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乃木坂46 公認コラム『のぼり坂』

2016.2.19 更新

『乃木坂46デビュー4周年記念 過去のバースデーライブを振り返る』

2012年2月22日にシングル『ぐるぐるカーテン』でメジャーデビューした乃木坂46も、今月22日でデビュー4周年を迎えます。今回のコラムではデビュー当時、および過去3年にわたりデビュー日に実施されてきたバースデーライブを振り返りつつ、乃木坂46のライブパフォーマンスにおける成長を振り返ってみたいと思います。

■アウェーでの楽曲披露が続いたデビュー元年

48グループと異なり、特定の劇場を持たずに結成した乃木坂46は2011年中は特に歌唱パフォーマンスを披露することなく、同年10月からスタートしたレギュラー番組『乃木坂って、どこ?』や、『メンバーお見立て会』をはじめとするイベントを通じてファンに自身の存在をアピールしていきました。そして翌2012年1月、彼女たちは2月のCDデビューに向けて人前でのパフォーマンスをいくつか実施。映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』でも紹介された、2012年1月19日の『AKB48 リクエストアワー セットリストベスト100 2012』へのサプライズ出演および「ぐるぐるカーテン」披露は当時ファンでなかった人でも映画を通じて知っているかもしれません。

この頃、私は乃木坂46のパフォーマンスを二度観る機会を得ました。最初は1月12日に東京都内で実施された『明治手づくりチョコレート』の新テレビCM発表会でのこと。これはデビュー曲「ぐるぐるカーテン」が『明治手づくりチョコレート』のCMソングに起用され、メンバーも同CMに出演することからメディア向けに実施されたもので、当日は報道陣を前に「ぐるぐるカーテン」が披露されました。当時を振り返ってみると、まだ人前での歌唱経験もダンス経験も少ない彼女たちが報道陣を前にパフォーマンスするということで、かなり特殊な環境だったと思いますが、当時の選抜メンバー16名は完成したばかりのデビュー曲を初々しい歌とダンスで表現していたことが記憶に残っています。

そして二度目に観たのは2月4日、お台場フジテレビ内で行われたテレビ番組『GIRLS' FACTORY』の公開収録でのこと。AKB48の渡辺麻友さん、accessの浅倉大介さんがMCを務めるこの番組には乃木坂46のほか、水樹奈々さん、ももいろクローバーZ、家入レオさんなどが出演し、大勢の観客を前に熱いスタジオライブを繰り広げました。乃木坂46は公開収録中盤、同時期にデビューした家入レオさんの後に登場。CDリリース前にも関わらず「ぐるぐるカーテン」、そして「会いたかったかもしれない」の2曲を披露しました。自分たちのファンだけではないという状況下でしたが、彼女たちは慣れないながらも観客を煽ろうと必死にパフォーマンス。ライブ後には、この頃テレビ東京で放送されていたドラマ『さばドル』で共演していたまゆゆさんとのトークも収録されました。

先のリクアワ含め、出だしこそ自身のファンが集う場所以外でのデビュー曲披露が続いた乃木坂46。CDリリース後には東京・よみうりランドなどでの全国握手会イベントもスタートしますが、このデビュー前の経験は彼女たちにとって大きな経験になったのではないかと思っています。

■ 『乃木坂46 1st YEAR BIRTHDAY LIVE』(2013年)

そして2013年2月22日、デビュー1周年を迎えた乃木坂46は千葉・幕張メッセイベントホールにて『乃木坂46 1st YEAR BIRTHDAY LIVE』を開催。当時の乃木坂46史上で最多となる約9000人を動員したこのライブでは、同日までに発表したシングル4作品(1st『ぐるぐるカーテン』、2nd『おいでシャンプー』、3rd『走れ!Bicycle』、4th『制服のマネキン』)の全収録曲に、翌3月にリリースを控えた5thシングルから「君の名は希望」「13日の金曜日」「シャキイズム」の3曲を加えた全27曲を、約3時間にわたり披露しました。これがきっかけとなり、「バースデーライブでは持ち曲全曲披露」という恒例行事が生まれたわけです。

