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初音ミク -Project DIVA- F 2nd 主題歌『DECORATOR』制作livetuneインタビュー

livetuneとは?

livetune
音楽プロデューサー「kz」に よるソロプロジェクト。

2008 年にデビュー以来、「初音ミク」を使った音源を多数制作。 “Google Chrome - 初音ミク篇 -” の為に書き下ろした「Tell Your World」は全世界で話題騒然の CM となり、動画投稿 サイトにアップしたところ、約 400 万回の再生回数を記録する。

またリアルボーカリストを起用したaddingシリーズでは中島愛、Fukase(from SEKAI NO OWARI)、Yuuki Ozaki(from Galileo Galilei)などを迎えた作品もリリースし、自身の新たな境地を開拓している。

livetune インタビュー

-主題歌『DECORATOR』制作の経緯について

オファーはセガさんからいただきました。セガさんとは今まで5年くらい「Project DIVA」シリーズでタイアップの形として作らせていただいていたので僕の中では自然な感じで入ってはいけました。

-『初音ミク -Project DIVA- F 2nd』の主題歌『DECORATOR』のこだわりのポイントは?

いつもより軽快な、明日に向かう感じのアップテンポな曲を作りました。
最近はshu uemuraさんやアニメのタイアップがあってそのイメージにあわせた曲を作ることが多かったですが、今回は純粋に明るい曲を作りたかったという思いがありますね。

-アップテンポということはゲームの難易度はあがりますね。

そうですね、上がっていると思いますね。
デモの時はギリギリクリアできるくらいでした(笑)

-実際の曲作りの過程・順番について

初音ミクやヴォーカルが入るのは最後の最後ですね。いつも曲が先でメロディーに合わせて歌詞を作るので、ある程度アレンジをし終わってから歌詞も作って最終的に初音ミクで打ち込んで、またアレンジを詰めていくって順番ですね。

-『DECORATOR』のゲーム内PVとこれまでのMV(ミュージックビデオ)について

今回のゲームのPVは映像の流れ、歌詞の世界観は自分の中のイメージとはすごくマッチングできた映像だったなという印象です。
セガさんには僕が特にこういう風にしてくださいとお話をしたことはないですし、今まで作っているMVでも同じで僕が最初にチェックする時はほぼ出来上がった状態でチェックすることが多いですね。
僕がなにか口出しすることでそのクリエイティブを損ねるかもしれない、彼らの想像力みたいなものを制限しちゃうかもしれないから、なるべく口出しをしないようにしています。

-これまでのMVの世界観は統一感を感じます

周りが気を使ってくれてるんですかね(笑) でもたぶん過去のライブラリを参照して、どういう流れがあるのかを作ってくれている人たちがわかってくれているのかなとすごく思いますね。

-「Project DIVA」シリーズのお話を伺わせてください。「Project DIVA」シリーズはプレイされていますか。

そうですね、僕はいつも最後までいけないので途中で諦めちゃいます。
音ゲーは昔からしていたほうなんですが、どういうわけか「Project DIVA」シリーズは難しくてクリアできないんですよね(笑)自分の曲が出てくるあたりまではできるんです、自分の曲は難易度が低いほうなので(笑) でもPS Vitaになって操作が増えてからは中途半端にしかできてないですね。以前『初音ミク -Project DIVA- F 2nd』をデモでプレイした時は1回目に撃沈しましたね。

-今作ではヘルプアイテムも充実していて初心者にも安心だそうですが、自分の曲でクリアできないとどういう気分なんでしょうか。

曲の構成もわかっているのにできませんでしたからね(笑)作っているからこそ自分の中の決めポイントがここだなっていうのがあって、ゲームで降りてくる譜面のポイントとは違っていて、どっちがいいとかではないですが、解釈によると思うんです。僕らはビートで乗るところがありますが、ゲームはメロにも合わせているのでこんがらがっちゃいます。

    

-クリエイター目線のポイントで譜面を作るのも面白そうですね。

そうすると譜面が単純になるとおもいますよ。今ぐらいがやっぱり良いんだと思います。

-過去プレイしたゲームについてもお聞かせください。ハマったゲームは?

