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ビッケブランカ 特別インタビュー

by Rakuten Music

ビッケブランカ2016年にメジャーデビューするやいなや、その高い音楽性が業界で話題となっているビッケブランカが、自身初のフルアルバム『FEARLESS』をリリースする。ヒップホップ、ファンク、R&B、ポップ、ロックからピアノ弾き語りまでジャンルに捉われない曲たちが、絶妙なバランス感を持ってセレクトされ、何度聴いてもまたもう一度聴きたくなる一枚だ。これだけバラエティに富んだ曲たちを、作詞・作曲から編曲までのすべてを手掛けている彼の頭の中はいったいどういうことになっているのか? そんな疑問を抱きつつ、インタビューをさせてもらった。「ジャンル云々じゃなくて、その曲がみんなから愛されるものになっていればいい」という、彼の音楽への向き合い方から生まれた、1stにして名盤『FEARLESS』に迫る。
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■曲を作るときにある思いは“価値のあるものを作ろう”

――ジャンルレスでバラエティに富んだ曲が詰まった一枚になっていますが、最初にこういうものを作ろう、というテーマなどを持って作られたのでしょうか?

ビッケブランカ:これまでのアルバムもそうなのですが、テーマとかは決めずに作り始めました。とにかく“価値のあるものを作ろう”という思いだけで、そこから生まれるべくして生まれた曲を集めたものがアルバムになっています。こんなジャンルのもの、とか、こんなメッセージ、とかは考えずに、流れるままに作って行きましたね。

――曲作りは普段どういうふうに行っているんですか?

ビッケブランカ:歌詞からできるということはこれまで一度もなく、まずは曲から作ります。大体、メロディと全体の音が同時に出来上がって、それをPro Tools(音楽制作ソフト)に入れて作り上げて行きます。

――曲が生まれるシュチュエーションってどんなときが多いんですか?

ビッケブランカ:日常の中でですね。よく“降りてくる”とか言いますけど、降りて来たことはないんですよね(笑)。ただ日頃からいろんな音に耳をそばだてたり、音楽を聴く習慣をつけていると、自然と曲が思い浮かぶんですよ。それをいいなって思えたら、曲としてきちんと形にして行くという感じです。

――作詞・作曲に加えて、すべての曲の編曲もされていますよね。アレンジもいろんなタイプのものがあって、このすべての音を一人で生み出しているって、一体どんな人なんだろう?と。

ビッケブランカ:(笑)。子供の頃からいろんなタイプの音楽を聴いていました。父親が日本のフォークが好きで、母親は洋楽が好きだったので、最初から全く違うジャンルのものを同時に聴き始めていて。そこから自分でも興味を持って聴くようになって行くんですけど、ラップ、ヒップホップ、ミクスチャー、パンク……ジャンルに関係なくいろんなものにハマりました。ただ共通していたのは、みんなに愛された曲、みんなに愛されたから僕まで届いた曲、というところですね。そのジャンルを掘って見つけた曲って言うより、流行っていて自然と耳に入って来た曲が好きでした。なので自分で曲を作るときもジャンル云々じゃなくて、その曲がみんなから愛されるものになっていればいい、っていう感覚なんです。

――本当にバラエティに富んでいるのですが、曲が生まれたときから曲の方向性みたいなものは決まっているのですか?

ビッケブランカ:ガチガチではないですけど、なんとなくは決まっています。楽器はすべて鳴っていますね。ドラム、ベース、ギター、ピアノに、ストリングスとか効果音も鳴ってます。例えば、今回のアルバムで言うと、「Broken」というラップ調の曲があるんですけど、最初からこういうビートが鳴っていて、ピアノがこんな感じで、っていうのがあるので、そういう曲が弾き語りになるとかはないですね。曲を仕上げて行く中でこの音を足してみよう、これは引こうとかぐらいですね。

――天才の発言です(笑)。

ビッケブランカ:そうですね。あははは(笑)。

――そうやって曲が自由に生まれているとなると、アルバム全体のバランスはどんなふうに整えて行くのですか?

