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2020-02-10

人間味溢れる魔王もイイね!オススメ漫画5選

人間味溢れる魔王もイイね!オススメ漫画5選

魔王は漫画やゲームの世界でラスボス扱いされることが多いですが、胸の内で何を思っているかは本人にしか解りません。今回は人間の行動に翻弄されたり、有能過ぎる人間の秘書の扱いに困っている魔王や、勇者に友好的な魔王など、様々な感情を持った人間味溢れる魔王が登場する漫画作品を紹介します。

マンガペディア

『魔王城でおやすみ』/熊之股鍵次

人質としてさらわれた人間の姫が、睡眠の質向上のために魔王城内を平然と歩き回るファンタジーコメディ漫画。人と魔物が存在する時代に、魔王タソガレがこの世の全ての支配を求め、人質として人類統一国家カイミーン国のスヤリス姫ことオーロラ・栖夜(スヤ)・リース・カイミーンを連れ去った。カイミーン国の人間たちが危惧するような扱いは受けていなかったスヤリス姫だが、人質にもかかわらず快眠を求めて魔王城内で積極的に探検し、魔物たちを戸惑わせるのだった。

本作に登場する魔王は、主人公のスヤリス姫をさらった魔王タソガレ。スヤリス姫に対して寝床も食事も用意し、人質にしては悪くない環境を与えていると言って良いでしょう。しかし、スヤリス姫の睡眠へのこだわりは尋常ではなく、部屋を抜け出し、極上の睡眠をもたらすだろう材料を探し求めて城内をうろつくようになります。安眠の為なら手段を選ばないところがあり、好き勝手に行動するマイペースなスヤリス姫に対して魔王タソガレは扱いに困っています。スヤリス姫のかわいらしい見た目に反して意外とタフで物怖じしない性格が段々クセになる、癒し系ファンタジーが読みたい人におすすめの一冊です。

『自殺したい女勇者に魔王が困らされています!』/ぶしやま

自殺願望のある女勇者と魔王の攻防を描いたギャグファンタジー漫画。高校生の赤上摩那(マナ)は人生に絶望し、自殺しようとしたが、お節介な天の声によって勇者マナとして異世界へとばされる。おまけに不死スキルまでつけられ厄介な体となってしまったマナは、魔王が住む魔王城へと向かい、魔王に自分を殺して欲しいと直談判する。殺さなければ逆に殺されることになった魔王は、マナを完全に死なせるために、他者に協力を求めながら手を尽くすこととなる。

魔王は、絶対的な力を持つ存在として魔界を統べていたものの、不死スキルを持つ勇者マナの前ではどんな攻撃も通じません。最初は「まな板に鯉」状態の、自殺願望を持つ女勇者など一瞬で倒せると侮っていた魔王でしたが、首を切っても火で焼いてもすぐに復活し、殺しきれないマナに対して次第に焦りが芽生えてきます。魔王は見た目や態度には表さないものの、内心では不死のマナに対してかなり動揺していました。マナからは殺してくれなければお前を殺すと脅されているため魔王は必死ですが、マナの不死スキルの威力は絶大だ。他者の力を借りながらでも何とかマナを殺そうとしますが、猛毒沼でも耐性がついてしまい殺せず、魔王が次第に追い詰められていく姿がユニークに描かれています。

『魔王の秘書』/鴨鍋かもつ

魔王と有能すぎる人間の秘書のやり取りを描いた異世界ファンタジー漫画。永い眠りから覚めた魔王は、世界征服のために人間のことを知るべく、部下たちに命じて人間を捕らえさせた。しかしその人間はやけに物分かりが良すぎる女性で、魔王側で生きることをすんなりと受け入れ、奴隷としてではなく、秘書として働くことを要求。人類を追い詰める過程を楽しもうとしていた魔王に対し、秘書はマッハのスピードで人類滅亡への策を提案してくるのだった。

本作に登場する魔王は、恐ろしい見た目に反して感情表現が豊かです。世界征服の手はじめとして敵を知るべく、人間を捕らえてその知能を利用しようとしていたところ、某先進国の国王秘書を務めていた有能過ぎる女性が連れてこられましたが、あまりに有能なため計画が狂ってしまいます。また、実は魔王には愛した人間との間に生まれた亜人と呼ばれる存在がいました。亜人は人間からも魔物からも疎まれる存在だった為にひっそりと暮らしていましたが、秘書の策によって状況が良い方向へと変わり、亜人が魔王城の魔物たちに受け入れられるようになります。亜人が隠れ住む必要が無くなったのは喜ばしいことなのですが、亜人が傷付かぬよう庇護してきた魔王としては複雑な心境のようで、いじけるその姿もまたチャーミングです。

『魔王のかわいいヤマダはよいこ』/きあま 紀一

30代独身のサラリーマンが異世界で子供たちと同級生として過ごす異世界ファンタジー漫画。山田は33歳独身のごく普通のサラリーマンだったが、ある日、電車に乗っていて空いた座席に腰をおろしたとたん異世界へと辿りついていた。偶然その場に居合わせた幼女のような見た目で自らのことを「まおぅ」と呼ぶ幼い魔王に気に入られ保護されるが、異世界では30代は大人ではなくまだまだ子供。見た目は幼い魔王や小さな子供たちと同級生として過ごすこととなる。

本作に登場する魔王は、幼女姿で可愛らしいです。人間の山田のことを気に入った魔王は山田に対して少々過保護気味であり、ちょっとしたことでも頭を撫でて褒めてくれます。自分を子供扱いしてくる魔王に山田は気恥ずかしさを感じながらも、癒しも感じています。それは大人になればなるほど褒められる機会が減っていくからなのではないでしょうか。また、魔王の角が山田に刺さったことをきっかけに、魔王は山田の保護者になることになりました。幼女のような姿の魔王と、その子供として異世界で生きることになった33歳の山田。子供と大人が逆転したような立場で、二人が織り成すゆるふわな日常が描かれ、読めばきっと、普段の生活で心の潤いが不足している人ならなおさら、安らぎや癒しを感じられることでしょう。

『まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」』/石田 あきら, 橙乃 ままれ, 水玉 螢之丞, toi8

橙乃ままれの小説を原作としたコミカライズ作品。人間と魔族が戦いを繰り広げる世界を舞台にしたファンタジー漫画。勇者は魔王を倒すために魔王城へと乗り込み、魔王と対面を果たす。そこで、魔王が理路整然と話す世界の在り方について衝撃を受ける。魔王を倒せば平和が訪れると考えていた勇者にとって、その話は目から鱗でしかなく、魔王を倒すだけでは何の解決にもならないことを知った勇者は、魔王と手を組み、まだ見ぬ「丘のむこう」を目指す旅を始めるのだった。2013年テレビアニメ化。

本作に登場する魔王は一般的な魔王のイメージとはかけ離れています。美しい女性の姿をしており、豊富な知識を持ち合わせている平和主義者です。他者をおびえさせるような威圧感は全くなく、それどころか慈愛さえ感じられる物腰です。魔王は本を通して経済学を学び、戦争を本当の意味で平和的に終わらせることを望んでいました。全ての種族が幸せに生きるというような理想を語るのは容易いですが、実現するにはどうすれば良いのか。魔王と勇者が少しずつ距離を縮めながら、農業や経済などあらゆる方面から世界を見直して理想の世界を築こうとする姿が描かれ、読み進める内に二人がどのような結末に行きつくのか見届けたくなるはずです。

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