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SMAPコラム「Map of SMAP」

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 世界に一つだけの花
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Clip! Smap! コンプリートシングルス【Blu-ray】
ミュージックビデオを大幅に追加収録。
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 世界に一つだけの花
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Clip! Smap! コンプリートシングルス
収録曲:シングル55作品の両A面曲を含む全63曲の映像を収録予定
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 世界に一つだけの花
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世界に一つだけの花
TV:CX系ドラマ『僕の生きる道』(2003年1月〜)主題歌収録のシングル。
2013.12.31更新

2013年に「ハロー」、2014年に「ハロー」、SMAPに「ハロー」


なぜ、おぼえてるんだろう? なぜ、忘れるんだろう?
「どんな年だった?」
「そりゃ、いい年だったよ。この連載をはじめることができたし、それに何人かのひとは読んでいてくれるみたいだし」
「わたしにとっても記念すべき一年だったな。素敵な出逢いもあったし」
「みんなさ、だれだってさ、一年365日を振り返ればさ、その全部をおぼえていないかわりに、なにか、ひとつか、ふたつは、おぼえていると思うんだよね」
「そうね。なにか、忘れられないことがあるから、そのほかのいろんなことを忘れてしまうのかもしれない」
「忘れる、っていうのも才能だと思うね。『記憶力』ばかりでなく『忘却力』というものも認めてほしいんだけど・・・・・・」
「あなたのは、単に忘れっぽいだけでしょ。『鈍感力』って、ただ鈍いってことじゃないのよ」
「はいはい、わかりました・・・・・・でもさ、うれしかったことだけじゃなくて、苦しかったことや、辛かったことも、おぼえちゃってるのはどういうことなんだろうね。おれみたいに『忘却力』が発達しているやつでも、ちょっとはおぼえてるもんだよ」
「へー、あなたほど自分に都合よく生きてる人間でも、わが身を鑑みることはあるんだね」
「あ、おれも、一応、ひとなんで・・・・・・」
「あのね、わたしが思うにはね、特にあなたみたいないい加減なひとでも、ビターな想い出があるっていうのは、つまり、『それ』が必要だってことだと思うの」
「そうなの? おれ、いいことだけおぼえてたいんだどな。子供のころから、叱られたことはすぐに忘れるくせに、ほめれたことだけはずっとおぼえていたからね。でも、さすがに、今年は……って考えると、そういう苦味も自分のなかにのこってるんだよね」
「そういうのがないと、というか、苦味を感じる回路がないと、よろこびも感じることができなくなると思うんだけどね」
「スイカに塩をかけるみたいなもの?」
「え?」
「違うか・・・・・・」
「あ、いや、違わないかも。ちょっと、びっくりしただけ。そうかもしれないね。うん、きっと、そうだ。わたしにはそういう発想ないけど」

LIVEが積み重なって、LIFEになる
「えーっと、でも、人生に無駄はないと思ってるよ。忘れてしまったことにも価値はあるって」
「SMAPの『ハロー』って曲、聴いてると、それ、思うね」
「うん。おぼえてることも、忘れてしまったことも、どっちも大切なんだなって。ほら、これって、日常のうただから」 
「SMAPの基本って、日常の賛美歌だよね。いちばん小さな賛美歌。ミクロの粒子みたいな賛美歌だと思う。『ハロー』もたぶん、忘れられていくであろう、大切なことを歌ってるんだよね」
「生活、だよね。生活って、『生きる活動』のことなんだって。LIVEが積み重なって、LIFEになるんだよなって」
「VがFになるのね」
「一秒が一分になって、一分が一時間になって、一時間が一日になって、一日が一ヶ月になって、一ヶ月が一年になるわけで」
「知らないあいだに、積み重なってるのよね。積み木なんてしてるつもりはないのに。気がついたら、堆積してた」
「それが人生」
「ええ、人生って、こういうスピードなんだろうな、って『ハロー』を聴いてると、すごく思う」
「なだらかだよね」
「わたしが好きなのはね、このうたが、後ろ向きでもあるし、前向きでもあるっていうことなの。というか、後ろ向きであることと、前向きであることには、どちらも価値があるって感じがするってことなの」
「だから、言ってるでしょ、人生には無駄はないって」
「わたしは、あなたより、記憶力があるから、いろいろ思い返すことがあるのよ。でも、それって、別に立ち止まってるわけじゃないし、昔がよかったと懐かしんでるわけでもないし、過去にひたってるわけでもない。ただ、それはあったし、いまも、わたしのなかにあるし、死んでないし、生きてるし、そっちのほうを向いてるだけなの。自分では、進んでるつもりなのよ。他人から見れば、逆方向に向かってるってことになるのかもしれないけど、そうじゃないの。たとえば、これからに想いを馳せることと、同じくらいの意味があるって思ってる」

昨日があって今日があり、今日があって明日がある
「忘れっぽいおれが言うのもなんだけど、SMAPがここで歌ってる『おはよう』も『おやすみ』も『ただいま』も『おかえり』も、昨日があるからいま言えることばばっかりなんだよな」
「そうね。昨日がないと、今日という生活はない。今日がなければ明日という暮らしがないようにね」
「『ありがとう』も『ごめんね』も『いただきます』も『ごちそうさま』も、やっぱりそうだよね」
「去っていった季節があるから、これからあたらしい季節が来るのよ」
「そうだね。秋があったから冬がある。冬があるから春が来る」
「2013年って、SMAPにとっても記憶すべき一年だったと思うのね。いまのSMAPは自分たちに向かって『ハロー』って言えるんだと思う」
「しかし『Joy!!』があって『シャレオツ』があって、さらにこの曲だなんて、いやはや、すごい一年だと思う」
「でも、そのことを、決して、大げさに捉えてない。特別なものだけど、昨日があって今日があるように、今日があって明日があるようなものだって、『ハロー』ということばは語りかけてると思うんだ」
「考えてみれば、毎年大晦日に口にしている『ゆく年くる年』ってことばも・・・・・・」
「ハロー、ってことだよね」
「これまでにハロー」
「これからにハロー」
「中居君にハロー」
「木村君にハロー」
「稲垣君にハロー」
「草君にハロー」
「香取君にハロー」
「SMAPにハロー」
「みんなにハロー」
「ハロー、2013年」
「ハロー、2014年」
「ハロー、あなた」
「ハロー、わたし」

文:相田★冬二

※このコラムは、楽天ブックスのオリジナル企画です。
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