現在地
 >  乃木坂46公認コラム『のぼり坂』 > 乃木坂46公認コラム『のぼり坂』vol.16

乃木坂46 公認コラム『のぼり坂』

2015.4.8 更新

『乃木坂46 アンダーライブ』の歴史および『サード・シーズン』の見どころ解説

乃木坂46のアンダーメンバーによる単独ライブ『乃木坂46 アンダーライブ サード・シーズン』が、いよいよ来週4月14日から東京・Zeppブルーシアター六本木にてスタートします。シングル表題曲を歌唱しメディア露出の機会が多い選抜メンバーと比較して、そのチャンスが必ずしも多いとは言えないアンダーメンバー。その彼女たちが主役となり、それぞれの個性を発揮しながら連日ライブを行うのがアンダーライブです。今回のコラムではアンダーライブの歴史を振り返りつつ、来たる『乃木坂46 アンダーライブ サード・シーズン』の注目ポイントについて触れたいと思います。

原点は無料イベント

実はアンダーライブが最初に行われたのは2014年4月1 3日と、1年前のこと。最初は現在のように1カ所の会場を拠点にして数日間にわたり開催されるというスタイルではなく、特典企画として実施された無料ライブでした。その昨年4月のアンダーライブは楽天カードとのコラボレーションにより、千葉・幕張メッセで8thシングル『気づいたら片想い』の全国握手会イベント終了後に実施。無料イベントとはいえさまざまな条件を満たした人だけが入場できるということもあって、会場は決して満員とはいきませんでしたが、アンダーメンバーは初の単独ライブということで熱の入ったパフォーマンスを展開しました。しかも予定外のアンコールまで披露し、観客からの盛大な声援に感涙する一幕もありました。このライブが現在のアンダーライブの原点になったと言っても過言ではないでしょう。

続いてのアンダーライブは同年5月、シングル『気づいたら片想い』の購入者特典として東京・TSUTAYA O-EASTと愛知・ポートメッセなごやにて実施。東京では1日3公演、そして名古屋では全国握手会終了後に1公演のみ行われたのですが、実は最初の応募締め切りの段階では東京公演は募集定員に達せず、その後二次募集をかけることとなりました。今ではプラチナチケット化が進むアンダーライブも最初はチケット販売制ではなかったこともあって、アンダーメンバーは厳しい現実と対峙することに。当時ブログで「悔しい」とつづったメンバーもいましたが、ライブはいざ蓋を開けてみれば毎公演大盛況。1時間ほどのコンパクトなライブながらも、4月の初公演時にはなかったシャッフルユニット曲が披露されるなど趣向を凝らしたセットリストで好評を博しました。

半年で800人から8000人へ

こういった無料企画での成功を機に、6月からは現在のスタイルである券売制による定期公演が決定。6月28、29日と7月11、12日にアンダーライブの拠点と化しているZeppブルーシアター六本木、そして7月25、26日に東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて9thシングル『夏のFree&Easy』アンダーメンバーおよび当時の研究生が総出で本格的なステージを10公演にわたり展開しました。この頃になると乃木坂46全体としては大会場でのライブが増え、演出もかなり凝ったものが増えていましたが、アンダーライブは800人規模の会場でステージセットや特殊な演出を排除した、歌とダンスとトークのみによるライブを2時間にわたり行うというもの。基本的な構成は同年5月のアンダーライブが軸になっており、シングル表題曲やアンダー曲のほか、公演毎に変わるシャッフルユニット曲に加え、直前に終了した舞台『16人のプリンシパル trois(トロワ)』にて披露されたコントを完全な形で再演するミニコーナーなども用意されました。

当時もっとも印象に残っているのが、10分以上にわたるシングル表題曲のメドレー。曲毎にメンバーが入れ替わり立ち替わり登場し、間髪入れずに名曲の数々が繰り出される構成は圧巻の一言でした。また公演によっては2期生のみで歌われた「バレッタ」に同曲のセンターにして同じく2期生の堀未央奈が登場するサプライズも用意。さらに『16人のプリンシパル trois』でお披露目された相楽伊織も途中から公演に加わるなど、何かと話題の多い10公演でした。

この時期にはすでに「アンダーライブがなにやらすごいことになってる」という噂が広まっており、また数々のライブで着実に実力を付けたアンダーメンバーが脚光を浴びる機会も増え始めました。こういった周囲の期待に応えるように、10月には早くも『乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン』が決定。10月5日から19日にかけてZeppブルーシアター六本木にて、前回の倍近い計18公演が実施されました。10thシングル『何度目の青空か?』でのアンダーメンバーおよび当時の研究生が出演したこのライブも、チケットは早くから入手困難な盛況ぶり。メンバーも前回以上のものを見せようと趣向を凝らし、これまで以上にメンバー同士でアイデアを出し合ってライブを作り上げていきました。実際、『乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン』は前回以上に“魅せる”要素に重点を置いた構成で、歌のみならずメンバーのダンスをフィーチャーしたパートも多数用意。各メンバーの個性を引き出そうと、日替わりでアンダーメンバーが1人だけで3分間MCを担当するコーナーも導入されました。

