..

トップ > キャンペーン・特集 > 雑誌 > 雑誌編集長インタビュー 『婦人公論』

編集長インタビュー あの雑誌はこんな人々が作っています!

今月の雑誌最新号バックナンバー

渦中のあの人がここまで!と驚くスクープの連続。与謝野晶子から松田聖子まで。日本を創り、彩ってきた女性たちの本音や苦しみ、輝きをどの雑誌よりも深く掘り下げてきた『婦人公論』は今年でなんと創刊95年。日本女性史そのものといっても過言ではない『婦人公論』が隠している次のスクープは!?女なら読まずにいられない、本音続出の次号の見どころをたっぷり伺いました!

婦人公論ロゴ

『婦人公論』最新号

婦人公論編集長顔写真噂の編集長はこの人!

中央公論新社『婦人公論』編集長

三木哲男さん

プロフィール

1958年、兵庫県生まれ。東京学芸大学卒業。繊研新聞社→週刊誌編集者→ルポライターを経て2000年に中央公論新社に入社。『中央公論』編集部を経て2003年『婦人公論』編集部へ。副編集長を経て2006年に編集長に就任。現在に至る。

大学時代の後輩だった奥様と息子さん2人の4人家族。結婚25年目の愛妻家。奥様も『婦人公論』ファンで、浮気特集などキケンな特集の回ではチクリとけん制されることも。女性ばかりの『婦人公論』編集部で7年目になるが、女性と働くスキルは上達したものの、夫婦関係に関しては一貫して奥様主導で平穏が保たれているとのこと。


雑誌名:『婦人公論』
創刊: 大正16年
編集部員: 22名(男性4:女性18)
発行: 毎月7日/22日発売

オススメ本

『婦人公論』を読む人が
同時にチェックしている本・雑誌

  • MAQUIA (マキア) 2010年 06月号
    MAQUIA (マキア) 2010年 06月号
    誰もが隠し持っている潜在美女力を表面に引っ張り出すテクニック満載!
  • BITEKI (美的) 2010年 06月号
    BITEKI (美的) 2010年 06月号
    耳に痛いことだけどちゃんと聞いて!キレイになれる人、なれない人はここが違う!
  • VoCE (ヴォーチェ) 2010年 06月号
    VoCE (ヴォーチェ) 2010年 06月号
    髪で女を上げる!振り返られる髪で印象的なオンナを目指そう!
  • 学生時代遊んでた人、もう一度チャンスです!
    学生時代遊んでた人、もう一度チャンスです!
  • 読者1000人アンケート!みんなのエッチを大公開
    読者1000人アンケート!みんなのエッチを大公開
  • 日本人の97%の人が「歩き方」を間違えています!
    日本人の97%の人が「歩き方」を間違えています!
  • 本のプロがイチオシしたのは冲方丁さん『天地明察』
    本のプロがイチオシしたのは冲方丁さん『天地明察』








  • 本音でお答えください! 編集長にココが聞きたい!一問一答

    Q 日本で一、二を争う歴史の長い雑誌で、平塚らいてうが執筆したときの原稿支払い書など、歴史的価値のある原稿や資料が普通に社内に残っている、といううわさも聞いています。まさに日本の歴史そのものですね。

    A 1916年、総合雑誌の『中央公論』の婦人問題別冊号として発行され、大変な話題を呼んだのが始まりで、今年で創刊95年になります。1916年とは、ロシア革命の前年ですよ。

    婦人公論表紙画像

    最新号はコチラから

    Q ロシア革命…歴史の授業で習ったような時代からあった雑誌ということですね。

    A はい。与謝野晶子、平塚らいてうなどの女流作家や市川房江などの婦人運動家、川端康成、三島由紀夫などの近代日本文学の祖が、現役で執筆して論陣を張っていた雑誌です。また、ロシア革命後、日本にマルクス主義が蔓延した時代、演出家の杉本良吉と、当時人気絶頂だった女優の岡田嘉子が新生ソビエトに亡命する、という一大事件が起きるのですが、そのときの二人の手記を『婦人公論』が掲載するなど、歴史的事件にも立ち会った貴重な論壇の場です。近代文学史として学校で習った「歴史」になった人々が、まさに歴史を作っている渦中を報道し続けてきた雑誌なんですよ。 松田聖子さんがスター絶頂期でありながらもスキャンダルの渦中にいた1998年、松田聖子さんを表紙に起用し、彼女の本質に迫る深いインタビューを掲載するなど、時代と女性の一番深いところに結びつこうとする姿勢は現在も不変です。

    Q 松田聖子さんのインタビューは記憶にとても残っています!『婦人公論』では、トラブルや事件の渦中の女性が、『婦人公論』だけに真相や思いを語る、いわゆるスクープに驚かされることが多いんです。取材など断り続けているはずの渦中の人に、『婦人公論』だけが語らせることができるのはなぜなんでしょう?

