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2020-03-30

生き方に悩むお年頃「アラサー女子」特集

生き方に悩むお年頃「アラサー女子」特集

2019年1月に『トクサツガガガ』がテレビドラマ化されました。そこで『トクサツガガガ』にちなんでアラサー女子が主人公の漫画を紹介します。アラサー女子ならではの悩みを描いた人間ドラマ5作品をピックアップしました。

マンガペディア

『トクサツガガガ』/丹羽庭

主人公のOL・仲村叶はアラサー女子だ。彼女には密かに全力で楽しんでいる趣味がある。それは「特撮ヒーロー」だ。テレビで放送されている「特撮ヒーロー番組」は、幼い子ども向けに作られている。ゆえに、アラサー女子の仲村にとっては、周囲に大っぴらに言いにくい趣味なのだ。仲村は、休日に録画した番組を見て過ごすのが何よりも幸せ。そんな彼女は厳格な母親にも、「特撮ヒーロー」が好きだと明かせずにいた。趣味に生きるアラサー女子の葛藤、そして夢中になるものがある幸せを描いた物語だ。

本作には、主人公・仲村叶をはじめとした、様々な「特撮ヒーローオタク」が登場します。オタクゆえの「あるある」や悩み、幸せを描いた物語です。アラサー女子の仲村は、ワンルームマンションで1人暮らしをしています。大好きな「特撮ヒーロー」のDVDやグッズが溢れている家には、誰も呼べません。仲村は「特撮ヒーロー」にお金をつぎこむため生活費を節約し、会社には弁当を持参しています。疲れていても、「特撮ヒーロー」の名言に倣って、電車では老人に席を譲ります。そんな行動により、実態とは裏腹に、彼女は会社で「女子力が高い」と評されています。ですが、ある日「特撮ヒーローオタク」の友達ができたことで、彼女の生活にも変化が訪れます。彼らと交流し、大好きな趣味について語り合うことで、ひとりで楽しんでいた時には考えられなかった問題や悩みにも直面します。オタク趣味の楽しさだけでなく、それゆえの悩みや、深い闇の部分まで言及した作品です。

『クローバー trefle』/稚野鳥子

ホテル東洋に勤務するOL・鈴木妃女子はアラサー女子。3姉妹の長女だ。2人の妹も、ホテル東洋で働いている。同期たちが次々と結婚する中、気づけば30歳目前で、ただひとりの独身。妹たちには、恋人や結婚の話もちらほら。そんなある日、妃女子は会社である噂を聞く。それは、”社内で有名なプレイボーイ・細谷武人の、お尻にある3つのホクロを3回撫でると玉の輿に乗れる”という、とんでもないものだった。

稚野鳥子の代表作『クローバー』の続編。主人公・鈴木妃女子は、前作のヒロイン・鈴木沙耶の同期です。同じ「鈴木」という苗字を持つ妃女子と沙耶は、よく比較されていました。沙耶は「ホテル東洋」社内でも屈指のエリート・柘植暁と結婚して退職。アラサー女子となった妃女子は、社内で「負け組の鈴木」と呼ばれています。妃女子たち3姉妹の両親は、妃女子が中学生の時に事故で亡くなりました。それ以来、2人の妹を立派に育てるため、母親代わりとして奮闘してきました。妹たちが就職し、自分の人生を生きようと気づいた時には「アラサー女子」。妃女子は、孤独感と年齢的な焦りを抱えていました。そして、「玉の輿に乗れる」というジンクスを持つ同僚・細谷武人に声をかけます。打算的な気持ちから始まった関係ですが、やがて妃女子は、細谷のことを本気で好きになります。しかしこの恋には大きな障害がありました。自分の気持ちだけでは恋に向き合えない、アラサー女子の複雑な恋愛を描いた物語です。

『Bread&Butter』/芦原妃名子

主人公・深田柚季は、アラサー女子の小学校教諭だ。しかし、ある出来事をきっかけに退職。34歳で婚活を始めるが、結婚に対してのビジョンが見えずに悩んでいた。そんな時、文房具屋の傍らでパンを売る店主・原洋一と出会う。柚季は、彼の作ったコッペパンに感動。その場で、洋一に結婚の申し込みをする。洋一は驚きながらも結婚を承諾。アラサー女子からの唐突なプロポーズから始まる2人の物語だ。

