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日本財団 『これも学習マンガだ!~世界発見プロジェクト~』

選書のプロセスそのものが学びにつながる

山内 さて、ここからは「これも学習マンガだ!」の選書作品を決めた選書委員会の話をしたいと思います。今回は、学術研究の方もいれば、マンガ業界に近い方もいるバランスのとれたメンバー構成で選書委員会を設けて、丸1日かけて100作品の選出を行いました。マンガを大量に並べながら、みなさん、どの作品も思い入れがあって、100作品に絞り込むのに結構苦労しましたよね?

本山 私としてはとても面白かったです。勉強にもなりました。

山内ジャンル分けはポイントになったと思ってます。その場で、切り口がいくつかあったほうがいいという話が出まして。(※)1ジャンルの中でもどういうバランスをとるのか?ということを検討しましたよね。「歴史」だったら、日本の歴史も西洋の歴史も中国も、というように舞台となる国が偏らないように、かつ描かれる時代もバランスよくなるように工夫をしました。

『これも学習マンガだ!』選書中の風景

本山選書するというプロセス自体も面白かったですよね。私の『お~い!竜馬』のような経験は、人それぞれあると思うんですね。それを友達にすすめたり、こういう切り口で選んでみようよ、というのがどんどん広がるといいと思います。学校の授業や放課後にやっても面白いのではないでしょうか。
私は子どもの頃、マンガを買うお金がなかったので公共図書館で『火の鳥』などのマンガを読んでいたんです。なので、学校図書館や公共図書館に今回選書した作品を置いてもらって、より多くの人に読んでもらいたいという気持ちがあります。それと同時に、じゃあ図書館に10作品だけ置くのだったら何を選ぶのか、とか、クラスの学級文庫に3作品だけ置くとしたらなにを選ぶのか?それらをクラスで話し合って決めることもとても面白いと思います。選書する・推薦するというプロセス自体も学びにつながりますし、良いコミュニケーションにつながるのではないかなと思います。

山内私は立川まんがぱーくというところで、定期的に子どもむけのマンガの描き方教室を企画しているんです。参加している子どもたちは最初に好きなマンガを紹介しあうことになっているんですけれど、拙いながらに一生懸命紹介しようとするんですよね。自分の好きなものを紹介するということはプレゼンの基礎ですよね。好きなものでそういう力が培われれば一番いいですよね。

(※)「文学」「生命と世界」「芸術」「社会」「職業」「歴史」「戦争」「生活」「科学・学習」「スポーツ」「多様性」の11ジャンルに分類

構成・編集 岩崎 由美

対談中に紹介されたマンガ一覧

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トップ > 特集 > スペシャル特集vol.01:『これも学習マンガだ!』 選書委員対談

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