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乃木坂46 公認コラム『のぼり坂』

2015.7.31 更新

『乃木坂浪漫』を振り返る

7月22日にリリースされた通算12枚目のシングル『太陽ノック』が自己最高の初週売上60.9万枚を記録し、シングル11作連続1位という快挙を成し遂げた乃木坂46。同曲をさまざまな場所で耳にし、今作で彼女たちのファンになったという人も多いかもしれません。またこの1年を振り返っても、CDの売上やライブの動員が伸びていることから、乃木坂46のファンが増えていることは明らか。そういう人たちにとっては、彼女たちの結成当時からの歴史を追ったドキュメンタリー映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』はうってつけの作品だったと言えるでしょう。

そんな、初期の乃木坂46を知らない人にオススメしたいのが、今回紹介する『乃木坂浪漫』という番組です。今から3年前、2012年4月から9月の半年間、テレビ東京にて月曜から木曜まで毎晩7分間の帯番組としてオンエアされた『乃木坂浪漫』は、乃木坂46のメンバーが日替わりで登場し、日本の文学史に残る小説の印象的な場面を朗読していき、同時にメンバーのイメージ映像が紹介されるというもの。紹介される小説は夏目漱石『吾輩は猫である』、森鴎外『舞姫』、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』、石川啄木『一握の砂』、与謝野晶子『みだれ髪』、福沢諭吉『学問のすゝめ』、芥川龍之介『蜘蛛の糸』、太宰治『走れメロス』など、名作と呼ぶにふさわしいものばかりでした。

オンエア当時はデビューシングル『ぐるぐるカーテン』リリース間もない頃から、3rdシングル『走れ!Bicycle』リリース期間までという、結成1周年を挟む初々しい時期。番組に登場するメンバーも、当時はまだ芸能活動を再開させていなかった秋元真夏を除く1期生のみで、すでに卒業してしまったメンバーも含まれています。番組冒頭は週替わりでメンバー1名がナビゲーターとして登場し、続いて日替わりメンバーがその日朗読する場面の解説をしてから、同メンバーのイメージ映像に乗せて朗読が流れます。まだデビュー間もない彼女たちの表情や仕草は今と比べたらまだ硬い、朗読も感情を思いきり込めるなどの技術も一切ないストレートでシンプルなものばかり。しかし、オンエアから3年経った今これらの映像を見返してみると、あのときにしか出せなかった初々しさがたっぷり詰め込まれており、非常に見応えのある番組だと断言できます。また番組のエンディングでは毎回、イメージ映像ロケのメイキング映像も紹介され、そこで見せる素の姿と本編とのギャップも興味深く、幼さの残るメンバーからは3年という月日によりどれだけ成長したのかと感慨深さすら覚えます。

2011年10月にスタートした『乃木坂って、どこ?』に続く、乃木坂46にとって2本目のレギュラー番組となった『乃木坂浪漫』は、番組終了から半年後の2013年春に握手会会場限定でDVDが発売されましたが、その後現在に至るまでDVDの一般流通はされていません。一部ファンからは一般発売を熱望する声もありましたが、今年5月末からは「楽天SHOWTIME」にてついに『乃木坂浪漫』の有料映像配信がスタート。「花」「鳥」「風」「月」と小説のテーマに沿ったサブタイトルが付けられた4話の映像作品には、それぞれ撮影中のオフショット未公開映像が追加されており、各話とも2時間を超える見応えのある内容となっています。

映像はオンエア順ではなくテーマに沿った形で収録されていますが、例えば番組第1回にオンエアされた生駒里奈による夏目漱石『夢十夜』(『乃木坂浪漫 #4〜月〜』収録)と、番組終盤にオンエアされた同じ生駒による小川未明『赤いろうそくと人魚』(『乃木坂浪漫 #2〜鳥〜』収録)を比較するだけでも、短期間での(表情や表現力の)成長を感じることができます。そのほかにも推しメン1名をピックアップするだけでも、いろんなシチュエーションでさまざまな衣装に身を包んだメンバーを楽しむことができる。さらにこの番組をきっかけに、メンバーが朗読した文学作品に触れてみるのもいいかもしれません。

このように、いろんな楽しみ方のできる初期乃木坂46の印象的な番組『乃木坂浪漫』。まだ未見だというファンの皆さんは、手軽に観ることができるようになったこのタイミングにぜひご堪能ください。

12thシングル「太陽ノック」(7/22発売)
初回盤には、「全国握手会参加券 or スペシャルプレゼント応募券」
「メンバー生写真」(36種×3パターン 全108種のうち1種ランダム封入)入り!絶賛発売中です!
CD情報

文:西廣智一 WEBを中心に活動する音楽ライター。バンドマン、フリーター、会社員を経て、2005年末に株式会社ナターシャの立ち上げに参加する。翌2006年よりライターとしての活動を開始し、現在さまざまな音楽サイトや雑誌にてインタビューやコラムなどを執筆中。

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