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乃木坂46 公認コラム『のぼり坂』

2015.7.2 更新

『鳥居坂46』が乃木坂46にもたらすもの

6月28日、以前から進められていた乃木坂46の新プロジェクトについての詳細が発表されました。

この新プロジェクトについては今年2月22日に埼玉・西武ドームで開催された『乃木坂46 3rd YEAR BIRTHDAY LIVE』にて、数々のサプライズ発表のうちの1つとして「乃木坂46新プロジェクトのメンバー1期生を募集」とアナウンスされました。この件について私は以前、研究生の昇格とあわせて下記のように書きました。

1期生メンバーが卒業を繰り返すたびに、これまで2期生である研究生が正規メンバーに昇格してきましたが、そろそろアンダーメンバーの数も少なくなってきており、11thシングルでは選抜メンバーが18人構成ということで、さらにアンダーの数も減ります。そこで昨年アンダーライブを経験したことで少しずつ実力や個性を付けつつある研究生を、本格的に実戦投入する段階に入ったということなのでしょう。実際に1年前よりも人気が高まっている研究生も多かったこともあり、彼女たちが今後選抜メンバーや従来のアンダーメンバーを脅かす存在になるかもしれません。いや、そうなってほしいと願ってやみません。

となると、通常は3期メンバー募集という形になるのでしょうが、その予想を裏切り「新プロジェクト」を立ち上げることに。乃木坂46自体がAKB48の公式ライバルという立ち位置ですが、今回1期生を募集する新プロジェクトは、果たして乃木坂46にとって姉妹グループになるのか、それとも真の意味でのライバルになるのか。そして従来のメンバーとどのような形で絡んでいくのか……興味は尽きません。デビュー4年目の乃木坂46は、さらに攻めの姿勢でアイドルシーンを突き進んでいくことになりそうです。

『乃木坂46 3rd YEAR BIRTHDAY LIVE』のライブレポートより

そして発表された新プロジェクト、その名も「鳥居坂(とりいざか)46」。資料には「乃木坂46の大躍進を受け、『坂道シリーズ』第2弾として東京都港区南青山の乃木坂に続き、東京都港区麻布にある坂道、鳥居坂が選ばれた」とあります。鳥居坂は乃木坂46のアンダーライブを行ったZeppブルーシアター六本木のある場所。乃木坂が最終オーディションが行われた会場のSME乃木坂ビルがある場所から由来すること、そしてZeppブルーシアター六本木は乃木坂のすぐそばにあることなどからも、その関係性はなんとなく伺える気がします。

「坂道シリーズ」第2弾と銘打った鳥居坂46は、果たして乃木坂46の姉妹グループにあたるのか、それとも「AKB48における乃木坂46」のような公式ライバル関係になるのか。現時点ではそのポジションは明確にされていません。乃木坂46運営スタッフも「鳥居坂は、乃木坂46のアンダーライブを行ったZeppブルーシアター六本木のある場所です。鳥居坂46はここからライブ活動をスタートする予定です。鳥居坂46にも乃木坂46における『乃木坂って、どこ?』と同じように、専用のテレビ番組を作りたいと思っています。秋元康 総合プロデューサーのもと、CDデビューを目指します」とのコメントは残していますが、乃木坂46との関係性については触れていません。

一方の乃木坂46メンバーですが、まだ鳥居坂46について触れている者は少ないものの、公式ブログやトークアプリ『755』に下記のようなコメントを残しています。

秋元真夏
「正直乃木坂46もまだまだ全く完全体ではないので不安はたくさんありますが
訪れるものを恐れても拒んでも仕方ありません(。・v・。)」

星野みなみ
「どーなるのかわくわくだね」

上記のように、乃木坂46メンバーにとっても鳥居坂46は未知の存在であり、彼女たちが自分たちの姉妹グループになるのかライバルになるのか判断しかねる状況のようです。

さて、鳥居坂46がどのようなグループになるのか。Zeppブルーシアター六本木を拠点にライブ活動を展開することから、初期の乃木坂46と比べたら早い段階でパフォーマンスを目にすることができそうですし、そのレベルも初期段階から高いものが予想されます。そこは乃木坂46との大きな違いとなるでしょう。また、乃木坂46では右も左もわからない素人の女の子たちがゆっくり時間をかけて成長していく姿を見守ることができたことから、その成り立ちも最初から異なるので、一概に比較は難しいのかもしれません。

でもそういった「初期段階からレベルの高いグループ」を目の当たりにしたとき、今の乃木坂46がどのようなリアクションをするのかも気になります。4年という歳月で培った経験と実力が揺るぎない自信となるのか、それとも相手をただ脅威に感じるのか。その感じ方はメンバーさまざまでしょう。だからこそ、鳥居坂46をどう受け取るかで今後の乃木坂46の将来も変わってくるのかもしれません。今でも大きな目標(=ライバル)としてのAKB48という存在があるとして、そこよりも身近な存在としてのライバルが急に現れること。想定していなかったライバルの出現に、乃木坂46はどう立ち向かうのか。グループとしての真価が問われる、と言っては大袈裟かもしれませんか、ひとつ何かが試されているのは確かでしょう。

そういえば、デビュー直後はAKB48の公式ライバルという流れで、現HKT48の指原莉乃とのシングル同時発売直接対決というのもありました。その後はこういった形での試練は与えられていなかったのでしばらく忘れていましたが、もしかしたらあのときの続きが別の形で、デビュー4年目に突入したこのタイミングに再開したのかもしれません。シングルはリリースするたびにチャート1位を獲得し、ライブを行えば3万人規模の会場を満員にし、主演ドラマや映画も公開、トップアイドルの仲間入りを果たし今だからこそ、「初心を忘れない」ための試練と解釈することもできるでしょう。

……と、ここまで書いたものの、これは筆者の勝手な妄想に過ぎません。すべてが始まるのは今年の8月21日、乃木坂46が結成4周年を迎えるこの日に鳥居坂46が新たに結成されてからなのですから。乃木坂46ファンにとっては期待半分、不安半分といったところかもしれませんが、まずはその動向を静観することにしましょう。

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CD情報

文:西廣智一 WEBを中心に活動する音楽ライター。バンドマン、フリーター、会社員を経て、2005年末に株式会社ナターシャの立ち上げに参加する。翌2006年よりライターとしての活動を開始し、現在さまざまな音楽サイトや雑誌にてインタビューやコラムなどを執筆中。

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