ビッケブランカ:今回は12曲入りなんですが、その場合は6、7曲ぐらいできたところから全体のバランスを取り始めます。途中までは本当に気の向くままに、ラップの曲ができたり、ファンクな曲ができたりして行くんですが、そこからは、これ以上ファンクな曲があったらアルバム全体がファンクになっちゃうな、とか、そういうことを気にし始めます。同じようなジャンルの曲ばかりになってしまうと、僕自身が聴いていて退屈になってしまうんです。個人的に目まぐるしく変化するものが好きなので。だから自分の中に他にどういう引き出しがあるかな?っていうのを探りながら、徐々に作る曲の方向性を絞って行くので、最後の1曲は、作るときの自由度はすごく低いけど、その分精密に作られた1曲になりますね。まあ、今回がフルアルバムを作るのが初めてだったので、次のアルバムも同じ作り方をするかどうかはわからないですけどね(笑)。

ビッケブランカ1

■子供ころから曲の全体像に興味があった

――最初にできたのはどの辺の曲ですか?

ビッケブランカ:「Take me Take out」、「Moon Ride」とかのノリのいい曲ですね。

――ノリがいい曲が出来るときは、やはりノリのいい曲を聴いているんですか?

ビッケブランカ:そうですね。まずはそういう曲を聴きたいモードが自分の中にできて、それを聴いているとそういう曲が自分の中で旬になってくるから、自分が作ろうってなったときもそういう曲が自然とできますね。

――そうすると、これだけバラエティに富んだものを作るためには、日頃からいろんなものを聴いていないといけないですね。

ビッケブランカ:でもジャンルというよりテンポなんですよ。自分の中に一つの流行りのテンポ感が出てくると、その感じのもの以外は聴きたくなくなって、自然と自分の中にそのテンポが染み付いて行く、みたいな。

――なるほど。ではノリがいい曲たちの次はどういうテンポ感の曲に?

ビッケブランカ:5曲目の「Stray Cat」とかですかね。ちょっと都会的な匂いがするんですけど、この曲は自分にとっても新しい感じがありました。これは自分が持っているソフトでは自分の中で鳴っている音を再現できなくて、横山(裕章)さんと一緒にアレンジをさせていただきました。

――でも基本はご自身でアレンジされているんですよね?

ビッケブランカ:そうですね。最初から誰かにお願いするみたいなことは、今までやったことがないですね。

――小学生のときから作曲をされていたそうですが、自分ですべての音を作るというスタイルはいつごろからされているのですか?

ビッケブランカ:最初に宅録のセットを買ってもらったのが中2とかだったんですけど、そのときから自分で全部の音を入れてましたね。子供の頃から本当にいろんなジャンルの曲を聴いていたんですけど、聴きながら、なんでこの声はこっちからだけ鳴っているんだろう?とか、なんで声が急にふくらんだように聞こえたんだろう?とか、そんなことに興味を持っていて。曲全体の作りみたいなものに関心を持ちながら聴いていたんですよね。実は僕、子供の頃は身体が弱くって、よく入院をしていたんです。入院中って暇だから、音楽を聴いていてもそんなことまで考えてしまうんですよね。今となってはその時間が良かったのかなって思いますけど(笑)。

――一時はバンド活動もされていたそうですが、そのときはメンバーにアレンジしてもらうとかはあったんですか?

ビッケブランカ:逆にその頃が一番神経質でした。すべての音を僕が作ってきて、それを完全再現してもらうスタイルだったんですけど、例えばドラムがちょっとリズムを変えたりするじゃないですか、そしたら「変なことをするな!」って怒ってました(苦笑)。すべてが考えられてこれになっているんだ、ここをそう変えるなら、ベースはこうなるし、ここのベースがそうなるなら、2番のギターも変えないといけなくなる!みたいな。

――それはメンバーも大変そう(苦笑)。でもそうやってずっと自分ですべての音を作るスタイルで来ていらっしゃるんですね。では「Stray Cat」のあとはどんなモードに?

ビッケブランカ:そのあとが「Broken」っていうラップ、ヒップホップぽいのですかね。

――ここまでピアノがメインの曲が出てこないのですが、ビッケさんはピアノというイメージがあったので意外な展開です。

ビッケブランカ:ピアノ曲が僕のメインというわけじゃないんですよ。ただ曲作りはピアノのソフトが一番に立ち上がるので、それで作っているから基盤にピアノがあるっていうだけで。「Stray Cat」とかだとメロディにピアノを使ってないですしね。その辺りは縛りなく、面白いと思えて、最終的にいいなってなれば、自由にやっています。

■26歳で初の失恋。その経験から歌詞が書けるように。

――今回のアルバムで新しい試みをした曲とかってありますか?

