SMAPコラム「Map of SMAP」

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 世界に一つだけの花
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Clip! Smap! コンプリートシングルス【Blu-ray】
ミュージックビデオを大幅に追加収録。
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 世界に一つだけの花
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Clip! Smap! コンプリートシングルス
収録曲:シングル55作品の両A面曲を含む全63曲の映像を収録予定
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 世界に一つだけの花
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世界に一つだけの花
TV:CX系ドラマ『僕の生きる道』(2003年1月〜)主題歌収録のシングル。
2015.1.27更新

『1位じゃなくっていいじゃない』という名の可能性。


「頂」でもなく「麓」でもなく
 鳴り物入り、と言ってよいかもしれません。稲垣吾郎さんと草剛さんがタッグを組んで、2時間の単発バラエティ番組を仕切る。突然届いたこのニュースは、わたしたちにかつてないときめきを与えました。
 どうなるのかわからない。ということは、つまり、どうなってもおかしくない。ということであり、未知との遭遇は、可能性の飛翔に他なりません。ざっくり言うと、「なんだろう? この胸騒ぎ」といったところです。
 そして、番組は見事、期待に応えてくれました。いえ、期待をはるかに超えた何かがそこにはありました。
 まず、これがテレビ東京ならではの番組になっていたことがとても大きいと思います。テレビ東京は、SMAPに初めての冠番組を与えたテレビ局ですが、『1位じゃなくっていいじゃない』というタイトルそのものが、テレビ東京ならではの自己批評、さらには自己紹介としての「名乗り」になっています。粋、と形容してもいいかもしれませんが、こうしたシャレのきいた番組名は他局では成立しなかったと思います。逆に言えば、そんなテレビ東京だからこそ、稲垣さんと草さんの初コンビ司会も成立したのだと思いますし、さすがテレビ東京、SMAPに対する理解が深い、深すぎると唸らずにはいられません。
「SMAPの中間管理職」というマクラがふたりに与えられていましたが、そもそもSMAP自体が、「中間管理職」的なニュアンスを有した存在だと思うんですね。名実ともにトップアイドルであるにもかかわらず、「頂(いただき)」感が乏しい。番組のなかでも、自らネタにしていましたが、5人それぞれがセンターに立ちたがらない、という事実はあることを物語っています。本人たちの意志を超えて、なんとなく「ガツガツしてない」印象が、もうかなり長いことあります。「前に出ない」という表現が的確かと思いますが、SMAPは控え目なんですね、ブレイクする前も、ブレイクした後も。かといって「麓(ふもと)」感が漂っているわけでもない。これは、デビューのタイミングなど、さまざまなことが関係しているとは思いますが、SMAPは若いころから「若さ」を売り物にしてこなかった、むしろ「若さ」を売り物にできなかったと思います。わかりやすいピチピチ感や「みずみずしさ」を身にまとうことがなかった。「若さ」というものは往々にして、野心に結びつくものです。そう、「麓」と「頂」はセットです。
 「頂」の驕りとも、「麓」の欲望とも無縁なSMAPは、富士山で言えば「三合目」あたりにいます。「四合目」をめざしていないわけではないのでしょうが、とりあえず「三合目」でおにぎり食べちゃってる、そんなイメージがあります。


「三合目」のおにぎり
 そして、SMAP独自の「三合目」感を支えているのが、稲垣さんと草さんというわけです。
 稲垣さんは若いころから「若年寄」みたいなところがありましたし、草さんは昔もいまもまったく「ガツガツしてない」と思います。「神は細部に宿る」と言いますが、「SMAPは中間に宿る」のです。
 稲垣さんと草さんの司会は、互いの個性を浮き彫りにするものでした。漫才コンビのように丁々発止のやりとりを繰り広げるわけではありません。いわゆる「目的」を感じさせない。さらに言えば「何かを守っている」わけでもありません。ただ、なんとなく、そこに「佇んでいる」。それでも、司会は成立するし、番組は進行するのです。おにぎりは別に「頂」で食べなくてもいいのです。「三合目」で食べたって、それはそれで登山なのです。稲垣さんと草さんのコンビには、とにかく強迫観念=「こうしなければいけない」がありません。もし、滞りがあれば、スタッフがカンペを見せますし、盛り上がりに欠けていれば、「ひな壇」のゲストのみなさんがいじってくれます。それでいいのです。そうしたことを隠さない作りになっていました。
 いわゆる「役割分担」がおこなわれておらず、あらゆることを、ただ淡々と容認していく。そんな平常心の懐深さが、このふたりにはありました。自分のできることだけをやる。無理はしない。自分のできることだけをすればそれでいい。まさに、番組のコンセプトを、稲垣さんと草さんは、ただ、なんとなく、結果的に、体現していたと思います。
 世界が、こんなふうであればいいなと思います。「麓」から「頂」を見上げるわけではなく、「頂」から「麓」を見下ろすわけでもなく、自分自身という人生のルートの「三合目」あたりで、おにぎりを頬張ることができたなら。こんなに、しあわせなことはありません。


相田“Mr.M”冬二

※このコラムは、楽天ブックスのオリジナル企画です。

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