基本趣味がゲームなんで相当やっているんです…(笑)
プレイ時間だけで言うと「モンスターハンター」ですかね。「モンスターハンターポータブル3rd」は300時間とかやっていました。 最近ではプレイステーション4も買いましたね。
一番好きなゲームというと「MOTHER2」ですね。音楽がすごくよくて、サントラも聞いています。 音楽的なとこでいうと植松伸夫さんとか崎元仁さんとかは好きですし、スクウェア・エニックスのRPGは好きですね。

-ゲームミュージックがkzさんのルーツにもなっている部分はありますか。

出てはいないと思いますが、出ているとしたら植松さんの「Eyes On Me」(「Final Fantasy」主題歌)のような ポップセンスとかは入っているかもしれませんね。「FF5・6」とか「クロノトリガー」のサントラは小学校の時にずっときいていました。
でも影響で言うとゲームミュージックよりはロック・ポップスのほうが強いかなと思います。

-影響を与えたアーティストはいますか?

特定のアーティストに傾倒するタイプではなくて、すごく幅広くきいてたりはします。ビートルズ(The Beatles)も好きですしラーズ(The La's)っていうUKのバンドとか バンドものがおおいですね。今のサウンドで言うとダフト・パンクだとかダンスミュージックの影響が強いと思います。

-クラブシーンでもご活躍されていますが今後の音楽性については?

日本と海外で分けて考えようと思っています。日本のシーンと海外のシーンが違うので僕は今の海外のダンスミュージックシーンは好きで、ただ踊るだけではなく合唱したりハッピーに盛り上がる感じは好きです。 日本だとそれがフィットする環境ではなくて日本で盛り上がれるポップスもあってどちらも好きなので、そのコミュニティが求めているものを作っていくということを頑張っています。
海外のクラブだと下手するとDJを見ないですからね(笑)この場が楽しければいいっていうのもあるんで、どっちが優れているというのではなく文化が違いますよね。

-英語での曲作りについて

日本のポップカルチャーがそもそも好きな人だと、日本語も受け入れてはくれると思うんですけど英語がしゃべれないと海外では友達として受け入れてくれないなと感じたので、海外でちゃんとトラックを作るとすると英語なんだなとは思います。

-『DECORATOR EP』には英語曲に加えて2007年発表の『Packaged』がリミックス版で入っていますね

『Packaged』だけは2007年から触っていなかったのでXperiaきっかけでお話をいただいていい機会だなと思って。
最近EDMというダンスミュージックが自分の中でも好きで、Packagedがリファインできるなと思ってつくりました。今たまにきくと当時の『Packaged』はすごい稚拙なんですけど、初期衝動的な良さがすごくあるなと思いますね。 しかも歌詞を10分で作って、テスト版を4時間、フル版をプラス8時間で作って。動画をアップロードする時間のほうがむしろ長かったですね(笑)早い時間で作ったからこそ勢いみたいなものがあるのかなと思います。

-今後のlivetuneについて、めざしているところは?

海外に行ってダンスミュージックとして一つの形を作りたいと思います。
今流行っているEDMは日本人が戦えるステージにあって、これだけポップな音楽が海外で戦えるのはすごくいい機会なので、そういったところを海外で表現できたらいいなと思います。
あと、僕はaddingシリーズとして色々なボーカリストの方を迎えていますので、そのアルバムを制作したいと思っています。まったくVOCALOIDしか聞かない人もいて、それはそれでもったいないと思うので、VOCALOIDの良さもあるけど人間は人間で良さもあり、両方が芸術であると思うので「こういうすごさもあるんだよ」っていうことをアルバムで伝えていけたらと思います。

SEKAI NO OWARIのFukaseくんとかGalileo Galileiの尾崎くんとかボカロだったりで、今まで触れていなかったところの人たちに聞いてもらえることで別ジャンルとしてお互いが相乗効果になって領域を広げていけるのはシーンのためにもなるなと思っています。
色んな人が色んな所で活躍している、それをみんなでつなげて大きな輪にして、みんなで楽しいことをしていければお客さんも楽しんでくれるかなと思います。

kzさん(livetuneさん)には最後に動画で楽天ブックスユーザの方にむけてメッセージをいただいていますので、そちらもぜひご覧ください。

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