この頃になるとアンダーメンバーのみならず、研究生もめきめきと実力を付け始め、正規メンバーに負けずとも劣らないパフォーマンスを披露していたのが印象に残っています。もちろんアンダーメンバーもそんな研究生に負けないようにと先輩らしい堂々とした姿を見せており、そういった相乗効果が深い絆を作っていきました。しかし、セカンド・シーズンは決して楽しい思い出だけではなく、怪我などに苦しめられたメンバーがいたことも忘れられません。山崎怜奈はケガのため序盤期間を欠席、井上小百合や北野日奈子も怪我や病気のため休演することがありました。それ以外のメンバーもテーピングをしてステージに立つ姿が目につき、連日ギリギリの状態でライブに挑んでいた……あのときの彼女たちの姿は今でも目に焼き付いています。そしてこのセカンド・シーズンを最後に、1期生の伊藤寧々が卒業。千秋楽およびその後に行われたスペシャル公演はまさに「ねねころを送る会」と呼ぶにふさわしい内容で、ファンにとってもメンバーにとっても忘れられないライブになりました。

セカンド・シーズンはこれをもって終了したはずでした。が、その2カ月後の12月12日、東京・有明コロシアムにて『乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン FINAL!〜Merry X'mas “イヴ” Show 2014〜』が急遽開催されました。このライブについては開催当時、当コラムでも執筆しているので詳しくは書きませんが、無料の企画ライブから8カ月で8000人も集めるほどにスケールアップしたアンダーライブの、ある意味集大成的な内容だったと言えます。

『サード・シーズン』は新たなステップ

2015年4月14日、最初のアンダーライブから1年と1日を経て新たにスタートする『乃木坂46 アンダーライブ サード・シーズン』は、4月19日まで全8公演を予定。公演数としてはファースト・シーズン、セカンド・シーズンよりも少ないのですが、その内容はどのようなものになるのか……3月下旬にとあるインタビューで永島聖羅、中田花奈、能條愛未と話した際、永島は「ファンの方も『サード・シーズン、決まって良かったね』と言ってくれるんですけど、昨年12月にファイナル(『乃木坂46 アンダーライブ セカンド・シーズン FINAL!〜Merry X'mas “イヴ” Show 2014〜』)をやっちゃってるので……あのライブを、そしてファンの方の期待をさらに1つ上回らなければいけないので、もっとがんばらなきゃ……気合い入れを直してがんばらなきゃなって思います」とサード・シーズンについて話してくれました。これを書いている現時点ではどんな内容になるのかは一切不明ですが、2月のバースデーライブで正規メンバーに昇格した研究生含め、さらに熱のこもったステージを見せてくれるはずです。

11thシングル『命は美しい』に収録されたアンダー曲「君は僕と会わない方がよかったのかな」でセンターに抜擢された中元日芽香は、セカンド・シーズンで中心に立った井上とともにサード・シーズンをうまく牽引することができるのか。そして精神的支柱の1人だった畠中清羅の卒業後、永島や斉藤優里といったメンバーはどうグループをまとめるのか。そして伊藤かりんや新内眞衣のような2期生年長組もこれに続いて頭角を現していくのか、など注目ポイントはいくつかあると思います。伊藤万理華や齋藤飛鳥といったアンダーライブ初期から中心に立っていたメンバーが選抜入りしたことで、アンダーライブの見せ方もかなり変わってくるでしょうし、元研究生の伊藤純奈、佐々木琴子、鈴木絢音、寺田蘭世、山崎怜奈、渡辺みり愛の覚醒にも期待がかかるところ。8000人規模のアリーナライブを経て、再び800人という小規模会場に立ち返ったときにどういったステージを見せるのか。注目度は今まででもっとも高まっていると思いますが、そんな我々の想像を軽く超えるような素晴らしいパフォーマンスに期待したいと思います。

命は美しいType-C(アンダーメンバー仕様)
3月18日に発売された乃木坂46の11thシングル。Type-Cの特典DVDには、「君は僕と会わない方がよかったのかな」Music Video(ペアPV)が収録!
CD情報

文:西廣智一 WEBを中心に活動する音楽ライター。バンドマン、フリーター、会社員を経て、2005年末に株式会社ナターシャの立ち上げに参加する。翌2006年よりライターとしての活動を開始し、現在さまざまな音楽サイトや雑誌にてインタビューやコラムなどを執筆中。

乃木坂46過去コラム一覧

オススメのキャンペーン&特集

もっと見る

  • 買い物かご
  • お気に入り
  • 閲覧履歴
  • 購入履歴
  • クーポン