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2016.10.14 更新

演劇女子部『モード』観劇レポート

演劇女子部『モード』観劇レポート

9月11日から始まった『アンジュルム ライブツアー 2016秋 〜絆〜』を展開中、そして10月19日に発売となる、トリプルA面シングル『上手く言えない/愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間/忘れてあげる』のリリース・イベントなどの間を縫うように10月1日から10月10日まで開催されたアンジュルムの主演舞台、演劇女子部『モード』。ロゴは英文字で「MODE」ですが、単体でタイトルを表記する場合はカタカナで『モード』。筆者は10月6日の公演を拝見しました。

演劇女子部『モード』観劇レポート

『モード』の内容を表す宣伝キャッチには
「1970年のはじめ、まだまだ女性の社会進出が難しい時代。
女性ファッション誌創刊に 熱意を燃やす女編集者と、
モデルとなった良家のお嬢様がいた。
アンジュルム主演で お送りする、自分らしく生きようと闘う女たちの物語。」
とあり、登場するキャラクターや台詞にこの時代特有のものを含めながらも、アンジュルム・メンバーの等身大の魅力が詰まったものになりそう!という予測の通りの内容。

演劇女子部『モード』観劇レポート

メインとなるのはアンジュルムのリーダー和田彩花と、加入してデビュー後、もうすぐ1年になる、今回が舞台初挑戦の上國料萌衣の2人。
和田彩花が演じるのは、男性週刊誌の編集者に女性モデルを起用したページを作り、それが好評となるも、副編集長の女性蔑視から妨害に遭いながら、女性誌を立ち上げる葛城弥生。一方の上國料萌衣は、結婚を控えた立場にありながらから新たな世界に挑戦すべく、名前と年齢と偽ってモデルのオーディションに応募するお嬢様、細川美智子を演じます。
他のメンバーの役柄を紹介すると……。葛城弥生の盟友である新進スタイリスト、山口桜に中西香菜。カメラマン 佐山孝太郎に竹内朱莉。細川美智子と一緒にオーディションを受けるモデルは3人。江森華子役に佐々木莉佳子、三田愛子役に勝田里奈、岬かよ役に笠原桃奈。細川家のお手伝いさんで美智子の理解者である奥山良子役に相川茉穂。美智子の婚約者、西園寺実役に室田瑞希。 演劇女子部のキャストは正に全員女性なので、男性役も女性が演じます。今回はボーイッシュさも兼ね備えた竹内朱莉と、今回が初めての男役となる室田瑞希。メンバーと役柄とのギャップとハマり具合が楽しめるのがこの男役で、演じ方も見ていて楽しい。
アンジュルムたちが演じるキャラクターを支える出演者は、美智子の母、細川節子に近年は時代劇やサスペンスドラマへの出演が多い佐藤友紀。敵役である副編集長、梶井和明にはヒルタ街。今回の脚本、演出、歌の作詞も手がける太田善也とともに劇団「散歩道楽」のメンバーでもあった女優。本作では主人公・葛城弥生との徹底した敵対関係を好演しています。そして、ファンの方にとってのお楽しみポイントの一つが、ハロプロ研修生からのキャスティング。本作は清野桃々姫。美智子の妹、細川典子役でちょっとおませさんな台詞もあるキャラクター。ソロで歌う場面もあります。

演劇女子部『モード』観劇レポート

場内には、ステージと中央通路を結ぶランウェイ(花道)が設置されて、オープニングではメンバーが、そこをファッションショーのように歩いて、メインステージに集結、舞台と同名の楽曲「MODE」を歌うところから始まります。会場の全労済ホール/スペース・ゼロはキャパ的に、後方の席でもステージが近くに見えるホールですが、本作は座席の位置によっては、出演者が目の前までやってくる超神席となっています。1曲だけ、中央通路でメンバーが横並びになって歌うシーンもありました。

演劇女子部『モード』観劇レポート

そのタケちゃん竹内朱莉とむろたん室田瑞希のイイ男っぷりや、オシャレ番長、りなぷー勝田里奈が演じるモデル、りかこ佐々木莉佳子による美智子へのライバル心むき出しの演技の凄み、かななん中西香菜が演じる弥生への包容力ある友情、コメディエンヌとしての才能も開花させそうなあいあい相川茉穂といった全員に見せ場が配分。新メンバーの2人、かみこ上國料萌衣、かっさー笠原桃奈も初舞台とは思えない演技、目が離せない展開でした。そして、物語の終盤に用意された葛城弥生に対するモデルたちの台詞、葛城弥生による台詞が、今の一枚岩感のあるアンジュルムのメンバーとリーダーの心も投影されているようにも感じられ、そこは筆者にとって感動ポイントでした。

演劇女子部『モード』観劇レポート

ともに2014年の舞台で、特殊な設定のファンタジーというには観劇後に余韻が長期に残るほど衝撃的なミュージカル『LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-』、公演開始直前にスマイレージからの改名が発表されていた時期で、その歌と台詞に実際のメンバーの生き方と重なる部分が多く、涙も誘ったS/mileage's JUKEBOX MUSICAL『SMILE FANTASY!』。その『SMILE FANTASY!』以来初の舞台公演が、同じ会場で見せてくれた本作『モード』。今回は、メンバーたちがイキイキと、キャラクターになりきって演じ、歌う姿を見ていて楽しく、新生アンジュルムを魅せてくれました。

演劇女子部『モード』観劇レポート

歌も数多く挿入されるミュージカルとしての側面もあり、公演中にCD『演劇女子部「モード」オリジナルサウンドトラック』が会場で先行発売されました。こちらの一般発売日は11月2日。本作の音楽担当、はたけが全て作曲。シャ乱Qのメンバーがハロプロの舞台に関わるのは、やはり嬉しいものです。やがてリリースされるであろうDVDに、『LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-』、『SMILE FANTASY!』のようにCDもセットされるならば、サウンドトラックCDに未収録だったオーディション場面や、家族や婚約者には秘密でモデルになった美智子が載った雑誌を買い占める場面の歌、むろたん室田瑞希のソロ曲なども入れば良いなと思います。

アンジュルムは冒頭で紹介した『アンジュルム ライブツアー 2016秋 〜絆〜』が、10/15(土) 鹿児島CAPARVOホールから再開(12月23日の群馬公演まで予定)、そして10月19日に発売となる、トリプルA面シングル『上手く言えない/愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間/忘れてあげる』のリリース・イベントも続行中です。行くしか!

アンジュルム ライブツアー 2016秋 〜絆〜

10/15(土) 鹿児島CAPARVOホール (鹿児島)
10/16(日) 宮崎WEATHERKING (宮崎)
10/29(土) 周南チキータ (山口)
10/30(日) OSAKA MUSE (大阪)
11/12(土) 岐阜CLUB-G (岐阜)
11/13(日) JAMMIN' (愛知)
11/19(土) DRUM Be-0 (大分)
11/20(日) DRUM Be-1 (福岡)
11/27(日) 小樽GOLDSTONE (北海道)
12/4(日) 水戸ライトハウス (茨城)
12/10(土) 松山WstadioRED (愛媛)
12/11(日) 高松オリーブホール (香川)
12/23(金・祝) 高崎club FLEEZ (群馬)

コラム記事:高島幹雄


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