SMAPコラム「Map of SMAP」

楽天ブックスが、SMAPやSMAPメンバーの旬な情報を、コラム形式でお届け!
Infomation
 世界に一つだけの花
MUSIC
Clip! Smap! コンプリートシングルス【Blu-ray】
ミュージックビデオを大幅に追加収録。
Infomation
 世界に一つだけの花
MUSIC
Clip! Smap! コンプリートシングルス
収録曲:シングル55作品の両A面曲を含む全63曲の映像を収録予定
Infomation
 世界に一つだけの花
MUSIC
世界に一つだけの花
TV:CX系ドラマ『僕の生きる道』(2003年1月〜)主題歌収録のシングル。
2015.8.11更新

時間、空間、魂のTriangle──「シャッフルビストロ」香取慎吾編


「ビストロSMAP」は三角形である
 三位一体(さんみいったい)という言葉がありますね。父と子と聖霊の御名(みな)において、というアレです。
 『SMAP×SMAP』20周年記念企画「シャッフルビストロ」第2弾を観終えて思ったのは、そのことでした。この夜のゲスト、香取慎吾さんが自作の絵画、正確に言えば、あれはミクストメディアという形式なのですが、「シンボル」というシリーズの一作を紹介したのは大いなる伏線だったのだなあと、気づかされた次第です。
 三角形というのは聖なるシンボルなんですね。
 この番組がどのように制作されているのかわかりませんが、終戦70年に捧げる意味で、香取さん歌い出しの「Triangle」が用意されていたのだとすれば、8月10日放送の『SMAP×SMAP』は、ある意味、香取さんプロデュースといってもいい回だったと思うんですね。番組のなかで「ゲストに徹する」という意味合いの発言をしていた香取さんですが、だとすれば、これは「ゲストが番組をプロデュースする」という新しいテレビの在り方を示しているかもしれません。
 そもそも、通常の「ビストロSMAP」自体が、三角形の構図なんですね。ホストがゲストの相手をするゾーンがあり、2つのチームが料理をしているわけですから。勝つチームがあり、負けるチームがあり、ジャッジするゲストがいる。「ビストロ」は三角形なんです。


それぞれの「口説き文句」を供する
 「シャッフルビストロ」の場合は、料理人が3人になるので様相が異なりますが、この回を観ていて感じたのは、競い合う3人が三角形を描いているということでした。
 ホストが草剛さんで、ゲストに香取さんを招き、中居正広さん、木村拓哉さん、稲垣吾郎さんの3名が、香取さんに食べてほしい料理を作る。
 勝者は稲垣さんでした。稲垣さんは「実は慎吾はこういうのが好きでしょ?」と言って、オマールの冷製や桃とウイスキーのシャーベットを提供したわけですが、こうしたアプローチが稲垣さんによる香取慎吾批評なのだと思います。「ガッツリ系に見えるけど、そればかりじゃないよね」という。そして、これは稲垣さんならではのコミュニケーションであり、処世術なのではないでしょうか。「あなた、こういうところあるでしょ?」とか、指摘されると、ドキッとして、でも、うれしい、みたいなことって、わたしたちもよくあるじゃないですか、相手が異性、同性問わず。香取さんを通して稲垣さんが見えてくるんですね。
 香取さんのためにどのような料理を作るかよりも、供する際に、どのような「口説き文句」を用いるか。そこに、そのひとがあらわれていました。
 木村さんは「もし、慎吾が家に来たら、これを食べさせたい」ということを言うわけですね。これは、たまりませんね。『服バカ至福本』のなかでも、かなり前に木村さんからプレゼントされた財布をいまでも使いつづけているエピソードを紹介していた香取さんですが、このときも、木村さんが男性ファッション誌の表紙を飾った際に着用していたコートのブランドを、直接、木村さんに尋ね、購入したということをトークされていました。「木村くん、買ったよ!」と呼びかける香取さんに対して、料理している最中の木村さんは少し顔を緩ませながら「ん」とだけ応えるんですが、あの感じから、ふたりのなんとも言えない「いい距離感」が伝わってきました。そこをふまえて、木村さんの「口説き」を鑑みると、こりゃ、香取さんにとっては、すごくグッとくるフレーズなんじゃないかなと思うわけです。


ゲストが「触媒」になるということ
 中居さんは別方向から「口説く」んですね。かなり以前、香取さんと、食事をしたことがある、思えば、いまのところ、それがふたりっきりでした最後の食事だと。それが、餃子と炒飯だったと。だから、餃子と炒飯、そして、中居さんこだわりのラーメンを最後に供する。「想い出」攻撃です。香取さんは憶えてるような、憶えてないようなリアクションでしたが(あえて、というところも多分にあると思います)、もし、憶えてないとしても、相手が、自分との食事を憶えていてくれたとしたら、これはとてもうれしいですよね。中居さんならではの「情」に訴える、真っ直ぐなやり方です。
 この「情」が、観ているわたしたちに伝わる理由は、そのちょっと前に、「テレビなめんなよ」という、中居さんから香取さんに対するダメ出し(冗談めかしたマジ、に思えました。あのあたりの中居さんの「見せ方」はやはりテレビというものを心得ていると思います)があったからなんですね。
 クイズの途中で、私物の眼鏡をかけた香取さんに対して「もっと、テレビの映像上のつながりを考えろ」と、タイミングへの留意を促すんですが、この、「SMAPのリーダー」というより、「バラエティ番組の、めんどくさい先輩」的な指摘があったからこその、「情」の在り方だったと思います。
 稲垣さんは、香取さんの「魂」に向かって料理を作って、木村さんは、香取さんとの「空間」をイメージしながら料理を作って、中居さんは、香取さんとの「時間」を思い返しながら料理を作っていたというわけです。
 ゲストが「主役」ではなく、「触媒」になる。クイズコーナーで、4人に出題するとき、とても活き活きしていた香取さんは、まさに「触媒」としてそこにいました。
 香取慎吾だからできること。そのかたち(聖なる三角形)を、間接的に目撃した一夜でした。



相田冬二

※このコラムは、楽天ブックスのオリジナル企画です。
前週のコラムを読む
翌週のコラムを読む
慎語事典 
SD SHINGO DICTIONARY VOLUME1
慎語事典 SD SHINGO DICTIONARY VOLUME1

連載中ブログ500回分が1冊に。

「Map of Smap」バックナンバー

2017.1.5更新
2016.12.21更新
「Map of SMAP」TOPにもどる

オススメのキャンペーン&特集

もっと見る