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2021-07-19

2020年ノンフィクション本大賞決定!『エンド・オブ・ライフ』在宅医療看護師から生き方を学ぶ1冊

2020年ノンフィクション本大賞決定!『エンド・オブ・ライフ』在宅医療看護師から生き方を学ぶ1冊

全国の書店員が「今いちばん売りたい本」を選ぶ「本屋大賞」と、「Yahoo!ニュース」が連携して新設された「Yahoo!ニュース | 本屋大賞 ノンフィクション本大賞」が発表されました。 大賞は佐々涼子『エンド・オブ・ライフ』。 在宅医療で活躍する医療看護師の姿を描き、終活について考えさせる作品です。

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▼2021年ノンフィクション本大賞ノミネート作品が発表されました!

2020年ノンフィクション本大賞『エンド・オブ・ライフ』あなたはその日を準備していますか

死ぬときは家にいたい、家族と一緒にいたい。しかし、家族の負担を考えればそんなことはできないだろう…そう思ったことはありますか。

終末期に家族といられるのはたしかに幸せかもしれません。「在宅医療」はそんな私たちの切ない思いを実現させてくれるものです。

在宅医療の現場にはさまざまな患者がいます。

自らの死の意味を問う人、愛する人に看取られる人、ぶつけようのない怒り、迷いに途方に暮れる人…

彼らと正面から向き合う訪問看護師は時として自分たちの判断で患者の命運を決めなければいけません。

可能な限り延命させるのか、それとも患者の残りの人生をできる限り幸せになるよう彼らの意思を優先させるのか。看護師も人間であり常に葛藤が存在します。

真摯に患者と向き合い続ける看護師たちの仕事に対する思い、考え方は日々何気なく生きている私たちに、「いつかくるその日」について考えるきっかけを与えてくれます。

2020年ノンフィクション本大賞『エンド・オブ・ライフ』余命半年の在宅看護師の言葉とは…

在宅医療の現場で働く森山文則(もりやまふみのり)さんはすい臓がんで余命半年を告げられました。当時48歳、小学生と高校生の2人の娘がいました。

医療看護師として数多くの患者と出会い、さまざまな死を見てきた森山さん。

患者の頼みにはできる限りの援助を行い、自身を在宅医療に捧げてきた彼は同僚からの信頼もとても厚く、「なぜこの人が死ななければならないのか」と周囲は嘆かずにはいられませんでした。

本作品の著者であり、過去に幾度の交流があった佐々涼子は、余命宣告の後、会ってほしいとの連絡を受けます。

森山さんは著者に何を告げるのか。

さまざまな死を見てきた彼は残りの人生をどう過ごすのか、そして死についてどう感じているのか。2人の対話を通じ、私たちは改めて終活について考えさせられます。

「死」について取材し続けた後、しばらく活動を休止していた著者。本作は身近な人である森山さんの「死」をきっかけに改めて著作に向かわせることになった作品です。

今後の人生をどう過ごすか、『エンド・オブ・ライフ』は生き方のヒントを教えてくれます。

佐々涼子の他作品はこちら!

 

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