SMAPコラム「Map of SMAP」

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 世界に一つだけの花
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Clip! Smap! コンプリートシングルス【Blu-ray】
ミュージックビデオを大幅に追加収録。
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 世界に一つだけの花
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Clip! Smap! コンプリートシングルス
収録曲:シングル55作品の両A面曲を含む全63曲の映像を収録予定
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 世界に一つだけの花
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世界に一つだけの花
TV:CX系ドラマ『僕の生きる道』(2003年1月〜)主題歌収録のシングル。
2016.5.17更新

ブレインダイバー草剛はわたしたちの脳に潜っている


その日の『スマスマ』を観て思ったこと。

 役者さんって、必ずしも嘘が上手いわけじゃないんだなあと。
 ビストロで、ゲストの阿部寛さんと樹木希林さんが、思い入れのある私物を紹介するというコーナーがあって。
 まあ、樹木さんのほうは、嘘が下手というより、嘘をほとんど放棄していて、それはそれで樹木さんの芸風と相まって、独特のブレンド具合になっていたとは思うんですけど。つまり、嘘かどうかなんて、どうでもよくなるというか。
 阿部さんは、明らかに嘘が下手で、逆に言えばとても正直なひとなんだろうなと。Aの説明と、Bの説明では、明らかに違っていて、そのことが彼の誠実さをあらわしていたと思います。
 樹木さんは、これはもう、正体不明の妖怪みたいなところがあるので、彼女の芝居について云々するなんてことはほとんど不可能なんですけど、阿部さんの場合は思うんですね、阿部さんの芝居っていうのは、嘘じゃないんだなって。
 どんなにフィクショナルな設定でも、どんなに一般社会から乖離した台詞でも、「それは嘘ではない」と思うことから、阿部さんは演技というものを始めているのではないかって気がしたんです。
 演じるというのは、虚構を体現することではあるけれど、それは嘘をつくということではないんだなと、あらためて思いました。
 阿部さんと樹木さんが共演している『海よりもまだ深く』という映画の冒頭に、阿部さんが立ち食い蕎麦をすする秀逸なシーンがあって、その姿が、このビストロでそうめんをすする阿部さんの姿に重なったりなんかして、阿部さんの演技表現って、実際の阿部さんがいいかたちで反映されているのだなあと思ったのでした。

 コピスマ! というコーナーで、草剛さんがマジシャンのマジックをコピーするという企画に挑戦していて。
 タネも仕掛けもありません、と言ってましたが、そんなはずはないわけで、マジックというものはいかにタネをカモフラージュするか、それこそが技量だと思うわけです。
 つまり、演技力ですね。
 で、草さんは、やはり、そこのところが図抜けているなと思った次第。
 芸人さんたちに、緊張してる、とはやしたてられていた草さんですが、いや、あれは、あえて醸し出している「演じられた緊張感」だったのではないか、なんてことを思わせられるんですね。
 緊張して、一生懸命やっているな、と思わせることが、その場にいる「観客たち」の油断につながり、タネのカモフラージュになる、そういうことだったのではないでしょうか。
 いや、あれは、ほんとうに緊張していた、のかもしれない。でも、その緊張すらも、味方につけてしまうようなところがあって、どこまでが嘘が、どこからがほんとうなのか、よくわからなくなるのです。
 で、それって、樹木さんのときとは、明らかに違う現象なんですね。
 あるときは『スペシャリスト』の主人公のようにも見えましたし、あるときは別な番組の草さんにも見えました。
 彼が、なにを、どこまで意識しているのか、していないのか、すべてが無意識なのか、それとも、意識的に無意識を演じているのか、判別つかないようなところがあって、ああ、これこそが草剛的風情というものだし、少なくとも自分は、この風情をどこかまとっている草さんの演技に、いつもヤラれてしまっていて、草さんがなにを考えているのかはわからないけど、脳に潜られちゃっているのだなあと思いましたとさ。おしまい。




相田★冬二

※このコラムは、楽天ブックスのオリジナル企画です。


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