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2020-04-07

【2020年本屋大賞発表!】『流浪の月』(凪良ゆう)に決定!「加害者」と「被害者」、時を経て再び出会う2人の運命

【2020年本屋大賞発表!】『流浪の月』(凪良ゆう)に決定!「加害者」と「被害者」、時を経て再び出会う2人の運命

2020年本屋大賞が4月7日(火)に発表され、『流浪の月』(凪良ゆう/東京創元社)が選ばれました! 「全国書店員が選んだ いちばん! 売りたい本」をテーマにした本屋大賞は2020年で第17回目。 大賞・ノミネート作品と順位、翻訳部門大賞は以下です。

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▼2021年本屋大賞が発表されました!

2020年本屋大賞と順位

大賞『流浪の月』/凪良ゆう

**せっかくの善意を、

わたしは捨てていく。

そんなものでは、

わたしはかけらも救われない。


愛ではない。けれどそばにいたい。

実力派作家が放つ、息をのむ傑作。**


あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたいーー。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。

主人公たちが出会い、そして離れた時、ふたりの立場は社会的には「加害者」と「被害者」と呼ばれるものでした。そこから時を経て、ありえるはずもなかった再会をしてしまったところから、物語は大きく動きます。
現代日本を舞台にしているという点でファンタジー設定ではないですが、非現実を丁寧に描写しきった作品です。
登場人物ほぼ全員が現実には大きく傷つき、泥をかぶっていますが、その泥からスッと美しく伸びて咲く蓮の花のような、印象的な読後感を得るでしょう。

2位『ライオンのおやつ』/小川糸

人生の最後に食べたいおやつは何ですかーー若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、穏やかな景色のなか、本当にしたかったことを考える。ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいたーー食べて、生きて、この世から旅立つ。すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。

3位『線は、僕を描く』/砥上裕將

小説の向こうに絵が見える!


美しさに涙あふれる読書体験両親を交通事故で失い、喪失感の中にあった大学生の青山霜介は、アルバイト先の展覧会場で水墨画の巨匠・篠田湖山と出会う。なぜか湖山に気に入られ、その場で内弟子にされてしまう霜介。それに反発した湖山の孫・千瑛は、翌年の「湖山賞」をかけて霜介と勝負すると宣言する。水墨画とは、筆先から生みだされる「線」の芸術。描くのは「命」。はじめての水墨画に戸惑いながらも魅了されていく霜介は、線を描くことで次第に恢復していく。


絶賛の声、続々!!!

4位『ノースライト』/横山秀夫

一級建築士の青瀬は、信濃追分に向かっていた。たっての希望で設計した新築の家。しかし、越してきたはずの家族の姿はなく、ただ一脚の古い椅子だけが浅間山を望むように残されていた。一家はどこへ消えたのか? 伝説の建築家タウトと椅子の関係は? 事務所の命運を懸けたコンペの成り行きは? 待望の新作長編ミステリー。

5位『熱源』/川越宗一

降りかかる理不尽は「文明」を名乗っていた。

樺太アイヌの闘いと冒険を描く前代未聞の傑作!


樺太(サハリン)で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ。

開拓使たちに故郷を奪われ、集団移住を強いられたのち、天然痘やコレラの流行で妻や多くの友人たちを亡くした彼は、やがて山辺安之助と名前を変え、ふたたび樺太に戻ることを志す。


一方、ブロニスワフ・ピウスツキは、リトアニアに生まれた。

ロシアの強烈な同化政策により母語であるポーランド語を話すことも許されなかった彼は、皇帝の暗殺計画に巻き込まれ、苦役囚として樺太に送られる。


日本人にされそうになったアイヌと、ロシア人にされそうになったポーランド人。

文明を押し付けられ、それによってアイデンティティを揺るがされた経験を持つ二人が、樺太で出会い、自らが守り継ぎたいものの正体に辿り着く。


金田一京助がその半生を「あいぬ物語」としてまとめた山辺安之助の生涯を軸に描かれた、読者の心に「熱」を残さずにはおかない書き下ろし歴史大作。

6位『medium 霊媒探偵城塚翡翠』/相沢沙呼

三冠獲得!

