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「電子書籍なら24時間いつでも欲しい本が手に入る」
夜中にふと気になった本をさくっとダウンロード

ミステリー小説のほか、テレビドラマ「相棒」シリーズの脚本なども手がけるハセベバクシンオーさん。作家を目指すきっかけになった本のこと、初めての電子書籍体験など、人気作家の気になるブックライフをのぞいてみました。

本は優秀な娯楽
―子どもの頃から本はよく読んでいたんですか?いえ、子どもの頃はそれほどでも…。亡くなった親父が映画監督だったので映画はよく見ていたんですが、ちゃんと本を読んで何かを感じたという意味での“初・読書体験”は高校生のとき。太宰治の『人間失格』でした。大学を出たあとは「東映ビデオ」という映画制作会社でVシネマをつくっていたんですけど、当時は企画アイデアを出すためにかなりの数を読んでいたと思います。Vシネマという特性上、大沢在昌さんとか北方謙三さんなど“不良性感度”の高い作家さんの作品に寄っていましたが。
ハセベバクシンオーさん
―作家を目指すきっかけになった本があると伺っています。大きな影響を受けたのは、馳星周さんの『不夜城』です。本当にひどい、救いようのない世界を、人を挑発してくるような怒りに満ちた文体で描いているんですよ。「こんなものを人に読ませるんだ…」とビックリしましたけど、小説で魂をゆさぶられる、高揚させられるというのは初めての経験でした。1年後くらいに続編が出るんですけど、これも前作以上にすばらしくて。「こんなふうに人の心を動かす力強い小説を書いてみたい」と思ったことが僕の作家としての原点です。 ―脚本家として、人気テレビドラマ「相棒」などの作品も手がけられていますね。小説と脚本の仕事は違いますか?小説もテレビの脚本も、作家としての仕事に大きな違いはないと思いますよ。テレビ放送の1話分を書き上げるのに、だいたい2ヵ月くらい。「相棒」はかなり力の入った作品なので、撮影にもかなり時間をかけるらしいんですよ。僕以外に数名の作家が脚本に参加しているんですけど、人によっては1話つくるのに半年くらいかける人もいるという話を聞いたことがあります。
ハセベバクシンオーさん
―本とはご自身にとってどのような存在ですか?僕自身、本をそんなに大げさなものとしてとらえていないんです。強いて言えば「優秀な娯楽」と思っています。本って映画やゲームといったほかの娯楽よりは、少しハードルが高いじゃないですか。読んで自分で理解してっていう作業自体、ある種のストレスを強いられるというか。だけどそのぶん、優れた本に出合ったときはそんなストレスが一気に快感に変わって、時間が経つのを忘れてしまうほど没頭できるおもしろさがある。また、小説ではいろいろな人物が描かれているので、想像力を養うことができると思うんですよ。たとえば登場人物が自分の親と重なるな…と感じれば、「もっと親を大切にしないと」と思うこともあるだろうし。おそらく本を読んで損になるってことはないですよね。ときたま時間のムダになることはあっても(苦笑)。

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両手をふさがずワンタッチで読み進められる
―楽天Koboの印象を教えてください。 実は僕、「電子書籍は使うことがないだろうな…」とずっと思っていたんです。「本は紙で読むもの」という固定概念があったからだと思います。でもkoboを実際に使ってみたら、「本を両手で持ち、1ぺージずつ指でめくっていく」っていう紙の本でする作業は意外と煩わしかったんだなということに改めて気づきました。それくらい、両手がふさがらずワンタッチで読み進められる電子書籍の使い勝手の良さに驚いたということです。実際の本がないという物足りなさは若干ありますけど、それはそのうち慣れてくるのかなあと。持ち歩いていることを感じさせない軽さなので、常に鞄の中に入れてちょっとした隙間時間に読んでいます。
ハセベバクシンオーさん
―楽天Koboにはどんな本をダウンロードしましたか?実用書や新書、ノンフィクションなどが入っています。いま読んでいるのは、増田俊也さんの『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』。あとは、流行りの『半沢直樹』とか統計学の本など。僕が書店に行くときはだいたい買う本が決まっているんですけど、店内をまわっていると売れてる本だとかタイトルだとかやたら気になる本がありますよね。そういう本が夜中にふと気になりだして、ついKoboで買ってしまうんですよ。買うときは、楽天から送られてくる割引クーポンをフル活用させてもらってます(笑)。 ―これから楽天Koboをどのように活用していきたいですか?いま自宅の本棚には2000〜3000冊くらい本があるんです。定期的に見直して処分するようにしているんですけど、それでも増えていく一方で…。一番困るのが「良い本なんだけれど、二度は読み返さない本」。そういう本ってなかなか捨てづらいんですよね。“何となく手元に置いておきたい本”を残しておくのに、電子書籍は便利だと思います。昔の僕みたいに「電子書籍は必要ないな」って思っている人って結構多いと思うんですけど、食わず嫌いせず一度使ってみてはどうかなと。なかなか便利ですよ。
ハセベバクシンオーさん

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ハセベバクシンオーさんのオススメBOOKS
「鎮魂歌―不夜城Ⅱ」

「鎮魂歌―不夜城Ⅱ」

馳星周 著
おすすめコメント前作の『不夜城』に続き、心をあおられるパワフルな文体が印象的。登場人物たちが抱える、自身に対する不満や社会に対する怒りなどに思わず共感・共鳴してしまいます。僕の中のオールタイムベスト。

詳しく見る>>

「人間失格」

「人間失格」

太宰治 著
おすすめコメント初めての読書体験が本作。当時高校生だった自分は、太宰独特の弱々しい秘密を打ち明けるような文体にやられ「俺も生きるのがツラいよ、わかるよ太宰…」とすっかり“ダザイズム”にかかってしまいました。

詳しく見る>>

「イニシエーション・ラブ」

「イニシエーション・ラブ」

乾くるみ 著
おすすめコメント甘く、ほろ苦い青春時代の恋をつづったラブストーリーかと思いきや…ラスト2行から、まったく別の物語に変貌します。美しい文章、見事な仕掛け、すべてが僕好みのミステリー小説です。

詳しく見る>>

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プロフィール
ハセベバクシンオーさん ハセベバクシンオー
1969年東京都生まれ。2003年『ビッグボーナス』にて第2回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、翌年作家デビュー。著書に『ダブルアップ』『ビッグタイム』『「相棒」シリーズ 鑑識・米沢の事件簿〜幻の女房〜』など。そのほか、テレビドラマ版「相棒」シリーズの脚本なども手がけている。
編集後記
ご自宅に本を2000〜3000冊お持ちという長谷部さん。
日頃から読書と親しみのあるお客様には、紙と電子それぞれの良さを上手に使い分けていただきたいと思いました。
ハセベバクシンオーさんにお使いいただいている、電子ブックリーダー「Kobo Glo」はこちら→ kobo glo
 

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GINGER x 楽天Kobo 輝く女性の電子読書ライフ

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