アラサー女子の深田柚季と原洋一は、初対面で結婚の約束をしました。お互いのことを何も知らない状態からのスタートです。2人を繋いだのは、洋一の作ったパン。柚季は、彼のパンを食べて、「この人となら美味しくご飯が食べられる」と感じました。自然と「結婚」をイメージできたので、結婚を申し込んだのです。洋一も柚季の申し出を受け入れ、彼女の両親に挨拶することに。その後、洋一は徐々に柚季に過去を明かしていきます。ある老夫婦から店を譲り受けたこと、その時にパンの作り方も受け継いだこと、15年付き合って別れた彼女がいたこと…。しかし洋一には、さらなる過去がありました。贅沢な材料を好きなだけ使って作るパンは、美味しいけれど経費が嵩みます。赤字経営のはずなのに、洋一はお金に困った様子もありません。それは洋一が、突然休載した売れっ子漫画家だからです。アラサー女子からの唐突なプロポーズから始まる物語、目の離せない展開が続く作品です。

『崖っぷち天使マジカルハンナちゃん』/佐藤両々

既存の魔法少女作品のアンチテーゼ的なギャグ漫画。アラサー女子のOL・道上帆南は、29歳の誕生日に、4年間付き合った恋人にフラれた。やけ酒を煽った帰り道、帆南は、道端に落ちていた猫のぬいぐるみを拾う。しかし、一見するとぬいぐるみに見えた猫は、動いた上に日本語をしゃべりだした。メイシンと名乗った猫は、別世界から来た生命体だという。メイシンは、自分を拾ってくれた心優しい人間を「魔法少女」にする力を持っていた。こうして、アラサー女子の魔法少女・帆南(ハンナ)が誕生。メイシンは、ハンナにあることを依頼する。

主人公・道上帆南は、アラサー女子です。幼い頃から母親に、言葉に出すと本当のことになりやすいという「言霊」の話を聞かされて育ちました。幼い頃にいつも「魔法少女になる」と言っていた帆南。30歳を迎える頃、その「言霊」が現実となります。別世界からやってきた、人間の言葉を喋る猫・メイシンの力で、「魔法少女」になったのです。しかしメイシンは、帆南(ハンナ)が10代の少女ではなく、アラサー女子なことを嘆き悲しみます。自分を拾ってくれた心優しい人間を「魔法少女」にする力を持つメイシンは、かわいい少女に拾われたかったのです。失恋、そして年齢的にアウトな格好での魔法少女活動で、帆南の日常は、悲惨なものになっていきます。本作では、ストーリーが進むにつれて、ファンタジックな話よりも、人間関係に焦点が置かれるようになります。リアルな人間ドラマが描かれているのが特徴的な作品です。

『東京タラレバ娘』/東村アキコ

アラサー女子の恋愛や結婚観を、コミカルな演出を交えて描いている。アラサーの鎌田倫子、香、小雪の独身女3人組は、学生時代からの友人同士。気づけば、3人揃って33歳のアラサー女子。頻繁に3人で集まっては、「女子会」と称して呑み会を開いていた。しかも、ここ最近は恋愛話もなく、こうしてい「たら」、ああしてい「れば」、と嘆くだけ。そんな倫子たちの近くで呑んでいたイケメンに「タラレバ女」と言われてしまう。後日、倫子はそのイケメンと仕事で再会してしまう。2017年にテレビドラマ化された。

鎌田倫子、香、小雪の独身女3人組は、いつも女子だけで呑み会をして、日頃の憂さを晴らしていました。3人の話は、「こうしていたら」「ああしていれば」と根拠のない「もしも」の話ばかり。そんな倫子たちを、「タラレバ女」と命名したイケメンがいました。彼は、KEYという芸名の人気モデルでした。脚本家として働く倫子は、自分が脚本を担当するドラマの撮影現場で、ばったりKEYと再会。脚本を批判したKEYに、喧嘩をふっかけてしまいます。結果、倫子はドラマから降ろされるのです。脚本家を辞めると荒れた倫子は、傷心旅行に出かけます。そんな倫子のもとにKEYが駆けつけ、2人の距離は縮まります。その後も、自分の幸せを追うあまりに、都合の悪いことから目を逸らし続ける、アラサー女子3人組。KEYもまた、彼女たちに痛烈に真実をぶつけ続けます。幸せとは何か、後悔しない生き方とは何かを真剣に考えさせられる物語です。

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