバルでもあるBerryz工房の活動停止が近付く中、ひたすら攻めの活動を展開し来年には10周年を迎える℃-ute。

そんな彼女たちの、今年3度目となる武道館公演が11月11日に開催されました。昨年の初めての武道館公演は、プロデューサーのつんく♂さんから「頑張って来たご褒美」として行われたものでしたが、モーニング娘。'14に続き、℃-uteもツアーの東京公演として「普通に」武道館でのライブが開催されるようになっているというのが、現在のハロー!プロジェクト全体の盛り上がりを象徴しているかのように思えます。

ただ、当日の天気は「やはり」雨でした。℃-uteのリーダー、矢島舞美さんはアイドル界でも屈指の雨女。その裏切らないレインメーカーっぷりに畏怖の念すら抱きつつ、雨で濡れた九段下の坂を上り、人でごった返す日本武道館へ向かうのでした。ハロー!プロジェクト全体として女性ファンが急増していることはよく言われていますが、℃-uteに限っては高校生や大学生くらいの男の子も目立つように思えました。昨今、ライブハウスで対バン形式で活動している所謂「ライブアイドル系」の現場にいるような男子は、ハロプロ公演中心の活動でガラパゴス的な進化をしてきたハロプロをよく知らないことが多いのですが、そんな子たちも℃-uteは好きだなんていう話もよく聞きます。ここ数年、フェスやニコニコ超会議出演、ロックバンドとの共演など、℃-uteが全方位的に戦って来た、そんな状況もお客さんの幅広さに現れているような気がします。まあ、とにかく誰が見ても℃-uteはカッコいいしカワイイんだっていう、シンプルなことなのでしょうが。

事前にメンバーも言っていたのですが、この武道館公演はそれまでの秋ツアーとはセットリストが変更されており、それは何より、11 月19 日(水)発売のニューシングル『I miss you / THE FUTURE』が組み込まれているというもの!

火柱が上がり(かなり距離のある1F席だったのにとても熱い。火は本当に熱い)、一曲目から新曲『THE FUTURE』でライブはスタートしました。高速シャッフルのリズムが煽る疾走感の中、キレまくったダンスはこれぞ℃-ute!というカッコ良さ!!しかし、現状を完全否定し、とにかく今を打ち破れというこの曲の歌詞を今、この上なく順調な状況に見える℃-uteに歌わせるつんく♂さんの意図を想像すると、こちらも背筋の伸びる思いです。

「単にアイドルソングを歌うのもある意味卒業。メッセージ色もどんどん強くなって行く事でしょう。」 「いつの間にか自分達で作ってしまった鳥かごの中に入ってしまったんじゃないか・・・まだまだここから羽ばたいていくんだよ!そういう気持ちを込めて楽曲をまとめていきました。」 (つんく♂Official Blogより)

アイドルという鳥かごから飛び出し、メッセージ性を強くしてゆくということは、より世間と真正面から向かい合うということ。最年長グループとなり、Berryz工房から今後のハロプロを託されることになる℃-uteの未来を予想する意味でも、大事な一曲なのかも知れません。

まあ、難しいことを考えなくても、野心むき出しでこの曲を歌い踊る℃-uteはカッコよかったです!

3曲目にはもうひとつの新曲『I miss you』が披露されました。打って変わってこちらは、Aメロが別の2つのメロディーに増え、さらに最大3つのメロディーが同時に進行するという複雑な構成の曲で、どんな曲でも℃-uteのテクニックなら歌いこなせるというつんく♂さんの強い信頼を感じる実験的な楽曲になっています。

つんく♂さんが自らのセルフライナーノーツでも語っていますが、曲中で歌われているのは「素直になりたいけどなれない」という複雑な女子の感情。この複雑さを表現するのに、複雑な曲構成を用いているというのがなんとも心憎く思います。それぞれのメロディーも相当難しいんですよ。でも、それがサビの「I miss you」ユニゾンの連呼で一気にストレートな感情として開ける感じが実にエモいというか、カタルシスを感じる部分になっています。

新曲が披露された序盤から、ハロプロ研修生による『Crazy完全なオトナ』のカバーを挟んで(近くの席にいた塚本舞さんは「あの子たちが骨盤を叩くダンスをするんですよ〜!!!」と、画期的な興奮の仕方をしていました)、暗転したステージに照明が灯ると、そこにはパジャマ姿で眠っているメンバーがいて、愛する人との幸せな朝食を歌う名曲『ベーグルにハム&チーズ』!!武道館を包む込む圧倒的な多幸感!!タンポポの名曲『乙女パスタに感動』の時代から、ハロプロの食べ物曲は常に最高なんですよ。

後にMCで語られていたのですが、こういう演出にはメンバーの意見が多く採用されていたようですね。寝ているメンバーを天使に扮したハロプロ研修生たちが起こしに来るのですが、いつまでたっても客席の我々の方には起こしに来てくれないから、この幸せ空間は夢で、一生眠り続けないといけないのかと一瞬戸惑いました。

ちなみにここでは腹を出して2度寝をする岡井千聖さんに目を奪われました(目を疑いました)。本当に彼女はファンの期待を裏切らない存在です。

中盤はソロメドレーや、2007年のツアーで使われた寿司屋で回転寿しを食べ続けるVTRの再現VTR(当時は皆子供だったが、根本的に変わってないところが際立つ良い演出。しかし、大人になったら渋いネタばかりを注文するようになった中島早貴さんに「かわいくない!」とブーイングを飛ばす塚本舞…要はただ子供が好き)を挟んで、『Midnight Temptation』ではメンバーによるアクロバットが行われました。 前回もポールダンスに挑戦していたり、℃-uteのツアーはメンバーによる新しいチャレンジも楽しみ なのですが、このアクロバットでは運動神経抜群の矢島舞美さんの凄さが際立ってました。ステージからロンダートで降りる時の腹筋も切れてて凄かったです。 今回のツアーは『モンスター』というタイトルがついていましたが、一番モンスターを感じたのは矢島さんの運動能力だったかもしれません(あとやっぱり雨を降らせたこと)。

終盤、『都会っ子 純情 (2012神聖なるVer.)』 、『悲しきヘブン (Single Version) 』、『Kiss me 愛してる』と、ハイテンションナンバーの連続に武道館のボルテージは上がり続け、ラストは℃-ute随一のぶち上げチューン『Danceでバコーン! 』! ちなみに、嫌な日々も振り切って未来へ進もう!というメッセージが込められたこの曲にある「帰りにうどん食べてくわ 明日が待ってるもん」という歌詞ですが、私は若い女性の日常を表すものとして、この上ないくらい美しい表現だと思っているんです。つんく♂さんのこういう絶妙な感覚が、ハロプロの引力なんだよなあとつくづく思います。

そんなわけで本編が終了し、アンコールでは以前からメンバーのブログで予告されていた「嬉しいお知らせ」として、2015年6月11日(℃-ute結成記念日)に横浜アリーナでの単独コンサートの開催が発表されたのでした。 横浜アリーナは、東京ドーム公演を最終目標に掲げる℃-uteが夢の途中目標としても挙げる重要な場所であります。その頃には名実共にハロプロを牽引する存在となっているであろう℃-ute。もはや武道館は普通になったことを決定づけたこの日から、℃-uteは新たなFUTUREに向けて走り出したな!ということを強く思ったのでした。

℃-uteの曲に『たどり着いた女戦士』という曲がありますが、横浜アリーナまでたどり着いた彼女たちが、東京ドームまでたどり着くその時…今からとても楽しみです。

コラム記事:劔樹人

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