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2021-07-01

【完結済み】背筋ヒンヤリ?!うっすら怖いホラー&サスペンス漫画

【完結済み】背筋ヒンヤリ?!うっすら怖いホラー&サスペンス漫画

暑い季節と、背筋も凍るような怖い話。「ホラー」は夏の季語なのではと思うほど、相性のいい組み合わせですね。 グロさはないけれどゾッとする、ホラー&サスペンス漫画をまとめてみました。

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『累(かさね)』あなたの「顔」と人生、本当は誰のモノ?(全14巻)

美しかった女優の母を持ちながら醜い容姿に生まれた少女・累(かさね)は、亡き母の遺した、他人の「顔」を一時的に自分のものと交換できる不思議な口紅を手に入れます。

累(かさね)

累(かさね)

誰からも愛される美少女同級生の顔を奪って立った、学芸会の舞台。

今まで浴びたことのない人びとの称賛で、累は、他人の人生を演じる「女優」としての快感と、容姿の美しさがもたらす「喜び」に目覚めます。

累(かさね)

累(かさね)

長じて舞台への道を志した累は、ニナという美しく、ワケありの女優と知り合い、顔と人生を交換することに。

ですが…

累(かさね)

舞台に上がる人たちは、よく「仮面をかぶる」「別人の」ようだとたとえられます。

ですが、舞台を降りても誰かの「顔」をかぶりっぱなしだったら?

美しかった母親も、別人の「顔」を借りて生きていたのだとしたら?

母の人生は、自分の人生は、どこからどこまでが自分自身で、どこからが他人の「顔」をして生きたものなのか……?

 

母と娘、羨んだ他人と自分、容姿と内面。

ガラスでできた仮面のように、アイデンティティが危うく美しいサスペンス漫画『累』は、8月23日(木)完結14巻が発売です!

『校舎のうらには天使が埋められている』「ずっとなかよしでいようね!」笑顔であの子は言った(全7巻)

子どもはしばしば、天使にたとえられます。

ですが、それは「愛らしい見た目に宿す残酷さ」「まだ『人』になりきっていないorならざるものへ感じる違和感と畏怖」のような面があるのかもしれません。少なくとも、ホラージャンルにおいての子どもは「見た目に反した恐ろしさ」が古今東西愛され取り上げられてきました。

そんなアンファン・テリブル的な背筋ヒンヤリ気分が堪能できるのが『校舎のうらには天使が埋められている』(全7巻)です。

舞台はとある小学校。4年2組のほのぼの仲良しな毎日が描かれ…

校舎のうらには天使が埋められている

…ると思いきや、クラスからは以前死者まで出ている驚きの闇の深さ。

この光と闇の驚くべきスイッチングシーンは、ぜひ本編で読んでいただければ!カット切り替えや画面効果が最高です!

次々と被害者が増える中、ひとり立ち上がったのはクラスでも浮いた存在な、孤高の「黒い天使」!

校舎のうらには天使が埋められている

校舎のうらには天使が埋められている

校舎のうらには天使が埋められている

「白い悪魔」VS「黒い天使」という、通常イメージされる形容詞が逆であるところや、色と立場のダブル対比が、そこらの少年マンガより「決戦!」感があって熱いのですが、展開的には、手には汗、背筋にも(冷や)汗という、汗まみれの作品です。

ぜひ一気読みでどうぞ!

そして続編『校舎の天では悪魔が嗤っている』で舞台は孤島の女子高へ。美少女たちの学園サスペンスが展開されています!

『幽麗塔』謎の時計塔、妖しい美青年…端正な筆致で描かれた時代ミステリー!(全9巻)

医龍』『第3のギデオン』などの著者・乃木坂太郎による『幽麗塔』(全9巻)は、端正な筆致で描かれた時代ミステリー&サスペンス作品。

幽麗塔

昭和29年(1954年)の日本といえば、翌年には高度成長期に足をかけるころ。

年末近くには映画『ゴジラ』第1作が公開され、街頭テレビの中で力道山が活躍し、近代化の中に戦後復興期の雰囲気がぎりぎり残されていた年です。

主人公の天野太一は、ひょんなことから素性不明の美青年・沢村鉄雄と知り合い、2年前に殺人があった「幽霊塔」と呼ばれる時計塔の謎と関わっていきます。

幽麗塔

2年前の殺人事件以降放置されていた塔と屋敷は、最近資産家で検事の丸部道九郎に買われたとのこと。

天野は鉄雄に請われるまま使用人として潜入し、塔に隠されたという財宝を求めますが…

幽麗塔

本文中にも出てくる江戸川乱歩や、同時代に活躍した横溝正史の作品を連想させる、妖しい美しさに満ちた画面に、背筋ゾクゾクです。

『屍鬼』この夏、村は膨大な死に包囲された(全11巻)

小野不由美・原作、藤崎竜・漫画『屍鬼』(全11巻)は、アニメ化もされたホラー作品。

人口わずか1,300人の外場(そとば)村が原因不明の死に侵されていく恐怖と、立ち向かう人びとが描かれています。

屍鬼

外界と隔絶された静かな村を満たしていく恐慌。

人だったモノが「屍鬼」となり人間を襲うことに気づいた者、いち早く動いた者、巻き込まれた者、抗いきれなかった者…登場人物たちが複雑に絡み合い、時には倒れ、あるいは難を逃れるさまを見ていくのは、たいへん緊張感溢れる時間となることでしょう。

「息抜きにマンガ」というノリでないことは、たしかです。全巻揃えた状態での一気読みをお薦めします。

屍鬼

屍鬼

いかがでしたか。

怖い怖いと言いながらも、なぜか惹かれてしまうホラー&サスペンス漫画。

演出上、ページをめくった次に「ギャー!」ってなるのも楽しみ方のひとつ。スマホの誤タップにはどうぞお気をつけください!

 

それでは、今日も素敵な読書のお時間を!

(C)松浦だるま/講談社
(C)小山鹿梨子/講談社
(C)乃木坂太郎/小学館
(C)小野不由美, 藤崎竜/集英社

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