    A 先輩たちが作ってきた『婦人公論』というブランド力を信用してくださる方が多いのがまずひとつの理由だと思います。しかし、他誌との違いとして大きいのは、うちはすごくアプローチが長いんですよ。僕はよく編集部員に「事件が起きた翌日には家の前に100社いる。一週間後には50社に減って、一ヵ月後には2・3社になる。勝負はココから」と教えています。「苦しんでる渦中の人に、その苦しんでいることについて語ってほしいといっても門前払いされて当たり前。ドアを開けてもらうためにはこちらも誠実に、真剣に向き合わなければいけない」と。 渦中の人は、自分がどんな風に扱われるのか、どう報道されるのか、不安があって当たり前。そこをきちんと説明して納得していただく作業は『婦人公論』はとても丁寧に行っています。

    Q この人が取材に応じている!というスクープ記事というだけでなく、よくここまで話してもらえたな、と聞き出している内容もすごいのですが、「これは書かないでくれ」というストップがかかったりしないのですか?

    風水

    A 書く、書かないでくれの押し問答はもちろんありますよ。ただし必ず仁義は通します。 結婚したとか、賞を受賞したとか、うれしいことはあちらもウェルカムなんでいろいろ話してくださいますが、こちらが聞きたいのは、病だったり、家族がやんちゃしたり、離婚だったりと、ご本人が隠しておきたいことや話したくないことじゃないですか。これを伺うため、まず最初に「こちらが聞きたいことはコレです」と率直にお伝えするようにしています。キレイゴトにはしない、でも言ってもいないことを書いたり、あちらがポロリとおっしゃった一言にことさらに固執して、その一言を中心に記事を作るようなことはしません。 さらに、他紙とは取り上げ方も違うのではと思います。世の中を揺るがした大きな事件は、起こった当初だけじゃなくてずっと今も続いているというのが『婦人公論』のスタンス。例えば、殺人事件が起こった場合、他紙だと真相は何か、誰が誰をどう殺したのか、殺した人、殺された人の素性などを詳しく報道していますが、『婦人公論』はそこにはあんまり興味がない。それよりも、なぜこの人が殺人を犯すまでに追い込まれたのか、何が原因で普通の人生を踏み外してしまったのか、一般読者にも通じるものがある部分を、一番知りたいと思います。事件を取り上げるのが他紙の一ヵ月後になったとしても、その部分は決して風化しない。だから、時間をかけてでも取材して、事件の本当の原因や当事者が思うことを掘り下げて伝えようとしています。

    氷川きよし

    Q 過去抜いてきたスクープの中で、取材が取れるまで大変だった方は?

    A 黒田清子さまが結婚されたとき『婦人公論』で、昭和天皇の内親王の島津貴子さんのインタビューを掲載しました。新聞雑誌入り乱れての取材合戦になり、まず取材は取れない、と思われていたのを『婦人公論』が独占インタビューできたんですが、これなんかは半年前から着手しましたね。何十通も手紙を出して、電話をかけて、やっとお目にかかれて、そこからがまた長い(笑)。どういう形で取り上げたいか、なぜ『婦人公論』に出てもらいたいかをしっかり伝えて納得していただきました。 また、二子山親方が亡くなったとき、すでに離婚していた藤田憲子(現・藤田紀子)さんの告白記事を掲載したのですが、こちらも取材までに長くかかったアプローチでした。渦中の方なのでやはり警戒されてますから、まずご本人に会うまでが大変。手紙を書く、知り合いを通じておことづけをする、電話をするなどして、こちらの真意を分かっていただくのに時間をかけました。やっとお目にかかれてからも、何度も会ってお話をして、何を聞きたいのか、なぜそれを語っていただきたいのかを分かっていただく。最初にお目にかかってから記事になるまで半年はかかりました。

    Q 今後の号で発表されるスクープはありますか?

