SMAPコラム「Map of SMAP」

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 世界に一つだけの花
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Clip! Smap! コンプリートシングルス【Blu-ray】
ミュージックビデオを大幅に追加収録。
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 世界に一つだけの花
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Clip! Smap! コンプリートシングルス
収録曲:シングル55作品の両A面曲を含む全63曲の映像を収録予定
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 世界に一つだけの花
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世界に一つだけの花
TV:CX系ドラマ『僕の生きる道』(2003年1月〜)主題歌収録のシングル。
2014.12.2更新

放課後のふたり──『SMAP POWER SPLASH』をめぐって。


「知らなかった」時間
 例によって、初めて聴きました。
 あれですね、中居さんや、木村さんや、稲垣さんのラジオ番組とは違いますね。一見(いちげん)さんお断り、とまではいきませんが、ちょっと「入りにくい」雰囲気があります。
 たとえば、友達に連れられて、自分が所属していない部の部室に連れていかれて、その友達が、その部の仲間と話しているのを、見ているような。その友達の、自分の知らない一面を、会話に加わるタイミングを失いながら、というより、なかば放棄しながら、ただ、黙って眺めている、そんな感じ。
 あるいは、初めてのWデートで、友達の彼女とはもちろん、自分の彼女とも、それに、友達とさえ、どう呼吸をあわせたらいいのか、その距離感がつかめなくて、うろうろしている。そのような、スムーズではない時間が、しばし、つづいて、慣れるまで、ちょっと時間がかかりました。
 おそらく、この番組ならではの草さんと香取さんが、ここにはいて、それは、ぼくが以前、ふたりの対談に立ち会ったときとも全然違うふたりであって、もちろん、SMAPの「5人のなかのふたり」ともまったく違っていて、なんていうか、よく知らないひとたちに出逢ったような気がしました。
 今年で20年目なんですってね、この番組。そのことが関係しているのか、どうか、よくわかりませんが、ある程度、一定の期間、聴きつづけているひとを相手にしている番組だと思います。っていうか、普通のラジオ番組って、そういうもののはずで。これが、正統派のラジオ、という気もしないでもありません。
 逆に言えば、中居さんや、木村さんや、稲垣さんの番組のほうが、ラジオとしては異質なのかもしれません。中居さんの番組は一瞬、あれっ? とは思うものの、すぐに引き込んでくれます。木村さんは、もう鮮やかだし。稲垣さんは、笑顔で迎え入れるし。
 草さんと香取さんは仲がいい、というのはもう常識みたいなもので、ふたりが、どんな親密さで話していても驚かない心づもりはあったんですけどね、「入っていけない」感じは、そういうのとは違いますね。
 なんかね、「放課後」のふたりに逢った、みたいな感じなんです。あ、自分は、授業中とか、休み時間とかのふたりしか知らなかった、そういうことを思い知らされる。自分が女子にでもなった感覚になりますね。女子が、放課後の男子に遭遇して、ちょっと戸惑う。そういうことに似てるかもしれません。あ、ぼくは女子じゃないんですけどね。


「しんつよ」を見上げる
 だんだん……慣れてったのかな? よく、わかんないです。ずーっと、自分が所属していない部の部室にいたような気もするし、たまたま、友達の彼女と帰り道一緒になって、お互いに会話の糸口さがしながら、下校していったときみたいだったりもします。
 「しんつよ」ということばがあって、ぼくはあまり使わないようにしているんですが、なぜかといえば、うかつに立ち入れない雰囲気があるからなんですね、「しんつよ」という響きには。「しん&つよ」じゃない「しんつよ」は地続きで、境界線も切れ目もなくて、ひとかたまりの一筆書きみたいな印象があります。
 この番組を聴いていて思ったのは、きっと、これが「しんつよ」なんだなあ、ということです。
 ざっくばらんに言えば、この番組は、SMAPファン上級者向けだと思います。いや「級」じゃないな、有段者向け。自分は、まだまだ白帯だなあと思わせられました。
 いわゆる、漫才コンビみたいな、わかりやすい役割分担はしてませんね。ひょっとしたら、昔はしてたのかもしれませんが、もう、そういうのは、とっくに卒業しちゃってんでしょう。ツッコミは不在のようにも感じられますが、よくある、Wボケとも全然違います。思い出したように、ツッコミはじめるときもあるんですが、ポジショニングは一定しないし、そもそもポジションという概念が「しんつよ」にはもうない気がします。
 これは、もともとの資質として、そうだと認識しているのですが、ふたりとも眠そうなんですよね。草さんは発声そのものが眠そうで、香取さんは声質そのものが眠そうなんです、タイプとして。しかも、この日の録音は、どこでの収録かわかりませんが、コップのなか、みたいな音像で、ますます不思議な感じでした。
 いつまでも終わらなそうで、でも、いつ終わってもおかしくない。まさに、放課後。
 で、この時間のなかで、SMAPの曲を聴くと、すごく新鮮なんですね。ぼくが聴いたときは、アルバム『011 ス』(1997)から香取さんのソロ「俺様クレイジーマン」と草さんのソロ「愛がないと疲れる」が流れ、さらには、最終盤では、「Top Of The World」(2014)から「ココロパズルリズム」(2008)へ、そして「It’s a wonderful world.」(2005)という華麗なミックスを展開。「Top Of The World」のカップリング曲は中田ヤスタカさんが手がけてますが、その中田さんの過去曲「ココロパズルリズム」をあいだにはさみ、World〜worldつながりで「It’s a wonderful world.」で〆るという。香取さんの選曲なんでしょうか。クールです。
 あ、いま、唐突に、よいたとえを思いつきました。自分が中学1年のとき、同じ部活の3年の先輩に、こんな感じのふたりがいた気がします。13歳にとっての15歳って、このぐらい遠くて、このくらいお兄さんでした。 



相田“Mr.M”冬二

※このコラムは、楽天ブックスのオリジナル企画です。
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