2025-10-03
『こころの一番暗い部屋』2巻発売!背筋ヒンヤリ!?うっすら怖いホラー&サスペンス漫画(2025年最新版)
目次
『こころの一番暗い部屋 』眠れぬ夜、じわりと心に沁みるホラー

『こころの一番暗い部屋 』は少年ジャンプ+で連載中のホラー漫画作品です。
ホラー漫画家の奏は、ネット上の作業通話コミュニティで即興怪談「キーワード怪談」を聞き、感想を語ります。
他人の心を分かった気で語ることに奏は遠慮と恐縮を感じますが、その言葉は不思議と語り手の心の奥に届き、本人も気づかなかった感情を解きほぐしていきます。
ですがこのキーワード怪談がコミュニティ内外で話題となるうちに、奏に気になるコンタクトがあり…?
静かに後を引く怪談と、ネットコミュニティにまつわる謎解きが絡まり合う、静かな夜に読むと沁みる作品です。




「キーワード怪談」とは、参加者が即興で出した単語を全て使い、1人が怪談を創作する遊びです。
お題はランダム、話はアドリブ。
だからこそ語り手の無意識や隠した本音が滲み出てしまいます。創作された怪談が、現実の恐怖と繋がっていきます。
『こころの一番暗い部屋 』©雨夜幽歩/集英社
▼『こころの一番暗い部屋 』最新2巻発売中!
『クジャクのダンス、誰が見た?』過去の事件が重なるサスペンス!(全7巻)

『クジャクのダンス、誰が見た?』はTVドラマ化もされました。元警察官の殺害事件を巡る謎と陰謀が描かれ、読者を引き込むストーリー展開が魅力です。「このマンガがすごい!2024 オンナ編」(宝島社)第4位に選ばれるなど、高い評価を受けています。


主人公の山下心麦は、警察官の父を放火殺人で亡くしてしまいます。
逮捕されたのは、かつて父が担当した「東賀山事件」と呼ばれる一家6人殺人事件の犯人の息子。逆恨みからの犯行として、事件は一見解決したかのように見えました。
しかし、心麦は当の父から密かに託された遺書でその犯人像に疑問を抱き、真相を追い求めようとします。


父が密かに遺した手紙によって心麦は弁護士・松風義輝と出会い、2人は協力して事件の真相を探ることになります。
ですが、過去の事件も含め、謎は深まるばかり。警察関係者も親族からも得体のしれない動きが見られ、読者もハラハラしますが、当事者である心麦の心中はいかばかりでしょう。
それでも心麦は、ジャングルで求愛ダンスを踊るクジャクが観測されなければ踊っていないに等しいとされても、当のクジャク自身は自分の行為を知っているのと同じで、真犯人も自分の行ったことからは逃れられないと強く信じ、真実の闇に踏み込んでいきます。
先の展開が気になりすぎる『クジャクのダンス、誰が見た?』でスリリングなひとときをどうぞ!

『クジャクのダンス、誰が見た?』©浅見理都/講談社
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『累(かさね)』あなたの「顔」と人生、本当は誰のモノ?(全14巻)
美しかった女優の母を持ちながら醜い容姿に生まれた少女・累(かさね)は、亡き母の遺した、他人の「顔」を一時的に自分のものと交換できる不思議な口紅を手に入れます。


誰からも愛される美少女同級生の顔を奪って立った、学芸会の舞台。
今まで浴びたことのない人びとの称賛で、累は、他人の人生を演じる「女優」としての快感と、容姿の美しさがもたらす「喜び」に目覚めます。


