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SMAPコラム「Map of SMAP」

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 世界に一つだけの花
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Clip! Smap! コンプリートシングルス【Blu-ray】
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収録曲:シングル55作品の両A面曲を含む全63曲の映像を収録予定
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世界に一つだけの花
TV:CX系ドラマ『僕の生きる道』(2003年1月〜)主題歌収録のシングル。
2015.10.27更新

香取慎吾、三谷幸喜と「もの作り」について語る。


『ギャラクシー街道』公開記念インタビュー

──香取さんは三谷さんとのお仕事が長いですよね。今年は『ギャラクシー街道』のクランクアップの直後、草剛さんとのふたり芝居『burst!〜危険なふたり』に取り組まれ、映画、舞台と三谷さんとのコラボが続きました。映画、舞台で、演出家としての三谷さんに何か違いは感じますか。

「どうだろうなあ……そう言われると、映画と舞台では違うところもあるかなとは思いますけど、でも、(自分にとっては)変わらないですね。(演出家としての)モードは変わらないですけど、作品として、舞台も映画もどんどん変化するひとで、(毎回)初めての部分がたくさん見られて楽しい監督です。今回の三谷幸喜は知らなかったですね。こんな一面があるんだ、と」

──思わぬ三谷さんに出逢った気がします。

「いやあ、びっくりしましたね〜。こんなにセクシャル度を前面に出すとは! なんか、そこを避けてきたひとなのかなと。避けてきたんでしょうね。だから(監督のなかには)あったんですよ」

──セクシャルな要素がないわけじゃなかった。

「ないわけじゃなかった(笑)」

──しかも、実は相当やりたかったのでは(笑)

「やりたかったんですよ!」

──ということは、まだまだ秘めているものはあると。

「ありますね。『宇宙人だらけのロマンティックコメディ!!』(映画のキャッチコピー)だけじゃないですもん(笑)。これだけ見て映画館に来ちゃダメですよ(笑)。ロマンティックだけじゃないですよね。あれは三谷ワールドなんですけど、ある意味、三谷さんが行き着いたところだと思うんです。宇宙だとこうなるんだ、と。三谷さんのいままでの映画や舞台のなかでも、ええーー! っていう感覚がいっぱいあったと思うんです。世界が違ったり、社会が違うからこその何か(落差)を笑いにしてきたと思うんですけど、それが宇宙だとこうなるんだと。もう、行くところまで行ってる感じが、僕はなかなか好きですね」

──三谷さんとのお仕事で意識していることはなんですか。

「三谷さんに限らず、監督さんが思い描く通りになれたらいいなって。特に三谷さんとのときを考えると、ニュートラルに、というか。「大げさに。大きな声で。より表情を大きく」。コメディだからこそ、そういうことをしない方向に。日常って結構楽しいことあるじゃないですか。会社でも学校でも。あのひと、あんなだったから、面白いよね、って。そういうことの積み重ねが三谷作品。それがいままで何度かやらせていただいて思ってることなんですけど。あ、自分のこの感覚は間違ってないなと思うことも、三谷さんの撮影現場ではよくありますね」

──香取さんがハンバーガーがお好きだから、三谷さんは宇宙のハンバーガーショップの店長役にキャスティングしたんでしょうか。

「いえ、偶然だと思います。ただ、ちょっと思ったのが、『TALK LIKE SINGING』っていうミュージカルを三谷さんとやらせてもらったときに、そのなかでも、ハンバーガーショップで働いてる1シーンがあるんですよ。(作品上)そことリンクしてるわけじゃないけど、どこか、香取慎吾=ハンバーガーというイメージが、三谷幸喜のなかにはあるのかな。それは(本人に)訊いてはいないですけど。ただ、映画のなかで(ハンバーガーを)食べるシーンがなくて。撮影が終わったときに、いっぱい食べました(笑)。ハンバーガー、ほんとうに好きで。ハンバーガーショップの店員なんて、夢のような。その夢がかなって。この映画のノアほどじゃないけど、ハンバーガーを綺麗に食べるコ、好きだし。汚く食べてるとちょっとイヤだし。というのは自分がちょっと綺麗に食べられるほうだと思ってるんですよ。すごく好きだからこそ。だけど、綺麗に食べるシーンがなくて。ということを(撮影)後半で三谷さんにボソッと言ったら、「そうですね!(シーンを)作りましょうか?」って言う。いえいえ、いいです、と言いました。(脚本の時点から)緻密に作られてる監督だと思うんですけど、俳優さんが言う意見をその場で入れたりするんですよね。「作りましょうか?」と言ったら、ほんとうに作っちゃうんですよ。僕はあんまりそういうのが好きじゃないんで、「いやいや、監督が入れなかったんだから、それでいいじゃないですか」と言っても、「そうですね。言われてみたら、なんで食べるところがなかったんだろう」と、誰か(スタッフ)と相談し始めてる(笑)。僕は(映画は)監督が作るもの、と思ってるから。止めましたけど」

──それは香取さんの基本姿勢ですか。

「それはすごくありますね。監督を信じる。と言いながら、監督に任せる。その想いは強くありますね。衣装合わせ、ビジュアルを作るときから、一切(自分の意見は)言わないです。他の作品もそうだけど。衣装合わせに行ったら、パンツ1枚になって、『はい、どうぞ』という状態。髪型もそうですね」

──では、その作品にふさわしい自分になることが香取さんにとっての俳優というお仕事?

「僕は監督じゃないから。あくまでも(キャストに)選ばれたひとりであって。素材でしかない。その僕に「色」をつけてくれるわけです。服も髪型もしゃべり方も声量も。(本番中)自分のなかで何か思っても、それは言わないです。『OK』と言われたら、OKで。監督がOKならOKなんですよ。監督の作品ですし」

──「もう1回やらせてください」とかは言わない?

「1回もないかもしれない」

──では完成作品を観るのは楽しみですね。

「僕はモニターもチェックしませんから。スクリーンで観たとき、ほぼ初めて自分のビジュアルを見るわけです。え、こんな格好してるんだ、とか」

──作品が出来上がったとき、初めて出逢うわけですね。

「そうですね」

──新鮮ですか。

「いい感じのときって、その場で、その役として、生きていられる。それを勝手に(カメラに)撮られてるみたいな。(完成作を)観たときは、わ、こんなふうに撮られてる! と思えるんじゃないでしょうか」



相田冬二

ギャラクシー街道

脚本と監督・三谷幸喜、待望の最新作!

SF映画史上最も笑える
スペース・ロマンティック・コメディ!!

2015年10月24日 全国東宝系にてロードショー

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