「このミステリーがすごい!」2020年版国内篇 第一位

「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング 第一位

「2019年ベストブック」(Apple Books)2019ベストミステリー


推理作家として難事件を解決してきた香月史郎【こうげつしろう】は、心に傷を負った女性、城塚翡翠【じょうづかひすい】と出逢う。彼女は霊媒であり、死者の言葉を伝えることができる。しかし、そこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かわなくてはならない。一方、巷では姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていた。一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることができるとすれば、それは翡翠の力のみ。だが、殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていたーー。

7位『夏物語』/川上未映子

大阪の下町に生まれ育ち、小説家を目指し上京した夏子。38歳になる彼女には、ひそやかな願いが芽生えつつあった。「自分の子どもに会いたい」ーーでも、相手もおらんのに、どうやって?


周囲のさまざまな人々が、夏子に心をうちあける。身体の変化へのとまどい、性別役割をめぐる違和感、世界への居場所のなさ、そして子どもをもつか、もたないか。悲喜こもごもの語りは、この世界へ生み、生まれることの意味を投げかける。


パートナーなしの出産を目指す夏子は、「精子提供」で生まれ、本当の父を探す逢沢潤と出会い、心を寄せていく。いっぽう彼の恋人である善百合子は、出産は親たちの「身勝手な賭け」だと言う。

「どうしてこんな暴力的なことを、みんな笑顔でつづけることができるんだろう」

苦痛に満ちた切実な問いかけに、夏子の心は揺らぐ。この世界は、生まれてくるのに値するのだろうかーー。


芥川賞受賞作「乳と卵」の登場人物たちがあらたに織りなす物語は、生命の意味をめぐる真摯な問いを、切ない詩情と泣き笑いの極上の筆致で描き切る。


ページを繰る手が止まらない、エネルギーに満ちた世界文学の誕生!

8位『ムゲンのi』/知念実希人

展開も結末も予測不可能、文句なしの超大作!!眠り続ける謎の病気「イレス」の患者を識名愛衣は同時に三人も担当していた。治療法に悩む愛衣が霊媒師のユタである祖母に相談すると、「患者の夢幻の世界で魂の救済<マブイグミ>をすれば目覚める」という。愛衣は助言どおりに夢幻の世界に飛び込み、魂の分身<うさぎ猫のククル>と一緒に三人のマブイグミをすることにーー。『崩れる脳を抱きしめて』『ひとつむぎの手』二年連続本屋大賞ノミネートの著者最新作!

9位『店長がバカすぎて』/早見和真

10位『むかしむかしあるところに、死体がありました。』/青柳碧人

昔ばなし、な・の・に、新しい!鬼退治。桃太郎って……え、そうなの?大きくなあれ。一寸法師が……ヤバすぎる!ここ掘れワンワン。埋まっているのは……ええ!?

「浦島太郎」や「鶴の恩返し」といった皆さんご存じの《日本昔ばなし》を、密室やアリバイ、ダイイングメッセージといったミステリのテーマで読み解く全く新しいミステリ!「一寸法師の不在証明」「花咲か死者伝言」「つるの倒叙がえし」「密室龍宮城」「絶海の鬼ヶ島」の全5編収録。

翻訳小説部門 1位『アーモンド』/ソン・ウォンピョン(訳)矢島暁子

扁桃体(アーモンド)が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない十六歳のユンジェは、目の前で家族が通り魔に襲われたときも、無表情で見つめているだけだった。そんな彼の前に、もう一人の“怪物”が現れて……。「わが子が期待とは全く違う姿に成長したとしても、変わることなく愛情を注げるか」ーー出産時に芽生えた著者自身の問いをもとに誕生した、喪失と再生、そして成長の物語。

翻訳小説部門 2位『掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集』/ルシア・ベルリン(訳)岸本佐知子

翻訳小説部門 3位『三体 』/劉慈欣(訳)大森 望,光吉さくら,ワン チャイ,立原 透耶

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