SMAPコラム「Map of SMAP」

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 世界に一つだけの花
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Clip! Smap! コンプリートシングルス【Blu-ray】
ミュージックビデオを大幅に追加収録。
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 世界に一つだけの花
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Clip! Smap! コンプリートシングルス
収録曲:シングル55作品の両A面曲を含む全63曲の映像を収録予定
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 世界に一つだけの花
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世界に一つだけの花
TV:CX系ドラマ『僕の生きる道』(2003年1月〜)主題歌収録のシングル。
2013.11.12更新

『ゴロウ・デラックス』に見る稲垣吾郎、三つの流儀

稲垣吾郎のメガネ
「稲垣君って、近視なの?」
「わかんない。でも『ゴロウ・デラックス』でかけてるメガネは自前みたいね」
「趣味なのか、実用なのか。どっちもアリって感じが『らしい』よね」
「そうね。もし、近視だとして。まあ、メガネ必要なひとが気がついたらコレクションしてた、みたいなムードを『着こなせる』ひとよね」
「着こなし上手。思うんだけど、この場合のメガネって、ほら、プライベートにまたがるものじゃない?」
「もし近視だとしたらね」
「いや、そうじゃないとしても。そもそも、うちらがここで、稲垣君って近視なの? って話してる段階でもはやプライベートに抵触してるわけ」
「そうだね。SMAPはアイドルとして出発して、いまもまだアイドルなわけだしね」
「いまでもメガネかけてるアイドルって一般的ではないよね。音楽やってるひととかだと、わりとポピュラーだけど」
「あ、そうか。稲垣君って、あんまり素顔はどんなだろう、とか思わせないひとだよね」
「まあ、ひとによって思うところは違うんだろうけど。少なくともぼくは考えないな」
「わたしも」
「なんかね、ここに、稲垣吾郎というひとの面白さがあると思うんだよ」
「構えてる感じがしない」
「あのメガネ姿だって、プライベートの延長戦なのか、ゆるいコスプレなのか、判別つかない感じがあるじゃない?」
「っていうか、どっちでもいい。判別なんかしなくていいやって、わたしは思うな」
「そ。そこよ。真実、みたいなことを探らせないのが一流のアイドルだと思うんだよね」 
「いっつもサングラスしてるひととか、メガネが顔の一部になってるひとって、それがキャラっていうか、ペルソナ(仮面)に思えるけど、メガネの稲垣君には、そういうのないわね」 
「無理がないからだよ。『演じてる』感が薄いっていうか。やっぱり、いつも、またがってるっていうか、『はざま』な雰囲気があるひとだと思うんだね」
「そうね。性格的には明るいひとだと思うんだけど、なんかアンニュイがパブリックなイメージになってるのって、そういうことなのかもしれない」
「シロでもないし、クロでもない。グラデーションなんだな」
「なにを考えてるのかわかんないところもあるじゃない? でも、別にそれでいいというか、そこがいいっていうか。本音と建前? ウラとオモテ? どうでもいいんじゃな〜い? っていうニュアンス」
「ファニーなミステリーっていうか。謎でもない、お笑いでもないものとして、あのメガネはあると思うね」

