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電子書籍には抵抗感があったという狗飼恭子さんだが、

 

電子書籍で見つけた新しい読書スタイル
――狗飼さんがなんとなく楽天Koboの電子書籍ストアを眺めていたら、 中学生の頃に大好きだったタイトルが目に飛び込んできた。――「氷室冴子さんの少女小説が電子書籍化されていたんです。もう、本当に懐かしくて。『クララ白書』『アグネス白書』などの等身大の女の子を描いた作品は、もう何度読み返したことか。好きすぎて、北海道の学校に行こうかと思ったぐらいでした(笑)」
80年代には爆発的な人気を得ていた少女小説。ところが、その後絶版になったものが多く、近年は手に入りづらい状況が続いていた。
「だから、見つけた時は本当にうれしくて。これでようやくまた読めると思ったんです」
楽天Koboアプリはあらゆるスマートフォンやタブレット型端末に対応している。つまり、手持ちの端末にアプリをダウンロードしておけば、いつでもどこでも懐かしい世界に戻ることができるのだ。
「私自身は古本も好きだけれど、あの経年感が苦手という方もいます。そのせいで昔懐かしい作品から遠のいていたのなら、電子書籍を利用すればいいのではないでしょうか。絶版がないというのは、電子書籍の長所だと思います」
狗飼さん
――電子書籍ならではの楽しみ方は他にもある。――

「これは、実際に使ってみて発見したことなのですが、電子書籍なら“ながら読み”ができるんです」

 たとえば、マニュキュアを塗って、それが乾くまでの手持ち無沙汰な時間。

塗ったばかりの爪をうっかり何かにあててしまい、剥げたり傷つけたりしては大変だから、すっかり乾いてしまうまではじっと我慢するしかない。

「本や雑誌はページがめくれないでしょう? テレビだって見ている番組がつまらないと思っても、リモコンが変な所に当たるのが怖くてチャンネルを変えることすらできません。だけど、軽くタッチするだけでページが変わる電子書籍なら、テーブルや床の上に置いて何かを読みながら待つことができるんですよね。他にもストレッチや手のマッサージをしつつ短編集を読むなど、リラックスタイムに音楽を聞くような感覚で本を読むことができました。これまで、本を読むにはわざわざ時間をとって集中しなればならない、という意識がどこかにありましたが、電子書籍を上手に使えばもっと気軽な本との付き合い方を発見できるかもしれません」

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あなただけの図書館が、いつもバックの中に
――保管場所が必要ないというのは大きな魅力ですよね――

「それに、保管場所が必要ないというのは大きな魅力ですよね……」

 と、ちょっと遠い目になった狗飼さん。

「私、引っ越しが大好きなんです。だから、数年に一度は新しい家に移動するのですが、その時に問題になるのは山になっている本で……。これまで、引っ越しのたびに泣く泣く古書店に引き取ってもらうなどして数を減らす努力はしてきましたが、それももう限界。どうしても手放せない本というのはありますから。それなのに、新しい本は増える一方でしょう? 仕方なく衣装袋に詰めて押入れに入れたりしているものの、そうすると手軽に読めなくなるじゃないですか」
好きな本をスペースという物理的な理由で死蔵させておくしかないことへのくやしさは、よくわかる。 「それを解決するひとつの方法が電子書籍であることは間違いないですよね。『ガラスの仮面』のように今も続く大河マンガなどは特に向いているかもしれません。読み返したくなったら、すぐに読み返せますし。また、文学全集にしか入っていないような古典や外国文学を揃えるのもいいかも」


狗飼さん
――鞄を開ければ、いつでもそこに図書館がある。――

こんなワクワクを楽しめるなんて、すごい時代になったものだ。

 重い本を持ち歩かなくていいのは確かに魅力だけど、小さな画面で字を読みつづけるのはちょっと……というなら、楽天Koboの電子ブックリーダーがおすすめだ。画面の大きさはほぼ文庫本と同じぐらい。目にやさしい電子ペーパーを採用しているから、リーダビリティも紙の本に遜色ない。

