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SMAPコラム「Map of SMAP」

楽天ブックスが、SMAPやSMAPメンバーの旬な情報を、コラム形式でお届け!
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 世界に一つだけの花
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Clip! Smap! コンプリートシングルス【Blu-ray】
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収録曲:シングル55作品の両A面曲を含む全63曲の映像を収録予定
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 世界に一つだけの花
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世界に一つだけの花
TV:CX系ドラマ『僕の生きる道』(2003年1月〜)主題歌収録のシングル。
2015.12.8更新

SMAPはスルーしない──『NHKのど自慢』@柏市民文化会館


空は青い
 SMAPとしての出演は今年3回目ということもあり、いよいよ『のど自慢』特有のウェーヴとの親和性が生まれてきた感のある今回の生放送。特に、ニュースが入るまでの前半戦は粒立った成果があらわれていたように思う。録画ではなく、こちらもあえてリアルタイムで視聴していたので、はっきり思うのだけど、日曜のお昼のNHKという、ある意味、非常に特殊、でも日本人ならだれもが知っているはずの、あの、熱いようで、ぬるくて、おだやかなようで、しなやかな、なんとも言えない、マイペースな時間帯に、SMAPはすぽっとはまりつつあるなあと感じる。
 SMAPを曜日でたとえるとすれば、月曜日なんじゃないかと思ってた。それはスマスマの曜日だからではなく、週末明けの仕事はじまりの午前、ああ、今週も始まっちゃうのかあ、仕方ないよな、行かなきゃ、仕事に行かなきゃ、っていう気分にぴったりなのがSMAPだと思っていたからで、だから、もちろん、木曜日とか金曜日とか土曜日ではないわけ、水曜日の、まだ水曜日かあ、一週間って長いよなあ、という、プチ憂鬱な気分にもSMAPは寄り添ってくれるわけだけど、日曜日っていうのは盲点というか、エアポケットというか、でも、考えてみれば、日曜のお昼っていうのは、週末の「終わりの始まり」なわけで、社会人にしろ、学生にしろ、ゆるやかにダウナーなわけで、なるほど、『笑点』とかはモロにそうだけど、「前倒し」な感覚から鑑みれば、『のど自慢』も充分そうだよなあ、と気づかされた次第。
 以下、印象に残ったシークエンスを、思いつくまま、書き出してみる。


僕らはみんな
 カメラのポジションと、メンバーの座り位置の関係で、テレビ視聴の場合、木村拓哉が画面に映し出される確率が高いわけだが、盲目の女性がうたってるとき、木村が「恋人よ」を一緒にうたっていたこと。
 空手とか、お尻の動きとか、稲垣吾郎はボディアクションが多くて、彼はもともとそうだったのかもしれないけど、ことばよりも、身振り手振りにぬくもりが感じられたこと。
 草剛が、仲の良いご夫婦に、ふたりのあいだでは鐘が鳴っていましたよね、と語りかけ、でも、照れて、うそです、聴こえてません、と付け加えたこと。
 SMAPの「がんばりましょう」が、6人時代の楽曲を生放送でうたったもののなかでは近年最良と言ってもいいほどのパフォーマンスで、心技体のバランスが、気合いで結びついていたにもかかわらず、終わり間際、あれ、ひとり足りない、と思ったら、中居正広が鐘を叩きに行っていて、ああ、これは、きっと、ちゃんと練っていたな、根回しもしていたなと、その準備のよさにうれしくなったこと。
 香取慎吾が、着物の女性に、なぜ着物なのか問うたところ、その女性が、なぜか、郷ひろみさん大好き、と答え、けれども、そのことをスルーせずに、木村拓哉にハグを所望したアメリカ人女性のことも引き合いに出しながら、再度、質問し直したこと。
 スルーしないといえば、木村拓哉もかなり序盤で、「SM」と「AP」と胸にアップリケして登場し、「Joy!!」を歌い、あらためて、この名曲の難易度の高さを見せつけたカップルに対して、多くのひとびとが気になっていたはずの「SM」のアップリケについて、日曜のお昼のNHKであるにもかかわらず、スルーせずに、きちんとツッコミを入れ、その流れで、うちらのこと愛してくれているんだなあ、と口にしたこと。


生きている
 どのメンバーも、スルーしない。それぞれに、やり方やかたちは違っているけど、スルーしない、ということが共通していると思った。
 「100%勇気」を歌った女の子がいて。彼女は鐘を鳴らすことはできなかったけれど、讃えられた。あのとき彼女にからんだのは香取慎吾と木村拓哉だったけど、あの様子はいろいろと考えさせられた。
 長くなるから、ざっくり書くけど。
 うたには、わたしたちの肩を押す力がある。出場者たちは、たぶん、みんな、そのうたの力に肩をおされて、多くの場合、家族とか、愛するひとために、うたをうたっていたのだと思うけれど、うたには勇気があって、それをうたうためにも勇気が必要だけど、うたに、うたの力に肩を押されることも、それ自体が勇気なんじゃないかということ。だれかの肩を押すのも勇気だけど、だれかに肩をおされることも勇気なんだ。
 香取と木村はあのとき、彼女の肩を押した。だけど、彼女には、肩を押される勇気があったんだ。肩を押されても大丈夫な勇気というのかな。だから、ああいうことが起きたんだと思う。
 誰かのために投げかけることも勇気なら、誰かが投げかけられたことをちゃんと受けとめるのも勇気。うたが発せられ、伝播するという現象そのものが、そんな勇気の能動性と受動性を証明しているのだと思う。
 だから、SMAPはスルーしないんだ。



相田冬二

※このコラムは、楽天ブックスのオリジナル企画です。
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