稲垣吾郎の朗読
「わたしね、あの朗読が好きなの」
「どこが好きなの? いわゆる流暢な朗読ではないよね」
「そこが好き。うまいひとって、たくさんいると思うんだ」
「ああ、女性が読み聞かせするみたいなことが、するっとできる男性もいるよね」
「芝居と朗読の関係ってどうなってるんだろう? よく思うのよね」
「ああ、芝居がうまいひとが、朗読もうまいとはかぎらないよね。朗読って、全然違うことだから」
「じゃあ、朗読も流暢なひとって?」
「たぶん、『朗読するひと』を演じてるんだろうね」
「あ、わかる!」
「場合によっては、『朗読する女性』を演じられる男優さんもいるかもね」
「いる! そういうひと!」
「ボイスアクトやナレーターの仕事もそうだと思うね。声だけの仕事と、演技って、全然別物」
「稲垣君の朗読のいいところは、決してのめりこまないところなの」
「ああ、彼のいいところは、役を演じているときも、演じ手がのめり込んでる圧迫感が一切ないところだね。それでいて、人物の輪郭ははっきりクリアで、存在感には温もりがしっかりある」
「稲垣君の朗読を聞いてると、このひと、決して文章の内側に入りこんだりしないな、って思うの」
「ああ、モノローグとしての語りじゃないよね」
「ちょっと、窓の外から眺めてるっていうか、一枚、膜があった上で接している感じがしない?」
「するする。でも、冷たいわけじゃなくて、それが彼のデリカシーなんだと思う」
「距離をどうとるか、どのくらいとるか、っていうことを、すごく大切にしているんじゃないかな」
「かといって、神経質でもないし、そっけなさすぎるわけでもない」
「そうなの。よく稲垣君のことを『クール』と表現するひとがいるけど、違うと思うんだ、わたし。むしろ、照れ隠しもしちゃう、人間味のあるひとよ。それが、あの朗読からは感じとれる」
「当たり前だけど、演技のときは、照れ隠しみたいなニュアンスは漂わないものね。思うんだけど、稲垣君の朗読も『はざま』にあると思うんだよね。素でいくのか、それとも演じてしまうのか。朗読には選択肢がふたつあると思うんだけど、稲垣君は『どちらも選択しない』という選択をしているように思える」
「のめりこまない、という、あのひとなりの流儀が、絶妙のゆらぎを生んでると思う」
「そうだね。で、こういうひとは決して、素もさらさない」
「だからセクシーなのかな。わたし、あの朗読はセクシーだと思ってるんだ」

稲垣吾郎のポジショニング
「しかし、小島慶子さんはすごいね」
「この前も、ゲストの小林よしのりさんをたしなめてたね」
「たしなめてた、っていうのかな、あれ。一喝してたように見えたけど(笑)」
「まあ、芸風でしょ、あの番組での」
「役割分担が逆になってるんだよね。男女ペアで司会するときって普通、男性が暴走して、女性がフォローするって感じでしょ」
「うん、あの番組の稲垣君は、なんていうかアシスタント的なの」
「特に、小林よしのりさんの回は、お題が『AKB48論』だったということもあって、男性のひとりとして、小林さんを擁護する立場に立っていたと思う」
「潤滑油的に存在してるのよね」
「ゲストに話させる場の空気を、スムーズに作っているよね」
「あれが、いわゆる『話をまわす』ってことなのかなって」
「あの回で言えば、小林さんと小島さんを『つなぐ』ポジショニングだよね。蕎麦と水だけの蕎麦じゃなくて、小麦粉という『つなぎ』を入れた、食べやすい蕎麦にしてる感じ」
「ガチンコ勝負にもっていかないっていうのかな。考えてみると、小島さんみたいな大きなリアクションは一切してないのよね」
「ほんと、まさに『つなぎ』だ。出しゃばらない、という性格もさることながら、空間づくりという意識が大きいと思うね」
「かといって、小島さんとのコンビ感も決してことさらな感じはないし。なんとなく、ふたりでやってます・・・・・・という『招き方』なのよね」
「あのね、あの番組で、稲垣君がやってることって、説明しにくいところがあるよね。なんだろ、空気はぼくが作っておくから、ふたりは空気吸ってて、みたいな大らかさを感じる」
「なにそれ? イミフ」
「トーク番組にありがちな、過剰な騒々しさがないんだよ。話す側も、話させる側も、無理矢理やってる感がない」
「たしかに、あの回の小林さんはたくさんしゃべってたけど、いわゆる暑苦しくはなかったよね」
「たぶんね、それが小林さんの素地で、稲垣君のありようが、そういう素地を引き出していたと思うんだよね」
「あの回で、『安心しました』みたいなこと言うでしょ」
「しかも最初に。つまり、結論を最初に言ってるんだよ。最初に『安心』という重石を置いてるから、小林さんがいくらはしゃいでも、浮いたようには映らない」
「ああ、そうか。最初に、小林よりのりっていうひとを肯定してたんだ」
「そう。彼のキャリアではなく、人柄を肯定してた。そこからスタートしてる。っていうか、それをするために、ああいうポジションを選んでるんだと思うな」 

文:相田★冬二

※このコラムは、楽天エンタメナビのオリジナル企画です。
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ゴロウ・デラックス
『ゴロウ・デラックス』

稲垣吾郎と小島慶子が贈る、深夜ノンストップトークバラエティ!毎週木曜深夜0:28よりTBS系列で放送。

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