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気になるあの人の読書ライフ#8電子書籍で話題の洋書を即入手!アメリカで人気のあの本をオンタイムにゲットワタナベエンターテインメント所属の女ピン芸人・山田真哉さん

公認会計士として活躍するかたわら執筆活動も精力的にこなし、代表作『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』をはじめとする数々のベストセラー本を出している山田真哉さん。大好きな歴史本のエピソードや、出版と電子書籍の未来について語ってもらいました。

本に救いを求めたお笑い養成所時代
―山田さんは普段どのような目的で本を読むことが多いですか?最近は仕事がらみの本がほとんどです。会計・税務に関する本のほか、歴史専門誌でも連載を持っているので、新刊ビジネス書、歴史学者が書いた論文など“書くために読む本”が多いですね。会計というジャンルに関しては読者よりも僕のほうが知識量があるという優位性があるんですけど、歴史の場合はファンが多いですし、読者のほうがマニアックなことはざらにあります。歴史は医学と一緒で日進月歩の世界なので、現在の研究水準を把握していないとトンチンカンな記事になってしまうんです。しっかり勉強していないと書けない世界ですね。
山田真哉さん
―大学は史学科を卒業されたそうですね。歴史がお好きだったんですか?子どもの頃にNHKでやっていた人形劇の三国志が大好きだったんです。「クリスマスプレゼント、サンタさんに何をお願いしようか?」と親に聞かれて、『三国志』の本をリクエストするような幼稚園児でした。「ほんとに三国志? バイオマン(当時流行っていた戦隊もの)じゃなくていいの!?」って何度も聞かれましたけど(笑)。その頃からすでに物語を書くのが好きで「東軍が西軍を攻めて…」みたいな架空のストーリーを自分でつくっていたらしいです。高校時代は天文部にいたんですが、天文部って昼間やることがないので部室に置いてある本や漫画をひたすら読むのが日課でした。部室でも歴史小説をよく読んでましたね。 ―歴史の本が山田さんの人生に影響を与えていることはありますか?僕は、難しいことをわかりやすく伝える手段として「歴史」を使わせてもらっています。会計の世界って難しくてとっつきにくいと思われる方が多いですよね。たとえば今話題になっている消費税増税の説明をするとき、仕組みの話から始めるとかいろんな手がありますけど、僕は消費税の歴史、起源から掘りおこして話をするんです。消費税が生まれた1989年のバブル期まで戻って順番にたどっていったほうが、つながりがよくわかって記憶の定着にもなります。今ある制度というのはすべて歴史をふまえてつくられているんですが、元をたどると古代中国まで行きついちゃうんですよ。『三国志』をそういう見方で読むとおもしろいですよ。
山田真哉さん
―本を読むことの大切さについて思うことがあれば教えてください。本の役割って「新しい情報が入るか」「感動するか」の2種類しかないと思うんです。古い情報しかなく感動できない本っていうのは一番良くないので、僕は「新しさ」と「感動」の両方かどちらかを入れるように考えて本をつくっています。正直「感動」ということに関しては本以外のものからも得られると思うんですけど、「新しいことを知る」という面では本からしか得られないことが圧倒的に多いんです。それは図書館に行くとよくわかりますよ。たとえば歴史について調べようと思ったら、ネットやテレビでは手に入らない深い情報が山のようにあります。これから先はわかりませんが、現時点ではネットやテレビは本の情報量にはかなわないと思いますね。
ピンクのkoboは見せびらかしたくなる可愛さ!
―楽天Koboの便利なところを教えてください。 Koboのいいところというとまず軽量設計な部分ですよね。タブレットの何分の一とかの軽さなので、持ち運びの負担が少ないです。あと最近、ちょっとした調べもののために『週刊ダイヤモンド』の特集ページを100円で買ったんですが、欲しいページだけ安く手に入るというのはとても便利だと思いました。雑誌一冊買っても本当に必要なところって、ほんの数ページだったりするので。雑誌が部屋にうず高く積まれていると結構ストレスになるので、こういうサービスはどんどん増やしてほしいですね。
山田真哉さん
―どんなタイト山田さんのベストセラー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(定価735円)が、楽天Koboのイーブックストアでは250円で販売されていました。さおだけ屋の本は8年前に出した本なんです。この本が電子書籍化されるとき、売値は100円でいいと言ったんですけど、出版社側から「いやいや100円では困る…」言われてしまい、結局250円になりました(笑)。僕は古い本とか売れた本というのは“公共財”だと思っているので本当はタダでもいいよねっていう気持ちがあります。本が世に出て3年も経てばすでに“歴史”。歴史は誰のものでもないですからね。 ―出版不況といわれる中、今後電子書籍に期待することはありますか?確かに出版不況だなあと思いますよ。第一、本が高いですからね。無料で情報が手に入る時代に、1000円とか1500円出して本を買ってもらうのは至難の業。印刷会社には申し訳ないんですけど、電子書籍で1000円を切る単行本をたくさん出してもらって、出版業界が活気づけばいいなと思いますね。本の単価を下げるということでいえば、雑誌の特集記事のばら売りなどは非常にいいアイデアだと思いますし、雑誌だけでなく単行本もほしいチャプターだけ250円とかで買うことができれば、つくり手と読み手のお互いのメリットになると思うんです。電子書籍だからこそできることが、まだまだたくさんあると思います。
山田真哉さん
山田真哉さんのオススメBOOKS
「天空の舟」

「天空の舟」

宮城谷昌光 著
おすすめコメント中国古代史の最古の王朝である夏から殷の時代を背景に、孤児から国の大臣にまでなった主人公の出世物語。史実に基づいた歴史小説で、高校時代に夢中になって読みました。

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「春秋戦国志」

「春秋戦国志」

安能務 著
おすすめコメント春秋戦国時代の話なので戦いのシーンも見どころですが、老子、孟子、韓非子など有名な思想家がほとんど登場するので、当時の思想やその思想が生まれた背景を理解できます。東アジアの哲学を学んでみたい人にもオススメ。

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「銀河英雄伝説」

「銀河英雄伝説」

田中芳樹 著 
日本放送協会
おすすめコメント中国の歴史などをモチーフに描かれたSF小説。歴史上の戦いや国家のつくり方が網羅され、専制主義、民主主義それぞれのいいところと悪いところがわかります。「選挙に行かなきゃ!」という気持ちにさせられますよ。

詳しく見る>>

プロフィール
山田真哉さん 山田真哉さん
1983年生まれ。
東京都出身。東京大学工学部卒、同大学院修了。
1976年神戸市生まれ。一般財団法人芸能文化会計財団理事長・公認会計士・税理士。大阪大学文学部史学科卒。著書に『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(光文社新書)、『女子大生会計士の事件簿』(角川文庫)、『問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい』(小学館)など。現在、BS11『宮崎美子のすずらん本屋堂』に出演するほか、『歴史読本』(中経出版)などに連載中。

公認会計士 山田真哉工房 〜『女子大生会計士の事件簿』公式サイト〜
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/shinya-yamada/
編集後記
ご職業である会計の説明をする際に、歴史の知識が大活躍するというお話はとても興味深かったです。 様々なシーンで幅を広げてくれる本を、今後も手軽に読めるような環境づくりを目指していきたいと思いました。

※お話頂いた内容は Kobo Gloをご利用いただいた感想です
機種によって操作内容が異なる場合があります。
山田さんにお使いいただいている、電子ブックリーダー「Kobo Glo」はこちら→ kobo glo
 

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