SMAPコラム「Map of SMAP」

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 世界に一つだけの花
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Clip! Smap! コンプリートシングルス【Blu-ray】
ミュージックビデオを大幅に追加収録。
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 世界に一つだけの花
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Clip! Smap! コンプリートシングルス
収録曲:シングル55作品の両A面曲を含む全63曲の映像を収録予定
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 世界に一つだけの花
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世界に一つだけの花
TV:CX系ドラマ『僕の生きる道』(2003年1月〜)主題歌収録のシングル。
2016.11.16更新

稲垣吾郎、精緻に相手を感じ組み立てるひと


『ゴロウ・デラックス』を観て思い出したこと

 中園ミホさんの回、面白かったですね。
 中園さん自身が、とても興味深い人生を歩んでこられたこと、また、それを表現する人間力に優れていること。このふたつの点が大きいかと思いますが、稲垣吾郎さんはつくづく余計なことを言わないひとだなと思いました。
 彼は、陽性なタイプだし、ある意味、おしゃべりでもあるけれど、余計なことを言いません。必要なことだけを言います。そこが素敵です。
 たとえば、中園さんが綿密な取材を重ね、キャラクターのバックグラウンドを用意しているという話になったとき、「そこは演じる側としては知りたいことですからね」と、あくまでもカジュアルに、プロのひとりとして、実務的に肯定する。
 実務的に、と書くと、冷淡な印象を受けるかもしれませんが、違うんです。ほんとうのプロは実務的なものです。責務を背負いながら、けれども平然としているとき、プロの仕事は実務的になります。
 プロフェッショナリズムとは何か。それは実務的であることです。
 あるいは、中園さんが、朝ドラは毎日脚本を書かなきゃいけないから、好きなお酒を飲めない、でも飲んでしまうという語ったとき、「じゃ、二日酔いで書いた回もあるんですね? ほんとはもっと良くなったという回が」と、にこやかに反応したときの愉快そうな表情。
 世の中には「快」を運ぶことのできる才能というものがあって、稲垣さんにはそれがあります。その場を愉快にすることと、ただ笑うことは、まるで違うのです。
 占い師だった中園さんに占ってもらうときは、「大丈夫でしょうか。わたし、いま、渦中のひとになってますけど」と微笑みながら、余裕のサービスを見せる。
 稲垣さんの進行は、いわゆるホスト然としたものではありません。あるのは、やるべきことをやるというシンプルな態度です。
 実務。愉快。余裕。
 もちろん、稲垣さんは、それをスマートに、すっと差し出します。

 わたしが、稲垣さんに初めてインタビューしたのは2004年。
 香取慎吾さん、草剛さん、中居正広さん、そして木村拓哉さんの順でインタビューの機会に恵まれましたが、SMAPのメンバーとしては稲垣さんがわたしにとって最後でした(わたしは森且行さんにお会いしたことがありませんので、5人の中では、ということになります)。
 映画『笑の大学』のときで、星護監督との対談でした。
 おまけに、星監督にお会いするのも、わたしは初めてでした。
 対談の進行はただでさえ、難しいものです。ふたりが旧知の間柄であっても。いや、旧知の間柄であれば余計に。
 対談とは、実際に仲の良いふたりが、仲良くおしゃべりしていれば成立するものではありません。読者に伝わりやすい体裁を整えなければいけないのです。場合によっては、あまり面識のないふたりが、ある種の緊張感を抱えながらセッションしたほうが、対談記事としては有意義なものになったりします。
 わたしは、序盤で、星監督の呼吸がうまく掴むことができませんでした。
 そのことをかなり早い段階で感じ取った稲垣さんは、自ら積極的に語り、監督にも語りかけることで、対談のテーマを浮かび上がらせるような働きをしてくれました。
 しかも、まったく目立たないかたちで。
 稲垣さんと星監督との間柄なら、そういうことがあってもごく自然に見えるように。
 素晴らしくセンシティヴな調整力でした。
 余計なことを言わない。無駄なことはしない。するべきことをする。
 とても頼りになるひとです。
 のちに、ソロのインタビューもさせていただきましたが、稲垣さんが発することばは、すべて活字化しやすいものばかりで、ああ、このひとは、すべてが見えているのだなと感嘆いたします。
 相手を見て感じる。その能力が精緻なひとほど、ひとに優しい。
 極上のスイーツのような構築を、稲垣吾郎さんには感じます。





相田★冬二

※このコラムは、楽天エンタメナビのオリジナル企画です。
※「Map of Smap」は、8月24日より毎週水曜更新に変更となりました。


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