長じて舞台への道を志した累は、ニナという美しく、ワケありの女優と知り合い、顔と人生を交換することに。
ですが…

舞台に上がる人たちは、よく「仮面をかぶる」「別人の」ようだとたとえられます。
ですが、舞台を降りても誰かの「顔」をかぶりっぱなしだったら?
美しかった母親も、別人の「顔」を借りて生きていたのだとしたら?
母の人生は、自分の人生は、どこからどこまでが自分自身で、どこからが他人の「顔」をして生きたものなのか……?
母と娘、羨んだ他人と自分、容姿と内面。
ガラスでできた仮面のように、アイデンティティが危うく美しいサスペンス漫画『累』は、完結14巻が発売中です!
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『校舎のうらには天使が埋められている』「ずっとなかよしでいようね!」笑顔であの子は言った(全7巻)
▼『校舎のうらには天使が埋められている』全7巻発売中!
子どもはしばしば、天使にたとえられます。
ですが、それは「愛らしい見た目に宿す残酷さ」「まだ『人』になりきっていないorならざるものへ感じる違和感と畏怖」のような面があるのかもしれません。少なくとも、ホラージャンルにおいての子どもは「見た目に反した恐ろしさ」が古今東西愛され取り上げられてきました。
そんなアンファン・テリブル的な背筋ヒンヤリ気分が堪能できるのが『校舎のうらには天使が埋められている』(全7巻)です。
舞台はとある小学校。4年2組のほのぼの仲良しな毎日が描かれ…

…ると思いきや、クラスからは以前死者まで出ている驚きの闇の深さ。
この光と闇の驚くべきスイッチングシーンは、ぜひ本編で読んでいただければ!カット切り替えや画面効果が最高です!
次々と被害者が増える中、ひとり立ち上がったのはクラスでも浮いた存在な、孤高の「黒い天使」!



「白い悪魔」VS「黒い天使」という、通常イメージされる形容詞が逆であるところや、色と立場のダブル対比が、そこらの少年マンガより「決戦!」感があって熱いのですが、展開的には、手には汗、背筋にも(冷や)汗という、汗まみれの作品です。
ぜひ一気読みでどうぞ!
そして続編『校舎の天では悪魔が嗤っている』で舞台は孤島の女子高へ。美少女たちの学園サスペンスが展開されています!
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『幽麗塔』謎の時計塔、妖しい美青年…端正な筆致で描かれた時代ミステリー!(全9巻)

昭和29年(1954年)の日本といえば、翌年には高度成長期に足をかけるころ。
年末近くには映画『ゴジラ』第1作が公開され、街頭テレビの中で力道山が活躍し、近代化の中に戦後復興期の雰囲気がぎりぎり残されていた年です。
主人公の天野太一は、ひょんなことから素性不明の美青年・沢村鉄雄と知り合い、2年前に殺人があった「幽霊塔」と呼ばれる時計塔の謎と関わっていきます。

2年前の殺人事件以降放置されていた塔と屋敷は、最近資産家で検事の丸部道九郎に買われたとのこと。
天野は鉄雄に請われるまま使用人として潜入し、塔に隠されたという財宝を求めますが…

本文中にも出てくる江戸川乱歩や、同時代に活躍した横溝正史の作品を連想させる、妖しい美しさに満ちた画面に、背筋ゾクゾクです。
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『屍鬼』この夏、村は膨大な死に包囲された(全11巻)
小野不由美・原作、藤崎竜・漫画『屍鬼』(全11巻)は、アニメ化もされたホラー作品。
人口わずか1,300人の外場(そとば)村が原因不明の死に侵されていく恐怖と、立ち向かう人びとが描かれています。

外界と隔絶された静かな村を満たしていく恐慌。
人だったモノが「屍鬼」となり人間を襲うことに気づいた者、いち早く動いた者、巻き込まれた者、抗いきれなかった者…登場人物たちが複雑に絡み合い、時には倒れ、あるいは難を逃れるさまを見ていくのは、たいへん緊張感溢れる時間となることでしょう。
「息抜きにマンガ」というノリでないことは、たしかです。全巻揃えた状態での一気読みをお薦めします。


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いかがでしたか。
怖い怖いと言いながらも、なぜか惹かれてしまうホラー&サスペンス漫画。
演出上、ページをめくった次に「ギャー!」ってなるのも楽しみ方のひとつ。スマホの誤タップにはどうぞお気をつけください!
それでは、今日も素敵な読書のお時間を!
(C)松浦だるま/講談社
(C)小山鹿梨子/講談社
(C)乃木坂太郎/小学館
(C)小野不由美, 藤崎竜/集英社