ビッケブランカ:自分から新しいことをやってみよう!と思ってやったことはないんですけど、作って行く中で新しいものができたなっていうのは、アルバムの最後を飾っている「THUNDERBOLT」ですね。これは今までだったら作れなかった、今だから作れるんだろうな、っていう曲です。

――今だからというのは?

ビッケブランカ:この曲は、もし僕が10代とかだったら、寒いこと言ってるな~みたいに思うかも知れないことを歌っていて。だけど成長をして行く中で、こういうことに価値があるんじゃないか、って思えるようになったというか。この話は話し出すと相当長くなっちゃうんですけど(笑)。僕、作詞に関してはもともと苦手意識があって。曲に関しては自由に作れば何とかなるだろうっていう。これは投げやりな発言ではないですよ(笑)、曲に関しては、どうやったってカッコ良くなるハズだ、みたいな自信があるんですよ。でも歌詞はそれまでずっと主に英語で歌詞を書いていたくらい、あんまり気を使っていなくって。それがあるとき、歌詞をすごく褒めてもらえるという経験をして。そこから歌詞と向き合うようになって、今はすごく歌詞を大切にするバースに入っているんですね。

――具体的にいつごろからですか?

ビッケブランカ:インディーズで最後に出した『GOOD LUCK』(15年発売)っていうミニアルバムがあるんですけど、そのとき、人生で初めて大きな失恋をしたんですよ。26歳ぐらいですかね。それまでは悠々と、何に困ることもなく過ごしていたんですけど(笑)、そんなんだから人生の経験が少なくて、リアリティのある歌詞が書けなかったんですよ。聴いた人が「俺もわかる!」って言ってくれるようなものが。でも実際に失恋することで、みんなが言っていたことの意味とか、昔聴いてた歌詞の意味とかがわかるようになって。それで自分でもようやくそういう歌詞が書けるようになったんですね。しかももう26とかだったので、それなりに語彙力がついたところでの経験だったから、わりとスムーズに自分の思いを歌詞に落とし込めたんです。なのでそこから、“パーソナルな歌詞であれ”っていうのが、一つ僕の中でのテーマになって行って。パーソナルな歌詞が、聴いた人によっていろんな表情を見せる、というような。それが前作の『Slave of Love』には反映されているんですけど、そこを経て、「THUNDERBOLT」では、自分の感覚はみんなと一緒のはずだ、っていうことを確信を持って書けるようになっていて。歌詞を書く上で、一つ上のレベルに上がったような感覚はありますね。

――では、制作するのに苦労した曲はありますか?

ビッケブランカ:4曲目の「Want you Back」。これは最後にできた曲なんです。さっき言いましたけど、7、8曲目から曲づくりでの自由度を狭めて行って、その最後なので、練りに練って、一番精密に作った曲ですね。

――ラップが入っていたり、曲としての自由度が高いので、むしろ最初の方に作った曲なのかな?と思いました。

ビッケブランカ:ガチガチになって作りました(笑)。アルバム全体の流れとして4曲目に入れられる曲がなかなか決まらなくて。ここに入れる価値がある曲というところで選定して、この曲がOKラインを超したので入れることができました。

「FEARLESS」ジャケ写挿入

――そんなアルバムのタイトルを『FEARLESS』にしたのは?

ビッケブランカ:最初にも言いましたけど作る前からコンセプトがあったわけではないので、作っている途中で考えたタイトルです。このアルバムの制作のちょうど中盤に、さっき話した「THUNDERBOLT」ができたんですけど、それとともにこのタイトルも決めました。“FEARLESS”って直訳すると、“大胆不敵”みたいな意味になってしまうんですけど、タイトルとして込めた意味は、自信満々とか、怖いもの知らずだぜ、っていうよりも、“fear”っていう恐れがあって、でもそれを恐れることなく立ち向かう、勇気を振り絞って、ビビリながらも進むっていうニュアンスを含んでいます。だから同じような意味の“strong”でも、“powerful”でもなくて、“FEARLESS”なわけで。それで、この言葉を呼んで来たのが「THUNDERBOLT」で。「THUNDERBOLT」の歌詞を書けたことで、この曲がこのアルバムの中で一番の価値を持つ曲になるだろうって思えたから、自然とアルバム名も引っ張って来てくれたんだと思います。

――ご自身としては今、どんな一枚になったと思っていますか?

