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2015.9.11 更新

DVD『アンジュルム STARTING LIVE TOUR SPECIAL@日本武道館』レビュー


2015年5月26日、アンジュルムにとっては初めての、そしてスマイレージ時代を含めると2度目となる日本武道館公演『アンジュルム STARTING LIVE TOUR SPECIAL@日本武道館』が開催されました。

今回レビューさせいただくのは、そんな公演の様子をたっぷりと収めたDVD「アンジュルム STARTING LIVE TOUR SPECIAL@日本武道館『大器晩成』」です。

3期メンバーにとっては初めて立つ武道館の大舞台、9人で魅せる迫力のパフォーマンスはもちろん、卒業発表直後の福田花音ちゃんの繊細な表情や舞台裏までをこれでもか、と収録した全2時間16分。
あの日の感動を振り返りつつ、DVDならではの見所もご紹介していきたいと思います。

まず驚かされたのが、コンサート本編が始まる前のスペシャル映像。なんと、スマイレージとしてのラストコンサートの挨拶から、リハーサル、当日の入りの様子から、本番直前までを追った密着映像が収録されているのです。
「スマイレージ」は「アンジュルム」へ、6人は9人へ、そして思いは一つに…。これまでの軌跡を振り返りながら、すでにうるっと来つつも、記念すべき瞬間に向けて観ている方もドキドキ。すでに、ここまでだけでも三回はリピートしたいボリュームです。

そして、いよいよ開演。メンバーそれぞれをフィーチャーした、超クールなオープニング映像も画面たっぷり楽しめます。
メインステージをはためく白い幕の向こうには、9人のシルエットが浮かび、観客のボルテージも急上昇。しかしなんと、掛け声とともにメンバーが現れたのはサブステージ。マジックのような演出と、真っ白な衣装に身を包んだ天使たちの輝きに思わず目をパチクリさせてしまいます。いたずらっ子な笑顔を浮かべながら、誇らしげに歌って踊る9人のなんと美しいことでしょう…!
この日のタイトルにもなっている「大器晩成」から、愛と希望に満ちた魔法のような時間はスタートしました。

続いて披露されたのも、アンジュルム改名後のシングルから「乙女の逆襲」。大舞台ならではの会場の使い方、照明に、気迫たっぷりのメンバー。アンジュルムは、やはり大きなステージが似合う!と再認識させられました。挑発的な表情を浮かべるむろたん(室田瑞希)や、存在自体が一つのミュージカルのようなめいめい(田村芽実)、バレエパートでは、大観衆を前に気持ち良さそうに背中を反らせるあいあい(相川茉穂)…。カッコよすぎて涙が出ちゃう!「大器晩成」との振り幅も素晴らしく、表現の引き出しの多さや底力を、二曲目にしてガンガンに見せつける姿は、さすが戦闘集団!

息つく間もなく畳み掛けるイントロに、思わず客席から歓声が上がったのは「ミステリーナイト!」。6人時代のスマイレージが、新たなフェーズに移行するきっかけとなった印象のこちらの楽曲も、しっかりと""アンジュルム仕様""に仕上がっていたのは流石。「今夜一人を選べるかな?」と、8千人を見渡して思わせぶりに小さく微笑むかにょん(福田花音)!三期メンバーの未完成な色気と、初期メンバーたちの妖艶さが入り混じり、なんとも言えない妖しさを放っていました…。

そして、続く「夢見る15歳」でも、現メンバーによる最新版のパフォーマンスで、これからのアンジュルムを提示。メジャーデビュー曲は、通過点であり、これから始まる未来への1ページに過ぎない。そんなことを感じさせるパワーに溢れていました。そんな中でも、昔と変わらぬ笑顔を覗かせるあやちょ(和田彩花)に、胸がきゅんきゅんなってしまいます。

スマイレージとしてのラストシングルとなった「地球は今日も愛を育む」を披露し(「星のウインク」でウインクするあやちょがとにかくサイコーです!)、MCコーナーへ。ここまでノンストップで歌い踊り続けたアンジュルム。疲れや息切れは何のその、フレッシュな三期メンバーによるMCは、実に初々しく可愛らしいものでした。もちろん、佐々木莉佳子ちゃんの可愛すぎる泣き顔も収録。何度見ても微笑ましい、そしてきっと後に大変貴重になるであろう映像です。

そして、この公演の直前に卒業を発表したばかりの福田花音ちゃんから、ファンへの報告と抱負が語られました。最年長メンバーらしく、キリッと挨拶を始めたかにょんでしたが、会場全体がメンバーカラーであるピンクのサイリウムで染まっていく光景に、思わず言葉を詰まらせます。「ピンク……私の色…。」そう呟いた声が、子供みたいに震えていて、愛おしさがどっと溢れ出すのを感じます。
「9人で過ごせる時間を大切に、そしてこうして応援してくださるファンの皆さんに感謝の気持ちを毎日伝えていけるように一日一日を無駄にせず、精一杯最後まで貫き突っ走りたいと思いたいますので、みなさん最後まで応援よろしくお願いいたします!」しっかりとした声でそう締めくくると、そこから始まるのはお待ちかねの""まろ劇場""。何度も練習したであろう小芝居(?)と映像の演出を織り交ぜ、8千人を魔法の世界へ誘います。


そして、この日初披露の「魔法使いサリー」へ。カラフルなメンバーカラーの衣装に身を包んだ9人の魔女のキュートさはもちろん、三期メンバーメインの歌割り構成でも、しっかり聴かせます。すごい、すごいよ、アンジュルム!