「小さくて軽いですし、ルックスもかわいい。IT機器につきものの無骨なイメージは、これにはないですね」

 今回、スマフォやタブレット、そして専用端末など、時々のニーズに応じた電子書籍を使ってみたことで、それまで感じていた「電子書籍」という存在に対する違和感も払拭されたという。

「新刊の本を手に持った時のあの気持ちよさはまた格別ですし、装丁や質感なども含めてひとつの作品だと思っているので、紙の本はこれからも利用し続けます。でも、電子書籍のメリットを上手に活用すれば、新しい読書スタイルが生まれる。それぞれの長所を活かせば、本はもっと楽しくなると思いますよ」


狗飼さん

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狗飼恭子さんのおすすめBOOKS
2013年、狗飼恭子がえらぶ今年の1冊
『スウィート・ヒアアフター』

『スウィート・ヒアアフター』

よしもとばなな 幻冬舎


事故から生還した小夜子は視えるはずのないものが視えるようになっていた――東日本大震災を契機に書かれた「生命」の物語。

おすすめコメント「よしもとばななさんの著作は私にとっては哲学書のようなものなのですが、生死の意味を問うこの本はとりわけ大切な一冊になりました」

詳しく見る>>

狗飼恭子が電子書籍でこそ読みたい1冊
『はなとゆめ 電子ビジュアル版』

『はなとゆめ 電子ビジュアル版』

冲方 丁、遠田志帆

KADOKAWA 角川書店


冲方丁が初めて平安の雅びに挑んだ歴史小説。「電子書籍版には遠田志帆さんによる挿絵が収録されています。

おすすめコメント遠田さんは私の本の装画も描いていただきましたが、髪の毛一筋一筋が際立つほど丁寧で繊細な筆の美しさが、電子版だとそのまま再現されるからいいですね」

詳しく見る>>

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小説と動画で楽しむ狗飼恭子の世界
『遠くでずっとそばにいる』

小説

『遠くでずっとそばにいる』

狗飼恭子 幻冬舎文庫


会社を辞めたその日に事故に遭い10年分の記憶を失った朔美。高校時代の記憶を頼りに自分を取り戻そうとする彼女のもとに届いた差出人不明のバースデーカード。その一枚が朔美に教えた、10年間の出来事と思わぬ事故の真相とは。涙が止まらない恋愛ミステリー。

 

DVD&ブルーレイ

『遠くでずっとそばにいる』

12月20日発売予定


原作者が自ら書いた脚本を、気鋭の監督・長澤雅彦のメガホンで映像化。岩井俊二が音楽監督として参加したことも話題に。主人公の朔美役に倉科カナを迎え、詩情豊かな秋田市でオールロケを敢行。透明感あふれる映像世界を再現した。

DVDリンク先

ブルーレイリンク先

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プロフィール
狗飼さん 狗飼恭子 (いぬかい・きょうこ)
 1974年、埼玉県生まれ。小説家、脚本家。1992年、第1回TOKYO FM「LOVE STATION」ショートストーリー・グランプリで佳作を受賞。翌年、『オレンジが歯にしみたから』でデビュー(ノンカフェブックスから復刊)。脚本を担当した『百瀬、こっちを向いて。』が来春公開される。 狗飼恭子オフィシャルブログ「緑色珈琲」http://ameblo.jp/inukaikyoko/
編集後記
読書好きな人の中には、やはり本は紙が良い。という方もいらっしゃると思います。 でも一度電子書籍での読書を体験すると、その便利さや気軽さを気に入ってくださる方が多く、 とても嬉しいです。狗飼さんらしい電子書籍の楽しみ方をたくさん教えていただきました!

狗飼恭子さんにお使いいただいている、電子ブックリーダー「Kobo Aura」はこちら→

kobo aura
 

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GINGER x 楽天Kobo 輝く女性の電子読書ライフ

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