ビッケブランカ:初のフルアルバムではありますけど、特別なものではないというか。所詮まだ一枚目で、これからもたくさん作るしっていう考え方もあれば、これが最初で最後のフルアルバムになるかも知れないっていう考え方もあって。そういう二つの感覚が同時にあるとすると、それを解決するには、気張らずに、今できることをやるしかない、っていう。例えばこの先、アルバムが作れたとして、振り返ったときにフラットな精神状態で作っていないと、自分の本当の意味での変遷がわからなくなっちゃうと思うんですよ、このときの俺はこれくらいしか作れなかった、こんな言葉が言いたかったんだな、とかが。そういう意味でも気張らず、ありのままの状態で作ったので、そんな一枚になっていると思います。

――今作を引っさげてのツアーも始まります。ライブはビッケさんにとってどんなものですか?

ビッケブランカ:ライブと制作は全く違いますね。曲を作るときはライブのことなんて無関係で作りますし、逆にライブのときは曲を作ったときのことなんてどうでもいいというか。音源とは全く別のスタイルでパフォーマンスすることもありますし、ライブはライブとして面白いものを作ろうっていうベクトルですね。

――夏フェスにも参加されますよね。

ビッケブランカ:以前、ロック・イン・ジャパン・フェスに事務所の先輩のトータス松本さんが出演されたので、それを観に行ったことがあるんですけど。そのとき、アーティストエリアに入れていただいて、もうそこは夢の場所が広がっているんですよ! 自分がよく聴いていたアーティストの方々が普通にいたりして。今年はそれに自分が出させていただくので、そこは本当に楽しみにしてます。出演時間は30分とかですけど、ワーっとやって(笑)、「ありがとうございました、観てくれて!」って感じでやってきたいです。

ビッケブランカ2 ■サブスクは夢の世界

――音楽のサブスクリプションについて、どんな思いを持たれているかお聞きしたいのですが。そもそもサブスクは利用されいますか?

ビッケブランカ:利用してます。簡単に何でも聴けるので、めっちゃ便利だなって思ってます。自分が聴きたいって思った曲がすぐに聴けるし、日常を過ごしていてアンテナに引っかかった曲とかもすぐに探せるじゃないですか。あとは子供の頃に聴いていたあの曲、久しぶりに聴いてみたいな、とかもすぐにできるし。

――そこにご自身の曲も入っているというのはどういう感覚なんですか?

ビッケブランカ:そこについてはいろんな思いはありますね。単純に入れていただいて嬉しいっていうのもありますけど、それによる弊害みたいなところも知ってしまっているし。ただいろんな考えを持ってはいますけど、別に流れに逆らう気はないというか。時代がそういう時代になったんです。一部ではやはりCDが売れないとか言われてますけど、僕自身にはそういった問題意識はあんまりないですね。

――CDが売れなくても、自分の音楽を聴いてくれる人が増えてるわけだからいいかな、っていう感覚ですか?

ビッケブランカ:そもそもそんな感覚すらないんです。もうあって当たり前のものというか。配信する側の立場としてどうこうよりも、単にいちユーザーとしていいものっていう感覚の方が優ってますね。1か月1000円ぐらいでこんなにいろんな曲が聴けるんですよ。変化は当たり前のことで、だからこのシステムがなくなるなんてことはないと思ってます。時代が進んで行く中で、すべてのものが改善されて行きますよね。新しいものが正しいっていう時代だと思うので、それに逆らう気はないですね。

――ではまだサブスクを利用したことのない人にオススメするとしたら?

ビッケブランカ:それは何か貢献するようないいことをすごく言いたいですね。うーん、何だろう。でも、僕は最初に使ったとき、夢みたいだ!って思ったんですよ。こんな夢のようなことがあるんだ、って。いや~、なんかいい言葉が見つからない(苦笑)。ホント、だから夢です! そこに夢の世界があるので、絶対に使ってみた方がいいと思います。
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