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2014.12.26 更新

「今年のハロー!をふりかえる 座談コラムその1」

まだ道重さゆみさんのモーニング娘。’14卒業コンサートの興奮冷めやらぬ12月2日。楽天本社にて、2014年のハロー!プロジェクトを振り返るハロナビ座談会が開催されました。参加者はレギュラーコラムニストの「ハロプロデータバンク」こと塚本舞さんと、今回が初参加となるフリーディレクター/プロデューサーの高島幹雄さん、そして私。それぞれが道重さんがいないことによる空虚感、所謂「さゆロス」を煩った状態を大なり小なり抱えながら、ハロー!プロジェクト全体が大きな変革のまさに渦中である今、未来への期待も強く抱いた3人による座談会となりました。年内最後となるこのコラムでは、その座談会の中から、モーニング娘。'14と、先日グループを卒業した道重さゆみさんについての話題について取り上げてみたいと思います。

「道重(さゆみ)さんの発表から、Berryz工房の(無期限活動休止)発表があって、スマイレージの(改名、メンバー増員)発表があって、新メンバーが入って入って入ってっていう夏以降の怒濤の展開に、上半期の出来事がかなり過去に感じるくらいこの一年が濃かったですね」というのは塚本舞さん。
塚本さんは、2014年ベストの曲はモーニング娘。'14の「時空を超え 宇宙を超え」だと言います。2013年末のモーニング娘。のツアー最終日である武道館公演で、道重さゆみさんが「個人的なお話なんですけど…」と話を切り出した時、会場にいた多数の人が「まさか、卒業発表か!?」と息を飲みました。しかし実際は「先輩や同期がいない初めてのツアーで不安だったのだけど、後輩たちが頼もしくなっていたので大丈夫だった」という話だったのですが、これは道重さん卒業のカウントダウンのはじまりを告げるものであったし、そこから「時空を超え 宇宙を超え」という曲の発売、そして道重さんの卒業発表につながる流れが印象的であったと。
確かに「時空を超え 宇宙を超え」は、「過去と未来を繋ぐ運命」を歌った曲。過去に黄金期と言われたメンバーたちと一緒に活動した経験があり、今の若いメンバーたちによって生まれ変わったモーニング娘。との時代を繋ぐ唯一の存在であった道重さんを象徴するかのような曲でした。
元々つんく♂さんの歌詞は、地球や平和などと言った大きなテーマも扱うことが多かったのですが、道重さんの存在、そして彼女が卒業を発表した発表したタイミングだったことにより、この曲は一層大きな説得力を感じられるようになったと言えます。
もちろん、この曲を作った時のつんく♂さんの気持ちに、道重さんへ対する想いもあったのではないでしょうか。つんく♂さんは自身のブログに寄稿した「時空を超え 宇宙を超え」へのセルフライナーノーツでこう語っています。
「このシングルはまだ会えない誰かを過去からずっと待っている人の歌。運命なんて言葉があり、赤い糸なのか、縁なのか、人は出会うべくして出会うというのだからいつかきっと出会う。そんな気持ちで待っている人の歌です。」
道重さゆみさんという人は、「モーニング娘。'14」という10人が、出会うべくして出会った運命の10人であると言いたくなるような強い絆と、大きな実績をファンへ示してくれた人ですからね。

高島さんは、今年最も印象深いライブとして、2014年のモーニング娘。'14は1月2日にフジテレビの特番『新春豪華どっきり祭り!3時間半SP』に出演し話題となったことから始まったので、同会場で行われた河口湖のステラシアターでの春ツアーのファイナルを挙げられました。
そのドッキリの内容を簡単に説明します。メンバーが翌日の仕事のために宿泊した小屋はステラシアターのステージ上に組まれたセット。10人はそうとは知らず、修学旅行のような夜を過ごします。しかし朝、突然その小屋は解体され、メンバーの目の前にはたくさんのファン、そして鳴り出す「LOVEマシーン」のイントロ。最初は寝起きで状況を理解出来ないメンバーたちが、寝間着のまま、一糸乱れぬフォーメーションダンスを見せる姿は、お茶の間に感動を与えたのでした。

「バラエティなんで普通は笑いながら見るところなんですけど、泣けるんですよ」とは高島さん。このどっきりはモーニング娘。がモーニング娘。'14と改名し、「勝負の年だぞ」というキャッチフレーズで大きく飛躍する2014年の幕開けとして象徴的な放送であったので、それが道重さんが卒業を発表した春ツアーのファイナルに繋がって行ったのは感慨深かったとのことです。
あの番組が素晴らしかったのは、「モーニング娘。史上最高に仲が良い」とさえ言われる10人の楽しそうな姿と、それとは対照的なプロとしての姿が、一度にファンではないお茶の間の人たちに伝わったところだと思います。10代の若いメンバーの、本当に子供なんだなと思える無邪気な姿。それなのに、寝起きにも関わらずいざステージに出た時に発揮された、パフォーマンスのレベルの高さ。そういう、今のモーニング娘。'14の良いところが濃縮されたような番組でした。そしてそこには、お茶の間の人たちもよく知っている唯一の存在、道重さゆみという人がいた。彼女が年下のメンバーたちに合わせるように一緒に過ごす姿には、やはりこのグループはこの人が作り上げたものなんだなと思わせる力があったように思います。

私は、やはりこの一年のモーニング娘'14は11月26日に横浜アリーナで行われた道重さゆみさんの卒業コンサートに集約されるんじゃないかと思います。
ハロナビでも南波さんがライブレポートを書かれていますが、最後の最後に道重さんに降り掛かったのは、ライブ中に足を痛めるというアクシデントでした。しかしそれをフォローし、9人でのフォーメーションダンスをアドリブで完成させたのは残されたメンバーたちだったし、スタッフの指示でなく、自主的に自分たちの動きをコントロールし、演出したのはサブリーダーの飯窪春菜さん、そして次期リーダーの譜久村聖さんだったわけです(飯窪さんは道重さんを残してセンターステージでパフォーマンスするようメンバーを引率し、譜久村さんはフォーメーションから離れ、動けない道重さんの元へ走り寄ってデュエット曲を歌った)。ステージを予定通りに進行しなくても、自分たちの判断で魅せるものにしてゆける力を最後の最後で発揮したメンバーたち。「後輩たちが頼もしくなっていた」という理由で卒業を決めた道重さんが、最後に頼もしくなったメンバーたちを見つめる構図が偶然にも生まれたのは、モーニング娘。、そして道重さゆみの物語としてこれ以上ない感動的な演出だったのではないでしょうか。

2014年は「モーニング娘。'14」への改名から始まりましたが、それが発表された時は大きな反響があったし、歴史あるものへの変革に対する批判もありました。しかし結果的に、「モーニング娘。'14」は「道重、譜久村、生田、鞘師、鈴木、飯窪、石田、佐藤、工藤、小田の10人」という印象を強く残して、ファンの心にも刻まれたのではないかと思います。そして、道重さゆみさんが卒業した年としても歴史的意味のある年となりました。道重さんという存在は本当に大きかった。

ただ、道重さんと'14が残した最も大きなものは、'15へ、そしてその先の未来への希望じゃないかとも私は思っていまして。
「時空を超え、宇宙を超え」モーニング娘。とハロー!プロジェクトがこれからずっとずっと続いて行くことが楽しみでなりません。

こんな感じでハロナビの'14も終了ですね。来年も色んなことが起こると思うので、皆さんと一緒に楽しんで行けたらと思っています。
他のグループについては、塚本さんや高島さんのコラムレポートをぜひ楽しみにしていて下さい!

コラム記事:劔樹人

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