すでにライブDVD&Blu-rayとして発売済みのこのライブ。最近ファンになったという人の中には、このライブ作品を観ている人は多いかもしれません。詳細は同作品を観てもらえばおわかりいただけると思うので、細かい見どころについてはあえて書きません。ただ、個人的にはこのライブの印象が非常に強く、しばらくはこのバースデーライブを基準に後のライブパフォーマンスを見比べていたところがあります。それほど迄に、この日のライブは完成されたものだったと思いますし、それまでのZeppクラスでのライブとは比にならないほどエンタテインメント性に長けた「アリーナクラスでの王道アイドルライブ」だったのです。もちろん、今ではさらにスケールアップした演出と、レベルアップした彼女たちの歌やパフォーマンスを楽しむことができますが、歌やダンス未経験者が多かった乃木坂46の面々が到達した最初のピークがこの『乃木坂46 1st YEAR BIRTHDAY LIVE』だったのではないでしょうか。後にメンバーにインタビューした際にも、「初めて全部良かったと言えるライブ」「心の底から達成感が味わえたライブ」という声が多かったのも印象的です。

■『乃木坂46 2nd YEAR BIRTHDAY LIVE』(2014年)

このバースデーライブを経て、乃木坂46は2013年8月に初の全国ツアー『真夏の全国ツアー2013』を実施。札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の各Zepp会場を回り、10月6日には追加公演として東京・国立代々木競技場第一体育館にて昼夜2公演を敢行します。さらに同年12月20日には東京・日本武道館にて、後に恒例行事となる『Merry X'mas Show』を初開催。こうしてライブ経験を増やしていった彼女たちは、デビュー2周年の2014年2月22日に神奈川・横浜アリーナで『乃木坂46 2nd YEAR BIRTHDAY LIVE』を行い、1万3000人もの観客を動員しました。

前年のバースデーライブ同様に持ち曲全曲披露ということで、この日は1stシングル『ぐるぐるカーテン』から7thシングル『バレッタ』までの全収録曲42曲を約4時間半にわたり披露。この時点での過去最長ライブということで、ライブは休憩時間を挟む二部構成で実施されたのですが、その休憩時間には伊藤万理華が個人PVで歌唱した隠れた名曲「まりっか'17」を披露してファンを驚かせたりと、終始見どころ満載のライブでした。この模様も、昨年6月に映像作品としてリリース済み。詳しくはDVDおよびBlu-rayを観ていただくか、当コラムにて執筆した「ライナーノーツ」を読んでいただけるとおわかりになるかと思います。

ライブの場数が増え、各メンバーがさまざまな壁にぶつかり出した2013年以降の乃木坂46。いかに観客を満足させるか、と同時にどうすれば自分たちも達成感を得ることができるのか。当時メンバーにインタビューした際、よくこういった話題が挙がっていたのも記憶に残っています。

■『乃木坂46 3rd YEAR BIRTHDAY LIVE』(2015年)

横浜アリーナでの二度目のバースデーライブを経て、2014年の乃木坂46はライブにおいて新たな試みを実施します。それがアンダーライブの定期開催。当初はシングルの特典イベントとしてスタートしたアンダーライブですが、同年6〜7月、10月に有料ライブを行い、回を重ねるごとに高評価を集めていきます。またグループ全体としても同年8月に『真夏の全国ツアー2014』を敢行。Zeppクラス中心だった前年からホールクラスにスケールアップし、ツアーファイナルは東京・明治神宮野球場で約3万人を集めて行われました。また同年7月にはフランスで開催された『JAPAN EXPO 2014』に出演し、初の海外公演も実施。こういった経験の成果は彼女たちのパフォーマンスに如実に表れ、グループとしてさらに高みを目指す彼女たちは、さらなる難関に挑みます。それが2015年2月22日に埼玉・西武ドーム(現・西武プリンスドーム)で行われた『乃木坂46 3rd YEAR BIRTHDAY LIVE』です。

