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2020-02-18

バンドが活躍する漫画

バンドが活躍する漫画

ビジュアル系、JPOP、デスメタル、パンクと、バンドサウンドにも色々なジャンルがあります。成功してお金持ちになったバンドに、まだ見ぬ成功を夢見るバンド、そしてバンドを追いかけるファン。そんなバンドに関わる人達がテーマとなっている5つの作品を紹介します。

マンガペディア

『モッシュピット』/今野涼

最強を求める少年が人生を変える音楽に出会う青春ストーリー。地下格闘家で不敗を誇る少年・金城千歳は、ある日インディーズシーンで注目されているロックバンド・ジャイロと運命の出会いをする。ジャイロのフロントマン・深味の言葉に衝撃を受けた千歳は、ロックの道を歩むことを決意。転校先の札幌で、クセのあるメンバーとロックバンドを結成し、フェスに出演するための新人オーディションに挑戦する。

バンドは、やりたいと思ってもすぐに活躍できるわけではありません。メンバー集めから始まり、練習もやる気も必要です。本作は、結成したばかりのバンドが活躍できるようになるまでの物語です。主人公・金城千歳は、インディーズシーンで注目されているロックバンド・ジャイロのフロントマン・深味から「ロックスピリッツ」を教わります。しかし、当初の千歳は、巨体の格闘バカでロックのことは何も知りません。それでも、自分とフィーリングが合う奴を見つけては、「俺と一緒にバンドをヤレ」と半ば強制的に声をかけていきます。やがて千歳が持つロックスター的な魅力が、メンバーをバンド活動に惹き込んでいきます。千歳のバンドはボーカル、ギター、ベース、ドラムの4人編成で、定まった音楽性は見えないがパワ-だけはピカイチです。音の無い漫画で魅せる、若いバンドの迫力に刮目しましょう!

『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』/長田悠幸, 町田一八

アラサー女子が1度は捨てた音楽への夢を再び追いかけるオカルト・サクセスストーリー。本田紫織は、三菱学園高校で働くとても地味な英語教師。紫織が27歳の誕生日を迎えた日、ギターの神様・ジミ・ヘンドリックスが、なぜか彼女のもとに降臨。「27歳が終わる日までに音楽で伝説を残さなければ、君は死ぬ」と言われ、再び夢を追いかけてバンドを結成、伝説へのロードを歩み始める。

タイトルの「SHIORI EXPERIENCE」は紫織が教師を務める高校の軽音部で結成するバンド名です。ジミ・ヘンドリックスが率いた伝説のバンド「The Jimi Hendrix Experience」が由来です。ジミ・ヘンドリックスを含め、ジャニス・ジョプリンほか、「突出した才能を持ったミュージシャンは27歳で亡くなっている」という「27クラブ」の伝説を題材に作られた、熱いバンド物語です。紫織が、軽音部のアピールのために最初に選んだ曲は、ジミ・ヘンドリックスの代表曲「パープル・ヘイズ(紫のけむり)」です。霊となったジミ・ヘンドリックス本人が演奏指導するという、夢のようなシーンが描かれます。オカルトチックではありますが、その演奏の凄さが伝わる場面です。「へんなおじさん」ことジミ・ヘンドリックスの曲を聴いてから読むと、ライブシーンの迫力が倍増すること間違い無しです。

『カノジョは嘘を愛しすぎてる』/青木琴美

音楽業界に渦巻く人間模様を描く恋愛物語。小笠原秋(通称・アキ)は、人気バンド「CRUDE PLAY(クリプレ)」の元メンバーで、凄腕の作曲家。トラブルが原因で恋人やプロデューサーと縁を切ったアキは、通りすがりの女子高校生・小枝理子(通称・リコ)に声をかける。リコは、アキの正体も知らぬまま付き合い、音楽の世界へと足を踏み入れることとなる。第59回小学館漫画賞(少女向け部門)受賞。2013年に実写映画およびテレビドラマ化。

成功を収めたバンドとその元メンバー、そして未来の成功を夢見る若き少女が織りなす、バンドや音楽業界をテーマとした恋愛模様を描いています。ちなみに本作に登場するバンド「CRUDE PLAY」も、同じくアキが楽曲提供を行うリコのバンド「MUSH&Co」も、JPOP系の聞きやすいメロディアスな曲調が特徴です。身近な恋愛模様を楽曲に織り込み、物語ともリンクしています。すでに成功しているバンド「CRUDE PLAY」のメンバーや、これから成功を夢見るリコたちの音楽への思いは、世代の違いもあり、かなり異なるものとなっています。それぞれの立場から、何のために音楽を、バンドをやっているのか、それが恋愛とどう関わるのかにドキドキしながら読める作品です。

『デトロイト・メタル・シティ』/若杉公徳

デスメタルバンドの苦悩を描くバンドギャグ漫画。ポップな音楽が大好きな根岸崇一は、大学卒業後に、夢だったレコード会社との契約に成功する。しかし、事務所は崇一を、悪魔系デスメタル・バンド「デトロイト・メタル・シティ(通称・DMC)」のギター・ボーカル「ヨハネ・クラウザーII世(通称・クラウザー)」としてデビューさせた。崇一の意志に反して、バンドは大ブレイク。クラウザーはカリスマと化していく。2008年に実写映画化。2009年にテレビアニメ化。

一口にバンドと言っても、ジャンルによって表現は大きく変化します。ましてや本作の様な、ビジュアルを重視したデスメタルバンドとなると、決して万人受けすることが無いのは間違いありません。ただし、色々な音楽のジャンルには、マニアというファンが存在します。マニアなファンにとっては、一般的に理解しがたい世界こそが、至福の存在であるものです。本作は、そういった万人受けしない部分を誇張することで笑いにするギャグ漫画です。そして、本作をきっかけにデスメタル音楽のファンになったという人も多いのです。漫画を読むだけは満足できず、作中に登場するオリジナル曲を実際に作ってしまう、「デトロイト・メタル・シティ」のコピーバンドも実在します。漫画という枠を超えたバンド作品でもあるのです。

『NANAーナナー』/矢沢あい

2人の女性の不思議な友情と恋愛模様を描く恋愛ストーリー。小松奈々(通称・奈々)は彼氏を追って、大崎ナナ(通称・ナナ)はプロのミュージシャンを目指すため、上京。そんな2人は、新幹線での出会いをきっかけに、東京で同居生活を始める。奈々が大ファンの、本城蓮が所属するバンド「TRAPNEST」と、ナナがヴォーカルを務めるバンド「BLACK STONES」。2人の「ナナ」とバンドメンバーが物語を織りなしていく。2005年、2006年に実写映画化。2006年にテレビアニメ化。

本作には「TRAPNEST」と「BLACK STONES」という、2つのパンクバンドが登場します。主に、バンドに関わる人達の人間模様を描いたヒューマンドラマです。パンクバンドをモチーフにしているため、大崎ナナを含め、それぞれのバンドメンバーのファッションは、全員パンクを意識したものになっています。ピアスやタトゥといった、パンクバンドらしいものが多いです。また、演奏シーンでも、ストラップを長めにして腰あたりでギターを弾くといった、パンクバンドらしい姿を多く描いています。また、実写映画番の挿入歌として発売された楽曲「GLAMOROUS SKY」は、本作の作者・矢沢あいが作詞を担当しており、作品のイメージを色濃く反映しています。これから読む人は、是非それらの曲を聴いてから読むと、よりバンドのイメージがつかめるでしょう。

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