現在地
 > HELLO! PROJECT公認コラム「HELLO! Navi ハロナビ」 > HELLO! PROJECT公認コラムvol.23

Article

2014.12.19 更新

ミュージカル「演劇女子部 『ミュージカル 恋するハローキティ』」レポート

ハロナビvol.17で行われた「演劇女子部 『ミュージカル 恋するハローキティ』舞台稽古レポート&座談会インタビュー」。今回は、そんなJuice=Juice初主演「演劇女子部 『ミュージカル 恋するハローキティ』」の観劇レポートをお伝えします。

おもちゃの国からやってきたハローキティが、人間の男の子と友情に揺れる切ない物語。2009年11月に真野恵里菜さん主演で上演され、大好評だった舞台がミュージカルとして帰ってきた――。

Juice=Juiceとして、数々のステージをこなす五人ですが、ミュージカルは今回が初めて。座談会ではそんな心境をドキドキワクワクと語っていましたが、舞台上での堂々とした立ち居振る舞いは、さすがハロー!プロジェクトのJuice=Juiceだ!と改めて感動。目が離せないストーリーに美しく重なる歌声、フレッシュに躍動する姿に公演時間にあっという間に過ぎてしまいました。

この物語の主人公である、ハローキティ役を演じるのは、宮本佳林ちゃん。圧倒的な可愛さで、彼女が登場した途端にステージ上がお花畑に変わったように空気が一変しました。伸びやかな歌声、可憐な立ち居振る舞い、純粋そのものの眼差し――。とても人間とは思えない愛らしさは、まさに「ハロー!キティ」!作中、様々なことに頭を悩ませながらも健気に奮闘する姿は、子供の頃に思い描いた少女漫画の主人公のようで…。登場人物紹介のモノローグを聞いているだけでも、感涙もの。みんなの夢の具現化、といっても過言ではないはずです。
座談会中「こんなに素直になれたら素敵だなって思う」と言っていた佳林ちゃんだけれど、素直でまっすぐでキラキラとした「宮本佳林にしか演じられないハローキティ」は、舞台上で眩しいほどに輝いていました。主演を演じるプレッシャー、物語に対する思い入れも人一倍熱かった佳林ちゃんが、この日のために全力を注いできたサイドストーリーを想像するだけで、超個人的に泣けます…。

主役ということでほぼ出ずっぱりで、一人芝居のような長台詞の場面やソロパートもとにかく多いのですが、その全ての瞬間が可愛いんですよね。ガラスの破片を持って、おろおろする姿すら可愛い。下手くそにボールを蹴る姿も、可愛い。そして度々、憧れの松田聖子さんのように語尾を跳ね上げて歌うのですが、その度に心の弦がピンッと弾かれたように切なくなるんです。人の心をどうしようもなく揺り動かす歌声の持ち主なんですよ、佳林ちゃんは…!

そして、そんなキティに恋をされちゃった人間の男の子・ユウヤを演じるのは、金澤朋子ちゃん。座談会の時も足をがっと開いて座り、そのイケメン過ぎる眼差しにクラクラさせられた、かなともちゃんのユウヤくんですが…稽古を重ねて、より罪作りなプレイボーイへと進化を遂げていました!
舞台上でのユウヤくんは、女の子が演じているという違和感が全くなく、本当に自然で、ただただ純粋にカッコ良かった…。きっとこの役のために、男性らしい仕草や発声方法、たくさんたくさん研究をしたことでしょう。キザな仕草も、甘い言葉も、高校生男子らしい適当な所も、不器用さも…感情移入しすぎて、たまにイラついてしまうほどに(笑)完璧でした。「それじゃあまだ届かないかな」なんて、あんな風に微笑まれたらキティじゃなくても恋しちゃいます!!

少女漫画から飛び出したようなユウヤくんとキティの掛け合いは、もう胸キュンなんてレベルではありません。動悸のように心臓がドキドキしっぱなしだったので、後半は息も絶え絶えに…。この物語の重要な場面である「頭ポンポン」のシーンでは、カッコ良すぎるユウヤくんと可愛すぎるキティの両方に「キュン死」させられること必至です。

今回、新たな一面を見せてくれたのが、物語の鍵となる女の子・アリサ役を演じる植村あかりちゃんでした。不機嫌な美女ってだけで画的に素晴らしすぎるのに、お芝居も自然で、歌声もとても綺麗で…。こんなに素敵なミュージカル女優さんでもあるとは思いませんでした。繊細で透明感溢れる歌声が、静かな劇場だとより映えるのですね。感情をなかなか表に出せないアリサが、キティと出会い、徐々に心を開いていく…。丁寧に気持ちを込めて歌うシーンは、とてもドラマチックでした。

好きな人を思うあまり、ジェラシーから色々なことを起こしてしまう女の子・ワカナを演じるのは、高木紗友希ちゃん。とっても不器用な女の子。そして素直になれない女の子。プライドと劣等感とか、良心との葛藤とか、強さと弱さとか、実は一番難しい役どころだったんじゃないかな、と思います。自分と正反対に、まっすぐなキティに対する感情を繊細に演じきり、またカッコ良すぎる歌声で観客を痺れさせました。安定した表現力や歌唱テクニックは、ハロプロ研修生時代からの鍛錬の賜物ですね。

おもちゃの国の神様と人間界の先生を演じるのは、宮崎由加ちゃん。Juice=Juiceの時にはなかなか聴けない低音の歌声に、会場中の誰もが驚いたことでしょう。難しい二役をしっかりと演じきる姿に、グループのリーダーの頼もしさを感じました。シリアスな場面が続く中でも、ほんわかとした石川弁が緩和剤的に働くのは、流石のゆかにゃでしたね。神様の時のキラキラとした白いドレス姿も、先生役の時のキリリとした黒いスーツ姿も抜群のスタイルが映えて、素敵でした。

と、それぞれのキャラクター紹介をしているだけでも十分に魅力的なのですが、切なく複雑に絡み合うストーリーは、大人の私たちでも色々なことを考えさせられ、また色々なことを学ぶことの出来る物語でした。素直なことは素晴らしいし、素直でないこともまたたまらなく愛おしい。「恋はもっと複雑なの」「楽しくないことがいっぱいある 苦しいことがたくさんある それが恋なの」真っ直ぐすぎるほど真っ直ぐで、素直な感情表現や愛情表現しか知らなかったキティが、人間の男の子に恋をして、複雑な感情を知り、葛藤の先に選んだ結末…。

忘れていた何かを思い出させてくれる、素敵な素敵なお話。映像化された時には、是非たくさんの方に観ていただきたいです。私は、佳林ちゃんの「いたいのいたいの、飛んでけー!」の台詞がまた見れるのが、今から楽しみで仕方ありません!(笑)

写真:舞台稽古レポート&座談会インタビューをみる

コラム記事:塚本舞

記事一覧を見る

オススメのキャンペーン&特集

もっと見る

  • 買い物かご
  • お気に入り
  • 閲覧履歴
  • 購入履歴
  • クーポン