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2020-09-29

「機動戦士ガンダム」一年戦争のアナザーストーリー特集!オススメ漫画5選

「機動戦士ガンダム」一年戦争のアナザーストーリー特集!オススメ漫画5選

一年戦争とはアニメ「機動戦士ガンダム」においてジオン公国が独立のために起こした約1年にわたる戦争です。今も物語として深みと広がりを展開し続けるガンダムの世界観。その中でも一年戦争を題材にした作品が様々な媒体で作られ楽しまれています。今回はその戦中を漫画で描いた作品を紹介します。

マンガペディア

『機動戦士ガンダム アグレッサー』/万乗大智, 矢立肇, 富野由悠季

一年戦争後期を舞台に、ジオン軍からの亡命兵で構成された地球連邦軍の部隊の活躍を描いた作品。亡命兵で組織された連邦の部隊「アグレッサー」。連邦軍部では孤立し、ジオンからも糾弾されるこの部隊に所属する面々の活躍が本作では描かれる。新型機「レッドライダー」を駆る、部隊所属の少年パイロットのチェイス・スカルガードと、ジオンのグフとザクの2機からなる特殊工作部隊との戦闘から物語は始まる。敵兵に罵倒されつつもアグレッサーは相手を退けるのであった。

アグレッサー部隊は亡命兵で構成されるがゆえに味方からも疎まれ、危険な前線で戦い戦果をあげてきた部隊です。その活躍とは裏腹に敵味方双方より疎まれるアグレッサー部隊の悲哀も、本作では描かれています。葛藤するチェイスの孤独な戦いは、どこかヒロイックです。そうしたチェイスをはじめ感情移入できるキャラクターが多数登場する本作。だからこそ、その戦いには胸を打たれます。他の登場人物も一人ひとり個性が分かりやすいのも本作の特徴です。また同作者の描いた『機動戦士ガンダム 黒衣の狩人』からのキャラクターも本作には登場します。こちらもオススメの作品です。代表作であるゴルフ漫画『DAN DOH!!』で人気を博した作者による意欲作です。

『機動戦士ガンダム MSジェネレーション』/中原 れい, 矢立肇・富野由悠季

従軍カメラマンの目から見た一年戦争を中心に描かれるオムニバス作品。スペースコロニー・サイド6の新聞社所属のカメラマンのトーマス・P・イムス。一年戦争開始直前のある日、トーマスはひょんなことから、ジオニック社の機密であるモビルスーツ(MS)・ザク?(旧ザク)を目撃してしまう。そのことからジオンに追われることとなったトーマス。なりゆきとして彼は従軍カメラマンとなり、戦地へおもむき取材を続けていくのであった。

トーマスの取材を通し、彼の視点から見た一年戦争開戦から終戦までのエピソードを中心に綴られる本作。その第一の目玉として、本作オリジナルのMS「ガンダムGT-FOUR」の活躍があげられるでしょう。「機動戦士ガンダム」の続編「機動戦士Ζガンダム」で登場する、航空形態への変形が可能な「可変MS」のプロトタイプ的な機体です。GT-FOURと、ジオン残党が敗戦後に持ち出す可変MS「ザクスピード」の戦闘は見ものです。本作をはじめ物語と物語をつなぐミッシングリンク的なエピソードは後年、アニメ・漫画・ゲームなど様々な媒体で多数作られており、本作はその一つです。ちなみにその代表的な例に小説・アニメ・漫画で展開され人気を博した「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」があります。

『機動戦士ガンダム0079外伝 MS戦記』/富野 由悠季, 矢立 肇, 近藤 和久, 高橋 昌也

ジオンの一少年兵の視点で、苛烈な一年戦争を描いた作品。ジオン軍の少年兵・フレデリック・ブラウン。彼は幼少時より劣等生であったが、努力の末に軍の訓練学校に入学する。だが、実地訓練のさなかジオン公国が地球連邦政府に宣戦布告したため、なし崩し的に従軍することとなる。仲間の死や、連邦軍の白いMS「ガンダム」との戦闘など、過酷な戦いを生き延び一人前の兵士として成長していくフレデリックの物語が描かれる。

