SMAPコラム「Map of SMAP」

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 世界に一つだけの花
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Clip! Smap! コンプリートシングルス【Blu-ray】
ミュージックビデオを大幅に追加収録。
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 世界に一つだけの花
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Clip! Smap! コンプリートシングルス
収録曲:シングル55作品の両A面曲を含む全63曲の映像を収録予定
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 世界に一つだけの花
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世界に一つだけの花
TV:CX系ドラマ『僕の生きる道』(2003年1月〜)主題歌収録のシングル。
2016.4.5更新

中居正広の新連載「とことん野球好き!!」が始まった


ドシロウト宣言、それはファンの矜持である

 『週刊ベースボール』で、中居正広さんの月イチ連載COLUMN「とことん野球好き!!」が始まりました。3月30日発売の4月11日号からで、次回は4月27日発売の5月9日号と予告されていますから、わたしたちはほぼ4週に一度、彼のプロ野球コラムを読むことができるというわけです。
 わたしはプロ野球にまったく詳しくありません。『週刊ベースボール』はその直球な雑誌名が物語っているように、文字通りの専門誌ですが、中居さんのコラムは決して、いわゆるプロ野球好きだけに向けたものではなく、非常に開かれた味わいを持ったものになっています。とはいえ、その味わいは、中居さんに興味のあるひとのためのサービス、というわけでもない。端的に言えば、このコラムは、中居さんという人間と、プロ野球というメディア(競技というより、それはメディアなのだと思います)との関係性を綴るのが主眼だと考えられます。その関係性のありようから結果的に、中居正広そのひとが、じんわりと浮かび上がってくる。みかん汁によるあぶり出しのように。その優雅なスピードが、まずは大きな特色です。中居さんは「俺節」のひとではないんですね。「プロ野球大好きな俺!」を主張しているわけではない。プロ野球が大好きなのは間違いないけれど、そのことを訴えたり、誇示したり、自分はこんなに詳しいんですよ、と自慢したりということが一切ありません。なので、わたしのような読者も100%理解できる。そして、文章を読むことが「お勉強」になることが一瞬もない。これは非常に重要な美徳です。
 「マエケン不在の広島が気になる!」と題されたVol.1は初回ですから、まず自己紹介から始まります。中居さんはまずここで「“ドシロウト”である僕なりの視点で」と、断りを入れています。タイトルロゴの横にも「“ドシロウト目線”でウォッチング」とキャッチが添えられていますので、これは特に念押ししておきたい文言なのだということがわかります。
 ドシロウト。中居さんがプロ野球についてドシロウトではないことは衆目の一致するところです。では彼はなぜここでドシロウトという語句を用いているのか。おそらくそれは謙遜ではありません。彼の物言いには、謙遜というものが必ず醸し出すいやらしさがまったく感じられません。「わたしなんてまだまだですから」とひとが語るときにもたらされる、あのなんともイヤな感じが、ここにはまったくありません。なぜなら、中居さんは、意志的にドシロウトであろうとしており、これはその宣言に他ならないからです。
 わたしが考えるに、中居さんはドシロウトであることに誇りを持っています。プロ野球を観戦する者はみなドシロウトなのだ、いや、観衆という者はだれもがドシロウトなのだ、少なくとも「僕」という観客はドシロウトである、ドシロウトでありたい、そんな願いや祈りのようななにかが、ここからは伝わってきます。だから、すがすがしいのです。次のような文章は、中居さんの姿勢を明瞭にあらわしています。
「彼らと僕とでは立っているステージがまったく違うもの。それこそ1球で自分だけでなく、周りの人生まで影響するような、すごい勝負をしているわけですから。あくまでも僕は一ファンとして「ああだ、こうだ」と考えて野球を満喫しているだけ。でも、それこそが野球ファンの醍醐味でもあるんですよね。」
 ステージの違いを体感すること。このことの重要さを、中居さんは芸能界の最前線に立っているからこそ、深く細胞のレヴェルまで理解しているのだと思います。ステージを履き違えないこと。それこそがファンの矜持であり、この矜持なくして満喫も醍醐味もありえない。このくだりは、ほとんどファン論と言っても過言ではありません。
 以前書いたことがありますが、中居さんが他者に接するときの、ほとんど生まれながらのマナーと言っていいほどの「敬意」がここにはあります。彼は自分自身が、他人の人生に影響するようなすごい勝負をしている表現者であるにもかかわらず、絶対に、プロ野球選手に対して「わかる、わかる」という物言いをしないんですね。これは、ほんとうに感動的です。共感ではなく、憧れの目線で語る。これこそがファンの矜持だと思います。



相田★冬二

※このコラムは、楽天ブックスのオリジナル企画です。


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