そして続く「天真爛漫」「ねぇ 先輩」、「ショートカット」、そして「チョトマテクダサイ」という多幸感たっぷりなセットリスト。9人でのパフォーマンスによってその威力はますます増すばかり。幸せ×幸せ×幸せ…で、幸せの9乗ってこんな感じだ!(興奮しすぎてよくわかりません)

続いては、大人数ならではのメンバーを3つのグループに分けた歌唱コーナーに突入。田村芽実ちゃん・竹内朱莉ちゃん・佐々木莉佳子ちゃんによる「どうしよう」では、大歓声を前に貫禄を見せるめいめい、セクシーさを覗かせるりかこ、安定の歌声のたけちゃん、とバランスもばっちり。アイドルのイメージを根底から覆すパフォーマンス、これぞハロー!プロジェクトクオリティ。あやちょ・あいあいによる「シューティングスター」は、少し懐かしい気持ちに浸りうるうる。あの頃と変わらない可憐な歌声のあやちょに、初々しいながらも一音一音丁寧に歌うあいあいの純度100%なハーモニーがグッときます。手を繋ぎ、背中を預け合い、微笑む二人の描く幸せの形に心が浄化されるようです。あやちょカタルシス!

かにょん・かななん(中西香菜)・りなぷ〜(勝田里奈)による「夕暮れ恋の歌」では、歌の世界にしっかりと入り込み、いつも以上に可愛さ全開のメンバーに思わずウキウキ。りなぷ〜の直球アイドルぶり、最高です!
そして全員揃っての「ああ、すすきの」。髪をかきあげる仕草、身のこなし、息の吐き方すら美しいTHE・女優あやちょの開眼です。スマイレージラストシングルにして、ひとつの境地に達した楽曲だなぁと改めて思わされました。

本日のベストパフォーマンスと評したくなるほど、とにかく素晴らしかった「私の心」。それぞれの繊細な表情が堪能できるカメラワークも、リレー形式で繋いでいく歌割りも、何よりメンバーそれぞれが込めた想いもすべて、すべてが尊かった。物語を描くように歌うめいめいや、歌詞の女の子そのままのかにょん、憂いと儚さで深みを増すあやちょ…大切に、大切に噛み締めて鑑賞することをおすすめします。

うっとりしているのも束の間、この日のために用意されたというキラーチューンメドレーが畳み掛け、ふたたび会場は興奮と熱気の渦へ。「初恋の貴方へ〜パン屋さんのアルバイト〜プリーズミニスカポストウーマン!〜ドットビキニ〜ヤッタルチャン〜スキちゃん」とにかく可愛くて、カッコよくて、ハッピーで、キラキラしてて!βエンドルフィンが止まることなく溢れ出すこの感じ!勢いに乗じて、あやちょの頬にキスをする"悪ガキッ"めいめいの姿に、完全に幸福の許容量を超えてしまいました…。

そのままのテンションで「私、ちょいとカワイイ裏番長」「好きよ、純情反抗期。」「有頂天LOVE」「同じ時給で働く友達の美人ママ」と定番曲は続きます。三期メンバーが加入したことにより、若さゆえの""尖り""やキャピキャピ感が新たに加わり、これまでとは違った形の雰囲気も感じることができました。それにしても、りなぷ〜の真っ直ぐすぎる瞳の求心力たるや。どこまでも見透かすような視線に、時が止まるようでした。


本編ラストはこの日初披露となった、「臥薪嘗胆」。これまでをなぞらえた歌詞に、前向きで明るいパッション。9人だからこそできるパフォーマンススタイルに、これからの可能性を存分に感じさせられました。鳴り止まないアンジュルム!コールからのアンコールでは、これまたこの日初披露の「七転び八起き」が初披露され、歌唱メンバーとダンスメンバーに分かれたパフォーマンスで、新しいアンジュルムの形を提示。まだまだやれることがたくさんある!進化し続けるその先を、もっともっと見ていきたい、ついていきたい、そう思わせる頼もしさが今の彼女たちにはあるのです。

さらにリーダーあやちょから、嬉しいお知らせ!来る11月29日には、「福田花音卒業スペシャル」として、日本武道館での公演が決定したとのことです。9人での最後のステージ、最高の姿を見せてくれること間違いなしのメンバーたち、絶対に見逃せないですね!

メンバーひとりひとりの感想を経て、アンジュルム初の日本武道館公演も残り一曲となりました。「最後に、もう一度この曲で、日本武道館、ひとつになりましょう!」と、再び流れてきたのは「大器晩成」のイントロ。誰もが納得のクライマックスに、会場中も最高潮の盛り上がりを見せました。

スマイレージの集大成となった、2014年日本武道館公演、アンジュルムの未来の幕開けとなった2015年日本武道館公演。これまでがあって、今がある。でも彼女たちは、前しか見ていないのです。
9人にとって最後の夏も終わり、迎える福田花音ラストコンサート。新たな門出を盛大に祝うべく、また最大に楽しむためにも、DVD『アンジュルム STARTING LIVE TOUR SPECIAL@日本武道館』でたっぷりと予習復習しておきましょう!

コラム記事:塚本舞


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