本作のハイライトは、アニメでは主役機のガンダムとのフリデリックらとの戦闘でしょう。次々と仲間の機体が撃破され、フレデリックも機体を損傷するも一命を取り留めます。ジオンの一般兵士から見たガンダムの圧倒的な強さはまさに悪魔のようです。また、アニメと時系列を共有しながら、戦争の残酷さ、戦場の過酷さが強調されて描かれているのも特徴的です。なお、アニメ「機動戦士ガンダム」は一年戦争終戦までの4か月を描いた作品です。ガンダム漫画の第一人者により描かれた、アニメの外伝的な位置づけの本作。アニメでは敵軍であるジオン軍の視点で一年戦争を描いた最初期の作品です。数度の復刊を経て後続に大きな影響を与えてきた傑作です。緻密に描かれたMSはモデラーの間でも話題になり、後に商品化もされました。

『機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ』/虎哉 孝征, 大河原 邦男, 富野 由悠季, 矢立 肇

主人公ら、ジオン軍のエースパイロットの活躍と生き様を描いた作品。ジオン公国の名家の生まれで「白狼(ホワイトウルフ)」の異名をとるエースパイロットのシン・マツナガ。謎に包まれていた彼の生涯を、一年戦争を舞台に描き出す。冒頭、一年戦争末期にジオンの要所ソロモンがドズル・ザビ中将の死とともに陥落する場面から物語は始まる。そこから時はさかのぼり、ドズル旗下に志願するマツナガ。まもなく彼は一年戦争緒戦で戦功を収め「白狼」の異名で呼ばれることとなる。

まず、本作のタイトル中の「MSV」とは「モビルスーツバリエーション」のことです。アニメ本編をベースに様々な媒体での企画により生み出されたMSの派生機や、企画自体を指します。そして「MSV-R」はその企画の続編です。「シン・マツナガ」という人物、彼専用の白いザクなどの機体は、このMSVから生まれ、それまで多く語られることはありませんでした。その彼の一年戦争を詳細に描いたのが本作です。本作は、同じくMSVから生まれた「真紅の稲妻」ジョニー・ライデンや、アニメでも活躍した「青き巨星」ランバ・ラル、「黒い三連星」などをはじめ、有名無名の様々なキャラが多数登場し、マツナガと関わっていきます。これまで展開されてきた多くの設定を巧みに取り入れており、ファン心理に訴える作品です。

『機動戦士ガンダム サンダーボルト 外伝』/太田垣康男, 矢立肇, 富野由悠季

一年戦争末期から終結後を舞台に、連邦・ジオンの2人のエースパイロットを巡る戦争ドラマを描く作品。帯電したデブリが飛び交う「サンダーボルト宙域」を舞台に、地球連邦軍所属部隊・ムーア同胞団のイオ・フレミングと、ジオン軍のリビング・デッド師団のダリル・ローレンツ、2人のエースの幾度にわたる宿命的な戦いが描かれる。外伝的作品に『機動戦士ガンダム サンダーボルト 外伝』がある。2015年、2017年に配信アニメ化。2016年、2017年にアニメ映画化された。

『MOONLIGHT MILE』で本格SFを描く作者が「ガンダム」の世界を舞台に、壮大なドラマを描く本作。緻密な作画と骨太な物語を楽しむことができます。終戦直前に繰り広げられる、連邦のエリートであるイオの「フルアーマーガンダム」と、ジオン軍兵士・ダリルの「サイコ・ザク」の激戦は鳥肌ものです。2人の宿命ともいえる戦いを中心に物語が展開していく本作は、戦闘描写もさることながら、物語や心理描写も秀逸です。物語は前述の激戦で一度ピークに達するも、終戦後も地球を舞台にさらに盛り上がり続けます。戦争とは、果ては人間とは何かという問いに踏み入った作品といっても過言ではありません。なお本作に登場するMSはプラモデルとしても商品展開され人気を博しています。

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