    A あります。でもまだ言えません(笑)。

    Q 残念です(笑)。では5月7日号(4月22日発売)の見どころを教えてください!

    A まず、第一特集は「わが家に運を呼び込む整理術」という収納特集です。単に効率よく収納をするだけでなく、人生や未来が開かれるような整理の仕方をしよう、という特集。李家幽竹先生と×梅宮アンナさんの対談「良縁を生み出す住まい作り、教えてください!」が面白いですよ! また、非常に力を入れている記事なのですが「もうセックスレスに悩まない」という特集が非常に読ませる特集です。『婦人公論』読者は約半数が40代女性、続いて50代、30代となり、セックス特集には力を入れてきたのですが、これまでは、「どうすればパートナーと気持ちが通じる気持ちいいセックスができるか」ということを追求してきました。 しかし今号は、「セックスしなきゃ女じゃない」というプレッシャーから開放されることを考えてみました。セックスすることを前提の記事を呼んでいると「してない自分は不幸だ」と思ってしまいがちですが、セックスレスであることを悩まず、自分や周囲に追いつめられない幸せな環境を手に入れませんか、と提案しています。妙齢の女性の方に集まっていただいた「私たち、しなくても大丈夫です」というテーマの座談会が非常に面白いですよ。 また、子育て中の方にぜひ呼んでいただきたいのが「新学期緊急企画・教育崩壊の現場を行く 普通の親が壊れはじめた」というルポルタージュです。学級崩壊が騒がれている昨今ですが、子どもがおかしいという前に、親と教師がまず壊れているのでは、という迫真のルポです。現役教師の告発がリアルです。

    Q 今後取材で取り挙げたい人は?

    セックスレス

    教育現場

    A 酒井法子さん、ちあきなおみさんなどもまだお話を伺えていない方々の一人です。また、腰をすえて取材してみたいと考えているのは、和歌山毒物カレー事件の林眞須美死刑囚。死刑が確定しながらも一貫して「自分はやっていない」と主張し続けている。また、エリート結婚だったのにワインボトルで夫を殺害しバラバラに死体遺棄した三橋歌織容疑者。さらに畠山静香容疑者。一見普通に見える幸せそうな彼女たちが抱えていた闇は、誰しもが抱えているちょっとしたモヤモヤに通じるものがあると思います。なぜそこまで追い込まれなければいけなかったのか。ぜひ知りたいし、読者の方々に伝えたいですね。

    Q ぜひ読んでみたいです。自分の奥底をのぞくようでちょっと怖いですが(笑)。

    A でも、ドロドロしたところばかりを露出するのではなく、基本は、読んだ女性に元気になってもらいたいと思っているんですよ(笑)。『婦人公論』創刊当時のスローガンは「女性の地位向上と権利拡大」だったのですが、現在ではそれにプラスして、妻・主婦・母という立場に縛られている女性を開放したいというコンセプトが加わっています。アレコレ大変なことが多い世の中だけれど、女性たちには、自分自身を縛り付けず、幸せを追える環境にいて輝いて欲しいと切に願っているんです。


    最新号を立ち読み

    特集ページ画像
    最新号はコチラ
    • 目次部分ページ画像

    • 『婦人公論』 2010年 05月07日号
    • 【特集】
      わが家に運を呼び込む整理術

    • ・風水対談 自宅鑑定しました!李家幽竹×梅宮アンナ
      良縁を生む住まい作りで運気を上向きにしよう
      ・片づけ哲学 “断捨離”で、モノへの執着心にサヨナラを
      ・ルポ くじ運がいい人にあやかりたい ラッキーを引き寄せる部屋には秘密があった!
      ・漫画ルポ “こだわり収納”が光る最新住宅をリポート!
      ・読者手記 荷物も不運も溜め込んで、いまだ光は見えず
    • 【ルポ】
      ・新学期緊急企画 教育崩壊
      子どもを育めない歪んだ大人たちの姿
      ・ルポ 普通の親が壊れはじめた

    • ・現役教師が告発 性犯罪、暴力、不倫…なぜ私たちは踏み外すのか
    • 【カラーグラビア】
      氷川きよし
      ・心のふるさと、股旅演歌で再出発します!!