乃木坂46初のドームライブとなったこの公演は約3万8000人を動員。『何度目の青空か?』までのシングル10枚と、1stアルバム『透明な色』に収録された全68曲が披露されました。ドーム会場とはいえ、西武ドームはスタンドと屋根の間の全周が開放された“半野外”という、冬場にはあまりふさわしくない環境。しかし彼女たちは寒さをものともせず、二度の休憩を挟みながらも約7時間半という過去最長のライブを繰り広げました。残念ながらこのライブはまだ映像化されていないので、未見の方は当コラムの「『乃木坂46 3rd YEAR BIRTHDAY LIVE』総括」にて当日の雰囲気を味わってみてはどうでしょう。

個人的には、実はこのライブが今の乃木坂46におけるライブの基盤を作り上げたのではないかと考えています。前年から始まったアンダーライブ、明治神宮球場公演を含む夏の全国ツアー、そして東京・有明コロシアムで開催されたアンダーライブおよび『 Merry X'mas Show 2014』でそれまでの「ライブでは頼りない乃木坂46」から脱却し、堂々とした姿をファンにアピール。そんな中で行われた、これまででもっとも難易度の高い西武ドーム公演を大成功のうちに終えたことは、彼女たちにとって大きな自信につながったのではないかと確信しています。事実、その後のインタビューでもグループのターニングポイントとして西武ドームでのバースデーライブを挙げるメンバーは数多く、その手応えが昨年夏の『真夏の全国ツアー2015』での安定したライブパフォーマンス、そして雨にも負けず最高のステージを繰り広げた明治神宮球場2DAYS公演につながったことは、想像に難しくありません。

■そして2016年2月……

昨年12月に日本武道館で行われた『アンダーライブ2DAYS公演』、および『Merry X'mas Show 2015』でも圧巻のパフォーマンスで観客を喜ばせた乃木坂46。そんな好状況なだけに、今年2月に実施予定だった『乃木坂46 4th YEAR BIRTHDAY LIVE』の開催延期は残念でなりません。2020年の東京オリンピック開催を控え、首都圏の大型施設の改修や建て替えが重なる「2016年問題」の影響で延期となった今年のバースデーライブ。桜井玲香は「中止ではなく延期ですので、会場が見つかり次第必ずバースデーライブを行います」、生駒里奈は「アイデア次第でやり方がちょっと変わって、また新しいバースデーライブができるきっかけにもなると思うので、皆さんにはすごく楽しみにしていてほしいと思います!」とそれぞれ前向きなコメントを寄せているだけに、今後の続報に期待しておきましょう。

ということで、今年の2月22日は何もなく終わるのか……と思いきや、なんと2月20日(土)早朝から22日(月)未明にかけて楽天SHOWTIMEにて『乃木坂46 4th Anniversary 乃木坂46時間TV』と題した特別番組を配信することになりました! 文字通り46時間にわたり配信されるこの番組、果たしてどんな内容になるのか気になるところ。ぜひこの番組を通じて、乃木坂46のデビュー4周年を一緒にお祝いしましょう!

2月20日放送 『乃木坂46 4th Anniversary 乃木坂46時間TV』
2月20日放送 『乃木坂46 4th Anniversary 乃木坂46時間TV』
楽天SHOWTIMEにて、2月20日(土)4:00〜22日(月)2:00にかけて生配信!
番組詳細

文:西廣智一 WEBを中心に活動する音楽ライター。バンドマン、フリーター、会社員を経て、2005年末に株式会社ナターシャの立ち上げに参加する。翌2006年よりライターとしての活動を開始し、現在さまざまな音楽サイトや雑誌にてインタビューやコラムなどを執筆中。

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